京都・洛北に位置するラグジュアリーホテル「ザ・プリンス 京都宝ヶ池、オートグラフ コレクション」。京都駅から地下鉄で20分ほどの国際会館前駅至近で、宝ヶ池の緑を望めるホテルです。昭和の建築家である村野藤吾氏が最晩年に手掛けた設計で、自然に溶け込む思想の元、リラックスした時間を過ごすことができます。

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「ザ・プリンス 京都宝ヶ池、オートグラフ コレクション」外観

2026年11月20日(金)までの期間、開業40周年を記念したステイプラン「執事が案内する実相院門跡 特別拝観と茶寮会席付き洛北ステイ」(フォレストフロア1名¥39,321~)が販売されています。

ホテルからほど近い皇室ゆかりの実相院門跡へと執事によるガイドで拝観した後は、特別に仕立てられた茶寮での特別会席をいただけるプランになっています。本記事では、Precious.jpライターの試泊レポートを交え、ご紹介していきます。

非公開エリアへの拝観も!「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」の執事とめぐる実相院門跡&茶寮会席プラン

皇室ゆかりの「実相院門跡」特別拝観&茶文化体験

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「実相院門跡」

ホテルを出発して向かうのは「実相院門跡」。門跡とは、かつて皇室や公家が出家し住職を務めていた寺院のこと。格式の高い寺院である「実相院門跡」は鎌倉時代に創建され、800余年の歴史を持ちます。こちらを執事にご案内いただき、通常は非公開のエリアを拝観できるのがこのプラン最大の特徴です。

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「群鶴図襖」

「実相院門跡」がたどってきた歴史を伺いながら、多数収蔵されている襖絵や杉戸絵を鑑賞。多くが狩野派によるもので、ダイナミックな構図と精緻な筆跡を楽しむことができます。

また、歴代住職により書かれた「実相院日記」は、400年にわたる歴史が記された貴重な史料。くずし字で記されているため、一見しただけでは内容を理解するのは難しいのですが、執事による丁寧な解説のおかげで、歴史を身近に感じることができます。

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書院での茶文化体験
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心静かにお抹茶をいただく

拝観後は、通常は非公開エリアである書院で、門主自ら点てたお抹茶をいただけます。お抹茶をいただく。それも京都の門跡寺院でとなると、少し身構えてしまう方もいるかもしれません。しかし、椅子の有無をはじめとした希望を聞いていただけるので安心です。もちろん、本格的な作法に沿ってお抹茶をいただくことも可能ですよ。

※取材許可の下、撮影しています。一般拝観では室内撮影は禁止されています。

「秋薫る 松茸と近江牛の特別会席」を数寄屋造りの茶寮でいただく

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「茶寮」外観
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「茶寮」から日本庭園を望む。11月には紅葉も楽しめる

夕食の会場となる茶寮(ちゃりょう)は「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」の別棟。京都らしい数寄屋造りで、洗練された意匠を楽しみながら、秋の味覚があふれる「秋薫る 松茸と近江牛の特別会席」をいただくことができます。

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前菜「春菊と菊花のお浸し/薫サーモン/柿の酒蒸し/白掛け/松の実/海老蓑揚げ/生麩田楽/はじかみ」
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碗物「松茸の土瓶蒸し/三つ葉/酢橘

前菜は「春菊と菊花のお浸し/薫サーモン/柿の酒蒸し/白掛け/松の実/海老蓑揚げ/生麩田楽/はじかみ」。菊の花や柿といった秋の味覚が満載の前菜に期待が高まります。

碗物として「松茸の土瓶蒸し/三つ葉/酢橘」が登場。少し肌寒くなってきた季節にうれしい土瓶蒸しはマグロ出汁に松茸がたっぷり。素材の味を邪魔しないまぐろ出汁と松茸の香りが体に染み渡ります。

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御造「鮪 鯛 烏賊唐墨添え/あしらえ/醤油」
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蓋物「里芋萩饅頭 紅葉人参 海老 絹鞘 紅葉麩 生姜 湯葉茸餡」

絵画のように華やかな御造は「鮪 鯛 烏賊唐墨添え/あしらえ/醤油」。コクのあるマグロやタイの味わいはもちろんですが、もみじやうさぎにくり抜かれたあしらえのかわいらしさにも注目の一品です。

温かな蓋物は「里芋萩饅頭 紅葉人参 海老 絹鞘 紅葉麩 生姜 湯葉茸餡」。京都らしい生麩や湯葉を使ったきのこ餡が、萩饅頭にかけられています。里芋を使った饅頭は滋味深く、秋の深まりを感じさせます。

