世界的な芸術家として、日本のみならず各国で活躍したイサム・ノグチ。そんなノグチの、国内では12年ぶりとなる本格的な回顧展が、東京オペラシティのアートギャラリーで開催中です。

「身体」を意識し続けた芸術家、イサム・ノグチ

イサム・ノグチ©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Jack Mitchell. 

1904年、日本人の父とアメリカ人の母のもとロサンゼルスで生まれたイサム・ノグチ。彫刻をはじめ、ドローイングや照明器具にいたるまで「異文化の融合」や「生活や環境の一体化」を目指し、常に人間の「身体」を意識した創作活動を展開していました。彼のこの意識は抽象彫刻だけにとどまらず、「空間への彫刻」…つまり庭など、私たち人間を取り巻く環境にまで広がっていったのです。

国内では12年ぶりとなる本格的回顧展「イサム・ノグチ ─彫刻から身体・庭へ─」

イサム・ノグチ「北京ドローイング(横たわる男)」1930年 インク、紙 イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク)蔵 ©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Kevin Noble.

イサム・ノグチ没後30年を迎える2018年の今年、国内では12年ぶりに開催される本格的な回顧展「イサム・ノグチ ─彫刻から身体・庭へ─」。本展では、展覧会名にあるように、ノグチが意識し続けた「身体」、そして、それらを発展させていった「人間を取り巻く環境」をテーマとした作品の数々がそろいます。

イサム・ノグチ「チェイス・マンハッタン銀行プラザのための沈床園」1961-64年 ©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Arthur Levine. 

展示されるのは、イサム・ノグチのコアである「身体性」に焦点を当てたドローイング作品や石の彫刻、そして庭や公園といったランドスケープまで。さまざまな作品を通して、彼が常に意識し続けた「身体」という概念が、いかにして発展していったのかをうかがい知ることができるのです。

さまざまな創作活動を展開し、世界市民として生きた芸術家のイサム・ノグチ。その全容に迫った貴重な回顧展を、ぜひこの機会にお見逃しなく!

問い合わせ先

  • イサム・ノグチ ─彫刻から身体・庭へ─ 
  • 会期/2018年7月14日(土)〜9月24日(月)
  • 会場/東京オペラシティ アートギャラリー
  • 開館時間/11:00〜19:00(金・土は11:00〜20:00、入場は閉館30分前まで)
  • 休館日/月曜(祝日の場合は翌火曜)、8月5日(日・全館休館日)
  • 入場料/一般 ¥1,400、大・高生 ¥1,000、中学生以下無料
  • TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
  • 住所/東京都新宿区西新宿3-20-2

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EDIT&WRITING :
難波寛彦
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