出張やスピーチなどで、夏でもジャケットは手放せない存在。見た目の印象が仕事に影響しやすいキャリア女性に必要なのは、ここぞという場面で自信を授けてくれるきちんと感と、無難に終わらないおしゃれ感が両立したデザイン、そして、暑い季節も涼やかに過ごせる、快適な着用感を備えたものが一番。
そこで本記事では、夏に使えるジャケットを10着、着こなし解説とともにご紹介します。以下の10種類の涼感ジャケットを着用すれば、どんなに暑くてもオフィシャルシーンには自信をもって臨めるはず。ぜひ、ここぞというときのために、勝負の一着を入手しましょう!
一着あると心強い「爽やか夏用ジャケット」10選
■1:ひんやりクールな知的ブルーを選ぶと、ダブルジャケットも軽やかに!
ビジネスでの信用度を上げるダブルのテーラードジャケットは、トレンド的にも注目のアイテム。特に重役会議など重要なシーンでも着映える一着を狙うなら、キートンの最新モデルがパーフェクト! ナポリ仕立てのクラシカルなつくりに、今どき感のある、やや長めの丈と涼を呼ぶブルーの小紋柄が、クリーンな印象をもたらします。ウエスト位置を高く、細めにシェイプしたシルエットは、スタイルアップ効果も抜群です。
■2:透け感ジャケットでスマートさも快適な着心地も手に入れる
平年以上の暑さに見舞われている2018年の夏。正直、ジャケットを敬遠してしまう日もありそう…。そんな憂鬱な気分も一気に晴らす救世主を、ジョルジオ アルマーニで発見。透かし織りでチェック柄を浮かび上がらせた一枚仕立てのニットジャケットは、酷暑でも涼しい顔でいられるサマージャケットの新定番として大活躍、間違いなし! クラス感の漂うダークネイビーが、着こなしをスマートに仕上げます。
■3:モードなジャケットは、ホワイトのシアサッカー素材で
ヘルシーな華やぎを狙うピークドラペルの辛口な表情と、清涼感のあるシアサッカー素材によるリラクシングなシルエットがモードなこなれ感を生むロング丈のジャケット。全身のブライトアップに効くピュアなホワイトなら清潔感のある女らしさが香って、ビジネスシーンでも好印象に!
■4:心地よくエレガントをかなえてくれる、サルヴァトーレ フェラガモの軽量シルクジャケットを指名買い
堅苦しく見えないきちんと感があり、かつ、カーディガンのようなコンフォートな着心地を実現したジャケットは、働くすべての女性におすすめしたい名品! シルクのダブルフェースの生地が流れるようにしなやかで女性らしいラインを構築します。一枚の布地のような軽やかさがありながら、肩パッドを入れた立体的なつくりで、着ると、凛と映える着姿をかなえます。
■5:ノーカラーでもフレッシュ! 美発色グリーンのジャケットは着回し力も抜群
一歩間違えると老けて見えがちなノーカラージャケットは、夏こそクールなきれい色でアップデートしてみては? 透明感のあるジェイドグリーンのウールリネンのジャケットは、経営者や一流企業のエグゼクティブポジションで活躍するキャリア女性のワードローブを支えるブランドアクリスのもの。やや短めのレングスがモダンな印象を与え、カジュアルなスタイリングにも応用がきくオールラウンダーです。
■6:ほんのりピンクのミリタリーデザインで、ジャケットのおしゃれを幅広く積極的に楽しむ
単調になりがちな夏のオフィススタイルも、ひとくせある個性的なジャケットが、おしゃれの偏差値アップに効果を発揮! このジャケットは、仕立て映えする、やや硬さのある上質なコットン生地を使用し、ペールピンクとコンパクトなサイズ感でフェミニンさを強調した、ミリタリーテイストに魅了されます。
■7:夏でもマストな黒ジャケットは、クロップド丈&リネン混素材を選ぶのが正解
ベーシックアイテムとして活躍度の高い黒のジャケットこそ、今年らしさを意識したセレクトを! アリクアムのダブルブレストは、やや短めの着丈で重くならず、艶やかなグレーのシェルボタンも夏にぴったりのディティール。リネンをベースにテンセルなどをブレンドした生地は、薄すぎずハリがあるので、きちんと感を演出します。
■8:合わせやすく仕立てのいい、ベーシックなジャケットを探すなら、ボリオリに急行!
裏地や芯地などを極力使わない、ソフトな風合いが特徴のアンコンストラクテッドな仕立て…。いわゆる「アンコンジャケット」で、おしゃれな男性たちから圧倒的な支持を得るボリオリ。メンズのスタイルを女性のサイズ感で仕上げたジャケットは、クラシカルでいて、タイトなフィッティングが色っぽく、モダンなたたずまいをかなえます。
■9:ストレスフリーに過ごせる、wbの出張ジャケットに注目
動きやすさや機能性を重視し、出張シーンにフォーカスしたアイテムで構成する、wbの『wb BUSINESS TRIP』ラインから登場したカノコ調のジャージージャケット。吸湿性に優れた、シワになりにくい素材感で、手洗いできるのもうれしいポイントです。明るめの杢グレーは、出張先で着回しのきく優秀カラー。
(写真左)オフの時間はハイウエストデニムで最旬カジュアルを堪能
フォレストグリーンのカットソーとブルーデニムの装いに、ボタンなしのジャケットをカーディガンのようにはおって小粋に。
(写真中)現地の視察へ。黒とのシャープな配色でミニマルに仕上げて
今年らしい量感がありながらも、すらりとした縦長シルエットを描くセミロング丈ジャケットを、黒のタイトスカートで引き立てて。
(写真右)ミーティングで。清潔感を意識した上品なスカートスタイル
ジャケットと共布のトップスとそろえで着ることで、きちんと感をアップ。白のミモレ丈スカートに、グレーパールで品よくまとめて。
■10:こなれ感の演出が功を奏す場面には、チェック柄のテーラードジャケットで勝負
カジュアルな場所での社交など、T.P.O.しだいでは、ジャケットスタイルでも、あえてラフな雰囲気で臨むことが成果につながる場合もあります。そんな場面で活躍してくれそうなのが、適度なきちんと感とこなれた表情を併せもつ、ブルネロ クチネリのウインドーペン柄の軽やかなリネンジャケット。打ち解けやすい雰囲気を醸し出すので、フランクなビジネストークも弾みそう!
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爽やかなジャケットが一着あれば、変なプレッシャーも吹き飛ぶこと間違いなし。上記の着こなしをオフィスコーデの参考にしてみましょう。
- PHOTO :
- 熊澤 透(人物)、小池紀行(パイルドライバー/静物)
- STYLIST :
- 白井艶美
- HAIR MAKE :
- 川原文洋(UM)
- MODEL :
- RINA
- EDIT :
- 下村葉月、小林桐子(Precious)