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小鍋「近江牛と松茸のしゃぶしゃぶ/鍋野菜/茸いろいろ/薬味/ぽん酢」

メインとなる小鍋は「近江牛と松茸のしゃぶしゃぶ/鍋野菜/茸いろいろ/薬味/ぽん酢」。松茸をはじめとするきのこの旨味たっぷりの出汁で、近江牛をしゃぶしゃぶしていただけます。近江牛は口の中でほどけるような柔らかさ。贅沢の極みを味わえます。

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飯物「握り寿司3種」

飯物は「握り寿司3種」。この日は中トロ、タイ、カンパチ。山椒の効いた赤出汁の留椀と共に提供されます。素材のよさが際立つ寿司と山椒の効いた赤出汁の組み合わせは極上。食事の最後のメニューではありますが、するすると食べられました。

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水物「甘味と果物の盛り合わせ」

水物「甘味と果物の盛り合わせ」には季節のフルーツと卵焼きで栗きんとんを巻いた甘味が登場。みずみずしい果物と、やさしい甘さの甘味で会席が締めくくられます。

京の朝食をいただいた後は、村野建築や貴船神社を楽しむのはいかが

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和洋ブッフェ朝食
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京都ならではのメニューが並ぶ

朝食は1階メインダイニング「いと桜」または、地階「宴会場」にて、和洋ブッフェをいただけます。

おばんざいや、お漬物を使ったお茶漬けなど地元食材が使われた京都ならではのメニューを楽しむことができます。コンチネンタルなブレックファーストも用意されているので、そのときの気分や体調に合わせて食べることができるのがうれしいですね。

近隣の寺社への拝観は朝がおすすめ

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「貴船神社」参道

翌日の行程としておすすめなのが、近隣の貴船神社や三千院への拝観。朝のうちなら混雑が少なく、澄んだ空気を楽しむことができます。

今回は貴船神社を拝観し、水と緑の豊かさに圧倒されました。また、有名な縁結びのお守りや水みくじはもちろん、貴船神社の御神水を使用したコスメやサイダーも頒布されています。旅の思い出にぜひ、楽しんでくださいね。

実は昭和の名建築!「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」で村野藤吾の意匠を楽しむ

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緑豊かな中庭

また、プランの前後におすすめなのが、ホテルの建築を楽しむこと。実は、「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」は昭和期の建築家として名高い村野藤吾氏の晩年の設計です。村野氏は、日生劇場や「ザ・プリンス 箱根」などを設計しており、建物だけでなく、内装や家具に至るまでデザインを手掛けることに特徴があります。

ホテルの丸い建物は中庭を内包し、ぐるりと一周できるつくり。実は隣接する国際会議場で行われる国際会議参加者のためにできたという経緯もあり、そうした方々が迷うことなくエレベーターホールに到着できるという配慮もあるのだそう。

中庭では四季折々の緑を眺めながら、ちょっとした散策ができます。総支配人の人見啓介氏が「今となっては作ることができない贅沢な空間」と語る中庭を楽しんでくださいね。

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大階段

メインロビーそばの地下へと向かう大階段は村野建築ならではの優美な曲線を描いています。手すりには籐の飾りがあり、透け感と有機的な温かみを両立させています。用が無くても一度は上り下りしてみる価値があります。ぜひ、実際に歩いて浮遊するような階段を体験してみては。

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スイートルーム

室内にも数多くの村野氏の目配りがあります。直線の無いソファとテーブルは、人を排除することのないデザインで、自然とゆったりとくつろいでしまう座り心地。テーブルランプの足元は日本各地の陶器製で、日本文化に自然と触れられます。

「執事が案内する実相院門跡 特別拝観と茶寮会席付き洛北ステイ」ではフォレストフロアが標準プランですが、空室があればスイートルームなどへのアップグレードも可能です。


実相院門跡での特別な体験と、茶寮でいただく特別会席がセットになった「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」の秋ステイ。混雑しにくい洛北エリアを楽しむのにぴったりなプランです。ぜひ、深まる秋を堪能してくださいね。

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この記事の執筆者
東京都在住。東京農業大学卒業後、自然体験活動に従事。2016年よりフリーランスライターに。ライフスタイル、エンタメ、レシピ作成記事などを執筆。自然環境、農林業、環境問題に明るい。好きなもの:散歩、コーヒー、アイス、チョコ。
EDIT :
小林麻美