今年の夏休みは、沖縄の離島へ! 慶良間諸島や久米島など、沖縄本島の近くには魅力的な離島が盛りだくさん。透明度の高い“慶良間ブルー”の海が広がる「阿波連ビーチ」や、白い砂浜だけでできた島「ハテの浜」など、美しい海の数々に、心も体も癒されそうです。

今回は沖縄本島から近い、慶良間諸島・久米島エリアのおすすめ観光スポットやレストランを、現地の方のおすすめコメントとともにご紹介します。

サンゴ礁とクリアーな海を擁する「慶良間諸島エリア」

那覇市から西へ約40km離れた先にある、慶良間諸島。“慶良間ブルー”と呼ばれる透明度の高い海で知られ、サンゴ礁や珍しい生き物が生息する、自然豊かなエリアです。渡嘉敷島や座間味島、周辺のサンゴ礁など、慶良間諸島一帯は「慶良間諸島国立公園」に指定されており、自然環境が守られています。

■1:渡嘉敷島の「阿波連ビーチ」には、約800mにわたって続く白い砂浜と“慶良間ブルー”の青い海が!

真っ白な砂浜が約800m続く「阿波連ビーチ」
真っ白な砂浜が約800m続く「阿波連ビーチ」

慶良間諸島で最も大きな島である渡嘉敷島には、真っ白な砂浜が約800m続く「阿波連(あはれん)ビーチ」があります。渡嘉敷港からバス、またはタクシーで約10分の場所にあり、国内のベストビーチランキングでも上位にランクインするなど、人気のビーチです。

“慶良間ブルー”と呼ばれるクリアーで青い海では、サンゴや熱帯魚と出会うことも
“慶良間ブルー”と呼ばれるクリアーで青い海では、サンゴや熱帯魚と出会うことも

「“慶良間ブルー”の美しい海と白い砂浜の美しさは、言葉で言い尽くせないほどです。海にもぐれば、サンゴや熱帯魚と出会えるかも! ビーチの周辺にはマリンショップや飲食店が数多くあるので、マリンスポーツを楽しむ方で賑わっています。

また、渡嘉敷島は那覇市から一番近い離島なので、行きやすいのも魅力だと思います」(渡嘉敷村役場商工観光課・古波蔵さん)。


■2:阿嘉島の「さんごゆんたく館」で珊瑚に癒される

サンゴ礁の保全と情報発信を目的に開設された「さんごゆんたく館」
サンゴ礁の保全と情報発信を目的に開設された「さんごゆんたく館」
館内には、サンゴ礁について学ぶことができるパネル等を設置
館内には、サンゴ礁について学ぶことができるパネル等を設置

渡嘉敷島から少し西にある阿嘉島は、人口300人ほどの小さな島。隣の慶留間島と、その先の外地島とは橋で繋がっており、阿嘉島の観光のついでに訪れることができます。

おすすめスポットは、2018年2018年3月5日(サンゴの日)にオープンしたばかりの「さんごゆんたく館」。慶良間諸島国立公園が擁するサンゴ礁の保全と、情報発信を目的に開設されました。施設内には、サンゴ礁について学べるパネルや、サンゴ礁を4K映像で楽しめるコーナーも! 澄み渡った海中で、花畑のように広がるサンゴ礁の美しさに癒されそうです。

夏休みシーズンには、プラバンでお魚を作るワークショップも開催!
夏休みシーズンには、プラバンでお魚を作るワークショップも開催!

「慶良間諸島の自然環境、サンゴ礁について学べます。夏休みシーズンには、慶良間諸島のお魚をプラバン(プラスチックの板)で作るワークショップなど、屋内型のアクティビティーも体験できますよ。施設は年中無休です」(座間味村役場産業振興課・三田さん)。


■3:地元食材をたっぷり使ったオリジナルメニューをいただける隠れ家ホテルのレストラン「abisso」

レストラン「abisso」が入るホテル「ケラマテラス」の外観
レストラン「abisso」が入るホテル「ケラマテラス」の外観
レストランからは美しいガーデンテラスの景色が楽しめる
レストランからは美しいガーデンテラスの景色が楽しめる

慶良間諸島をもっと楽しむなら、食事もこだわりの一品を。渡嘉敷島のホテル、ケラマテラスのレストラン「abisso(アビッソ)」では、沖縄の食材をたっぷり使用した創作料理をいただけます。

ケラマテラス特製の「イカスミカレー」
ケラマテラス特製の「イカスミカレー」

ランチのおすすめは「イカスミカレー」。白米にウコンを炊き込んだ“うっちんライス”に、季節の島野菜と渡嘉敷の海の幸をふんだんに盛り込んだイカスミのルーをかけていただく、ケラマテラス特製のカレーです。

身がプリプリな伊勢海老を使用した「伊勢海老のヴァプール」
身がプリプリな伊勢海老を使用した「伊勢海老のヴァプール」

ディナーは、スペシャルディナーを注文した方に提供される「伊勢海老のヴァプール」がおすすめ。オーナーが自ら獲った渡嘉敷の伊勢海老は、身がプリプリでとても新鮮! 旅の思い出を語らいながら、おいしい食事をゆったり楽しみましょう。ディナーは宿泊客のみの利用となります。メニューは2018年7月現在のものであり、今後変更になる可能性があります。

