ホテルのレストランでミーティング…そんな日は、
ゲストとしてホテル側に迎えられるきちんと感、
テーブル上だけでも寂しく見えない華やぎづくりなどを
意識して、コーディネートを考えます。

ニット_1,パンツ_1,サンダル_1
ネイビーのクロップドパンツはあまりの美シルエットに惚れ込み、色違いで赤も購入。ニット/グッチ パンツ/バーニーズ ニューヨーク 時計/カルティエ バッグ/DRAGON 靴/セルジオ ロッシ

そこでトップスに、グッチの名柄「フローラ」が
あしらわれたニットをセレクト。
ボトムには柄と相性のいい色、
ネイビーのクロップドパンツを選びました。

色でも柄でも、上半身にポイントがあると、
それだけで体の上から下への目線の流れができて
スラリとした印象を与えてくれるよう…。
一挙両得のコーディネートだと思います。

ちなみに小物合わせは、プリントに存在感があるだけに
バッグや靴を白で統一し、すっきりと。
但し、やはりテーブルの上で目を引く時計にだけ
柄のなかの色を取った赤のストラップを選んでみました。

高級時計_1
「トーチュ」はマイ・ファースト・カルティエでもある時計。ピンクゴールドのケースが日本人の肌色にも相性がよく、さまざまな色のストラップも楽しめます。奥に写っているのが、かつてのストラップ。季節が変わったら、今度はネイビーに替えても…と画策しています。

カルティエの時計のなかでも、
その原型が1912年に生まれている「トーチュ」は、
存在感がクラシカルなだけに
ストラップを何度も替えながら愛用しています。
もともと付いていた黒を、まずはグレーに。
なにしろ服の色を選ばず、大活躍しました。
その後は渋めのオレンジ、そして現在の赤へとチェンジ。
今度は着こなしに効かせるイメージで加えています。

こんなに小さな部分でも、
まるで口紅のように華やかさを添えてくれるので
例えばデニムのカジュアルにも、
ブラックドレスのフォーマルにも重宝な1本です。

ファッションエディターとしてとても尊敬していた女性が
毎年、クリスマスの時期だけ時計のストラップを
純白のサテン素材に変えていらっしゃいました。
なんて繊細で、粋で、心ときめくおしゃれだろう…と
真似したく思ったのをよく覚えています。
手持ちの時計が、まったく違う表情で輝き出すから
ストラップのおしゃれ、やめられません。

(写真/エディターH&J 文/エディターJ)

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