食肉の別名いろいろ!「紅葉肉」といえば…なんの肉?
明日、8月29日は8(や)き29(にく)の語呂合わせで『焼肉の日』です。全国の焼肉店や小売店などで、これに連動したフェアやセールが開催されるようですので、この週末は焼肉でスタミナを補ってはいかがでしょうか?
ということで、本日は「食肉」をキーワードにした日本語クイズをお送りします。
【問題1】「紅葉肉」ってなんのお肉?
「紅葉肉(もみじにく)」とも呼ばれる食肉は、なんの動物のお肉でしょうか? お答えください。
ヒント:奈良県/花札
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 鹿 です。
食肉の一部には、「鶏肉=かしわ」「馬肉=桜」「イノシシ=牡丹」など、別名として植物の名前で呼ばれるものがございますね。「鹿肉=紅葉」もこのひとつです。
なぜこのような呼び方があるかといえば、江戸時代のあるトピックがきっかけです。江戸幕府五代将軍徳川綱吉の時代『生類憐みの令』が発令されましたね。極端なほどの動物愛護政策として有名ですが、これによって肉料理を商う店は廃業の危機に瀕しました。そこで肉料理の店は「滋養強壮に効くもの=肉」を扱う「薬屋」という建前で、食肉を植物名の隠語で扱い、商うようになったのです。ですので、江戸時代から食されていた食肉には隠語がございますが、明治時代以降に食されるようになった牛肉や豚肉には隠語がございません。
では2問目にまいりましょう。
【問題2】「銀杏肉」ってなんの肉?
「銀杏肉(いちょうにく)」とも呼ばれる食肉は、なんの動物のお肉でしょうか? お答えください。
ヒント:ネギ/そば
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 鴨肉(かもにく) です。
それぞれの食肉の隠語の由来ですが、有力な説をご紹介しますね。
・鶏肉=かしわ…柏の葉が、若葉以外の時期には茶色がかっているのが、鶏肉と色味が似ていたから。
・馬肉=桜…(1)さばいてすぐの馬肉は、他の食肉より色味が淡く、桜の花弁の色に似ているから。(2)桜の季節=春の馬肉は、越冬し脂がのっていておいしいから。
・イノシシ肉=牡丹…肉の色が濃く、牡丹の花弁のような色だから。
・鹿肉=紅葉(もみじ)…花札で、紅葉と一緒に鹿が描かれているから。
***
本日は、8月29日『焼肉の日』にちなんで、「食肉」の別名の呼び名や由来などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/全国食肉事業協同組合連合会ホームページ/TBSホールディングスホームページ/FUN!JAPANホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















