靴もワンピースのカラーに合わせて、全身の色を抑制。帽子、そして首元に巻くストールだけは少し明るめのベージュで、視線を上から下に流します。実は、凝ったデザインのサングラスにも、同様の効果があり。リネンワンピース/無印良品 ストール/エルメス サングラス/ブルガリ ピアス/J.crew 靴/J.M.WESTON

巷では「’80年代の気分が復活⁉︎」とのことで、
まさかのハイレグまで、日の目を見始めているそう。
とはいえ、もちろん今回は水着の話ではありません。
まさに’80年代以降、ボディにコンシャスな服を
着ているほうが痩せて見えると信じられ、
また信じてもきましたが、どうやらその法則も、
流行も、気分もとうに昔のものとなり、
今ではボディラインを覆い隠してくれる服のほうが、
結果的にすっきり=痩せて見えるように感じます。
年齢を重ねるごとに、たとえ体重は変わらずとも
体のラインはぼやけてきます、ゆるんできます、
たるんできます。そこにピチピチの服を着たら…?
あ〜考えるだけでキョウフですよね!

そこで今、選ぶべき服は、服それ自体が美しい、
すっきりとしたシルエットをもっていることが大事。
要はその中に、すっぽりと入り込んでしまえばいいのです。
でも小柄な私の場合、
オーバーサイズすぎないこともポイント。
少なくとも肩幅は体に合わせ、
全身のシルエットが“細長い長方形”になるよう
イメージするとちょうどいいようです。
そんな視点で選んだリネンのワンピースには、
帽子、輝きの強いメタルピアス、胸元のサングラスetc.と
視線の集まる場所を上部にもってくることで、
見る人の目が縦に流れるよう工夫したつもりです。

140㎝角の大判サイズが、コーディネートのポイントに、はたまた防寒対策にも…という重宝なエルメスのストール。これは春夏仕様のカシミア65%・シルク35%の混紡ですが、真冬用のカシミアや通年用のシルクのみの素材も、このサイズは大活躍です。ブルー系のプリントに合わせて、サングラスにも同系色のアクセントが入ったものを選んで。ストール/エルメス サングラス/ブルガリ バッグ/Sans Arcidet

せっかく、すっきりと落ち感のいいワンピースの中に
体を収めてみたのですから、
小物使いもすっきりとさせたいもの。
ベージュのトーンを統一させ、寂しくならない程度に
ストールで柄を加えてみました。
今回の休日は、神奈川県の岡田美術館が目的地のひとつ。
美術館は作品保護の観点からか、たいてい湿度が低く、
肌寒いので、実はストールはおしゃれのためだけでなく、
実用品としても欠かせません。
このストールに入っているブルーを、
サングラスにもリフレインしてみました。
ちなみに美術館に行く日は、疲れにくいローヒールも
マストですよね。その日の予定に合わせて、
頭のてっぺんからつま先までさまざまに考え
工夫する──おしゃれって、難しいから楽しいですね。

箱根 岡田美術館|「昭和の若冲」、田中一村を知っていますか?

(写真/エディターM&J 文/エディターJ)

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