「渡嘉敷島は薬草の宝庫として知られており、古くから“クスイムン”と呼ばれる薬のような食べ物を日常的に食べてきました。祖先から伝わるこの知恵は、医食同源として今も受け継がれています。

abissoでもその伝統を大切にし、“健康を食す”という思いのもとメニューを提供しています。渡嘉敷島の自然の恵みが詰まった、シェフオリジナルの料理をご堪能下さい」(ケラマテラス広報担当・浅香さん)。

「スタンダードルーム」の内観
「スタンダードルーム」の内観
「ロフトルーム」の内観
「ロフトルーム」の内観

食事とセットで、ケラマテラスに宿泊するのはいかがでしょう。部屋は「スタンダードルーム」「ロフトルーム」「ラグジュアリールーム」の3タイプあります。

「ラグジュアリールーム」の寝室
「ラグジュアリールーム」の寝室
「ラグジュアリールーム」のリビング
「ラグジュアリールーム」のリビング

贅沢な滞在を楽しむなら、「ラグジュアリールーム」へ。寝室とリビングがそれぞれ独立しており、広々とした空間で心ゆくまでくつろぐことができます。


古より“球美の島”と謳われる「久米島エリア」

那覇市から西へ約100kmに位置する久米島。琉球王朝時代から、琉球列島の中で最も美しい島であるとされ、“球美の島”とも呼ばれています。


■4:「ハテの浜」はエメラルドグリーンの海に浮かぶ、真っ白な砂の島

真っ白な砂でできた島「ハテの浜」。砂浜は全長約7kmに及ぶ
真っ白な砂でできた島「ハテの浜」。砂浜は全長約7kmに及ぶ

久米島の東の沖に浮かぶ「ハテの浜」は砂浜だけの島で、道のように海上を走る砂浜は、約7kmという圧巻のスケール! 久米島から船で行くことができます。

エメラルドグリーンの海に囲まれる「ハテの浜」には、非日常的な雰囲気が漂う
エメラルドグリーンの海に囲まれる「ハテの浜」には、非日常的な雰囲気が漂う

「360度すべてがエメラルドグリーンの海に囲まれていて、非日常的な雰囲気が漂うスポットです。どこまでも続く真っ白な砂浜に、透き通った青い海。ここでしか出会えない絶景に、心身がきっと癒されますよ」(久米島町観光協会・大川さん)。


■5:プリプリの車エビバーガーが人気!久米島名産の食材を使ったハワイアン料理「ユナミファクトリー」

ビビットイエローの可愛らしい外観が目を惹く「ユナミファクトリー」
ビビットイエローの可愛らしい外観が目を惹く「ユナミファクトリー」

ビビッドイエローのかわいらしい外観が目を惹く、久米島名産の食材を使ったハワイアン料理のお店。地元の人も多く訪れる人気店です。プレミアムなレストランで食事を楽しむのもよいですが、地元の愛されグルメを開放感あふれる場所でいただけば、旅の気分がいっそう盛り上がること間違いなし!

久米島産の車エビを使った「ガーリックシュリンプ」
久米島産の車エビを使った「ガーリックシュリンプ」

「ユナミファクトリー」のメニューは、素材の旨味を最大限にいかすことにこだわり、添加物をほとんど使っていないそう。「メニューの中でも、久米島産の車エビを使った『ガーリックシュリンプ』がおすすめです」と大川さん。車エビのプリプリ食感がたまらない一品です! サラダ、デザートがセットになっています。

特製のタルタルソースをかけていただく「車エビバーガー」も人気
特製のタルタルソースをかけていただく「車エビバーガー」も人気
久米島産紅芋を使用した「紅芋シュークリーム」はぜひデザートに食べたい!
久米島産紅芋を使用した「紅芋シュークリーム」はぜひデザートに食べたい!

そのほか、車エビのフライと玉ねぎをバンズで挟み、特製のタルタルソースをかけていただく「車エビバーガー」や、久米島産紅芋を使用した「紅芋シュークリーム」も人気。久米島を訪れたら、ぜひ食べておきたいですね!


■6:「バーデハウス久米島」の、ミネラル豊富な海洋深層水のプールで癒される

海洋深層水のプールや海が見えるスパで心身をリラックス!
海洋深層水のプールや海が見えるスパで心身をリラックス!

海洋深層水のプールや、海が見えるスパで心身をリラックスできる施設。海洋深層水とは、水深200mよりも深い海の水のことで、有機物や細菌が少なくミネラルが豊富です。

コバルトブルーの海を間近に臨む、屋外のホットタブも用意
コバルトブルーの海を間近に臨む、屋外のホットタブも用意

「バーデハウス久米島」のプールは、久米島沖の水深612mの深海から汲み上げた海洋深層水を100%使用。水の心地良さで疲れが癒やされるだけでなく、豊富なミネラルで美容効果も期待できるといいます。

「『バーデハウス久米島』は、沖縄アロマを使ったトリートメントなどが体験できる『AQUA BLUE SPA』も併設しています。久米島の美しい自然を感じながら、思う存分リフレッシュしてくださいね!」(大川さん)。

エメラルドグリーンの海を泳いだり、地元グルメを味わったりと、アクティブで特別な思い出がきっと作れるはず! 夏休みの旅行先に迷っている方は、ぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょう?

取材協力・画像提供

この記事の執筆者
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WRITING :
ニッタハル (晴レノ日スタヂオ )