「セイコー ガランテ」は、「自己の解放」をコンセプトにしたメイド・イン・ジャパンのラグジュアリーウオッチブランド。イメージするのは、大人の遊び心と本物を見極める自分なりの生き方や価値基準を持ち、「個」の力で制約や垣根を超えていく大人の男=More than egoistが持つべきラグジュアリーウオッチ。そのために従来の枠組みを飛び越えてきたマニファクチュールSEIKOが持つエレメントを徹底して磨き上げ、Over Quality & Too Muchに表現することで、これまでのラグジュアリーウオッチとは一線を画した、SEIKOのアナザーサイドともいうべき、唯一無二のラグジュアリーウオッチの世界をつくり上げてきた。
日本のラグジュアリーウオッチブランド「セイコー ガランテ」
ブランド初のダイバーズウオッチ「スプリングドライブ ダイバーズ 200m」
そんな「セイコー ガランテ」から発表されたのが、ブランド史上初となるダイバーズウオッチだ。これまでもSEIKOは、国際的なスポーツイベントや、プロフェッショナルユースの腕時計開発の歴史を通じて、スポーツシーンにも革新をもたらしてきたが、新作のダイバーズウオッチのグラマラスで官能的なデザインは、インパクトとサプライズが感じられるだろう。
ベゼル、胴、裏ぶたのすべてに施されているのは、時計を傷から守る表面加工技術「DLC」。
これは「Diamond-Like Carbon」の略称で、イオン化させた炭素をダイヤモンドに近い構造にして素材表面に硬い皮膜を形成させることで、時計の擦り傷、小傷などを守ってくれる。加えてこのコーティングは、色気を漂わせる艶感をもたらしてくれる。
搭載されるムーブメントは、SEIKOが構想から20年以上の歳月をかけて完成させた「スプリングドライブ」。機械式時計と同様にぜんまいの動力だけで動きながら、針の動きは水晶振動子とICを使って制御する独自の機構だ。衝撃にも強く、電池を使っていないので、深海においても不意の電池切れで止まってしまうことがない。プロフェッショナルなダイバーズウオッチに求められる200mの空気潜水に対する水密性、気密性を備え、スペックもビジュアルも、「セイコー ガランテ」の世界観を見事に表現した腕時計に仕上がっている。
ケースバックとストラップにデザインされているのは、海の怪物として知られるクラーケン。海の脅威である怪物をも超えていく大人の男=More than egoistの「破天荒さ」や「強さ」を表現しているのだが、ちょっとした遊び心を備えている点も、大人の余裕を感じるのではないだろうか。
メイド・イン・ジャパンの枠組みを超えてインターナショナルに活躍することを、現代の紳士たちは常に求められていることはもはや常識だ。それを体現するようなラグジュアリーウオッチの挑戦ではないだろうか。
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- TEXT :
- 小暮昌弘 エディター