ラグジュアリーな大人女子たちを虜にしているという噂の伊勢志摩。そんな真珠と開運の街・伊勢志摩の魅力を確認すべく、Preciousでも1泊2日で現地に向かいました。今回は、美意識の高い大人女子が愛用する「ミキモト コスメティックス」の工場と研究開発棟を見学。高品質なラグジュアリーコスメの秘密に迫ります。

ミキモト コスメティックスの製品ができるまで

厳重に品質管理された工場を見学

ふだん、私たちが目にしたり手に取ったりする化粧品は、できあがってきれいに店頭に並んだものであることがほとんど。ですから「ミキモト コスメティックス」でつくられる化粧品の製造工程を見学できるのは、とても貴重な体験です。

9,202㎡という広大な工場の中で約80名がミキモト コスメティックスの商品製造に携わっています。
9,202㎡という広大な工場の中で約80名がミキモト コスメティックスの商品製造に携わっています。
徹底した品質管理を行なうべく、白い作業服を着用後、除菌ルームを通ってから工場内を見学。
徹底した品質管理を行なうべく、白い作業服を着用後、除菌ルームを通ってから工場内を見学。
精製水をさらにウルトラフィルターにかけることで「超純水」が生まれます。
精製水をさらにウルトラフィルターにかけることで「超純水」が生まれます。
できたての「超純水」。文字のごとく極限まで純粋な水。
できたての「超純水」。文字のごとく極限まで純粋な水。

徹底した品質管理を行なう工場内へは、白い作業服を着て除菌ルームをとおってから入ります。精製水からさらにパイロジェンと呼ばれる細菌が出す代謝物を取り去り、純度を高めた「超純水」を作る機械を見せてもらったあと、できたての超純水をいただきました。磨き抜かれたその水は、無味無臭のピュアな味でした。お酒を割るのに使うと、まろやかに仕上がりそうです(笑)。

充填されたボトルにポンプタイプのキャップを手作業で取り付けていきます。
充填されたボトルにポンプタイプのキャップを手作業で取り付けていきます。

その後、超高圧乳化装置を見学。超高圧乳化技術によって、合成界面活性剤を使わずに乳化が可能に。超高圧乳化技術によって乳化されたエマルジョンは、一般的なものより1/5〜1/20の微粒子化がかなうので、滑らかな質感に。ミキモトコスメティックスの製品のテクスチャーのが秀逸だと言われる秘密はここにあったのです! ローションを充填・包装する工程も見せていただきました。肝心な部分は手作業で行なわれているんです。

研究棟ではリッチな原料を使用した美容液づくりに挑戦!

超純水にグリセリンや真珠由来成分を入れて、美容液づくりに挑戦。
超純水にグリセリンや真珠由来成分を入れて、美容液づくりに挑戦。
肝心なのは正確な計量。うっかり規定量をオーバーしてしまうことも…。
肝心なのは正確な計量。うっかり規定量をオーバーしてしまうことも…。

続いて研究開発棟へ。こちはでは、化粧品工房で美容液づくりを体験!超純水に保湿剤などの美容成分を計量して加えて混ぜると…、とろみのある乳白色の美容液が完成。防腐剤等を使用していないので、10日間で使いきってください…とのこと。この手づくり美容液、寝る前につけると翌朝お肌がもっちり! 予想以上に素晴らしい効果でした。

なんと、惜しげもなく真珠を塩酸の中へ…!

ミキモト コスメティックスの鍵となる美しい真珠。その輝きに思わずうっとり…。
ミキモト コスメティックスの鍵となる美しい真珠。その輝きに思わずうっとり…。
美しい真珠をためらうことなく塩酸の中へ…。
美しい真珠をためらうことなく塩酸の中へ…。

さらに、確かな安全性と有効性を守るために有効成分を遺伝子レベルでの解析する現場や、真珠由来・マリン由来のオリジナル原料の開発する実験室などにお邪魔しました。パール由来の成分を抽出するために、大量の真珠を惜しげなく塩酸に投入して溶かしていたのは衝撃。ミキモトの厳しい基準ではジュエリーにできない真珠ですが、素人から見れば十分に美しく立派な真珠だったので、驚きで口が開いたままに…。この豪快な技は、真珠にこだわり続けるミキモトだからこそできるのですね…!

パールのピアスやネックレスに負けないような、美しく艶やかな肌をかなえてくれると人気の「ミキモト コスメティックス」製品。ここで働く一人ひとりの、真珠と化粧品に対する真摯な想いと情熱が、多くの女性たちを虜にしているのだと実感することができました。

※工場、研究開発棟ともに一般公開はされておりません。

シリーズ「真珠と開運の街・伊勢志摩の旅」

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この記事の執筆者
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PHOTO :
トヨダリョウ
EDIT&WRITING :
新田晃与