数ある輸入車ブランドのなかでも、知的で洗練された印象を放つのが、スウェーデンの“ボルボ”です。自然に囲まれた国ならではの環境への配慮も行き届き、乗り手のライフスタイルを静かに主張してくれます。今夏から日本にお目見えした『ES90』は、そんな“ボルボ”の哲学を強く感じさせる、美しい1台です。
自然とのつながりを感じさせる“ボルボ”の個性
国土の約3分の2が森林を占めるスウェーデンは高緯度地域のため、冬になると日照時間はとても短くなります。そのため、住まいのなかにも自然とのつながりを感じさせる天然素材を取り入れ、とても明るめの色合いを好む傾向にあるといわれています。北欧製の家具が天然素材を多用し、デザインや色から温もりを感じさせるのもそこに理由があります。
そんな国で育まれてきた“ボルボ”も、一番の魅力はスカンジナビアンデザイン。後席用のドアを備えたセダンタイプでありながら、「社長専用車」とは一線を画した流麗なプロポーションに心を奪われます。LEDを美しく配列した前後のライトも美しく、威圧感のない顔つきがユニセックスな個性を主張しています。
素材、曲線、静寂、光、音が生み出す北欧の世界
室内空間も“ボルボ”の真髄であるスカンジナビアのアイデンティティとデザイン思想に基づいています。全長が5mあるだけに後席は足元前方に余裕があり、座り心地も良好。運転席周りは前面パネルからドアの内張り部分まで乗員を優しく包み込むように仕立てられ、パネルに用いられるのは、国際的な森林認証制度「FSC認証」を受けた天然木。しかも裏側に設置されたLEDの光がウッドパネル表面に空けられた微細な穴を通してほんのりと優しく照らすのです。「派手なクラブっぽいイルミネーションはちょっと……」という方は、ぜひ体感してほしいです。
『ES90』はモーターだけで走る電気自動車で、アクセルペダルを踏み込んだときのざわめきがなく、遮音も行き届いています。静かな走行環境は音楽を楽しむうえでも大きなメリットに。写真の最上位モデルには英国“Bowers & Wilkins(バウワース アンド ウィルキンス)”のハイエンドオーディオシステムが搭載され、合計25個ものスピーカーによる高低レンジの広い臨場感あふれる音を再生します。どの席に座っても最高の音を楽しめて、乗り心地もまろやか。天井には最大99.9%のUVカット付きパノラマ・ガラスルーフを標準装備し、北欧の人々と同じように太陽や自然を身近に感じながら走れるのも魅力です。
万が一に備えて車内を見守ってくれる
電気自動車と聞くと充電の不安を抱くかもしれませんが、『ES90』は最上位モデルで一充電あたり720km(WLTCモード)という高性能。力強さも抜群で、温泉リゾートに向かう山道などもリズミカルに、ぶれることなく走っていきます。また、“ボルボ”が培ってきた大きなトピックに安全技術があります。『ES90』では周囲の状況を高精度に把握して衝突や危険回避をサポートするだけでなく、車内を見守る乗員検知システムも搭載。万が一人やペットが車内にいることを検知した場合、ロックできないようにして空調システムも作動するようになっています。
人間本位だけど決して利己的でない“ボルボ”の温もりあふれる哲学を、『ES90』との旅で感じてみてはいかが?
【VOLVO ES90 Ultra Twin Motor Performance】
車体寸法:全長5,000×全幅1,940㎜×全高1,545㎜
乗車定員:5名
車両本体価格:¥12,290,000
問い合わせ先
- TEXT :
- 櫻井 香さん ライフスタイルエディター
- PHOTO :
- 撮影/櫻井 香 写真提供/ボルボ・カー・ジャパン

















