今話題のディズニー実写映画『美女と野獣』。アニメから飛び出したような美しいビジュアルが印象的ですよね。ストーリーのカギである1輪の深紅のバラと一緒に登場するベル型のドームは、世界的なクリスタルブランド・スワロフスキー製。アカデミー賞にノミネートされたこともあるセットデコレーターのケイティ・スペンサーが、オーストリアにあるスワロフスキー本社に足を運び、職人とともに製作しました。
ケイティは今回のスワロフスキーとの製作について、こう話しています。
「スワロフスキーのチームと仕事をすることは、素晴らしい体験でした。特に美しいセンターピースのベル型のジャーには、クリスタルによって魔法のような仕上げが加わりました。オーストリアにいるスワロフスキーの技術チームはとても情熱的で、彼らの卓越したクラフツマンシップと献身的な働きぶりは、最後まで本当に輝いていました」。
ドームの外側にある繊細でアーティスティックな彫刻は、ロンドンのエッチング職人によるもの。またドームトップにあるモチーフには、独自のカットで543面ものファセット(切子面)が。物語の世界にぴったりの、華麗で美しい輝きを放っています。
作品だけじゃない、ディズニーとスワロフスキーの関わり
スワロフスキー社とディズニーのかかわりは、作品の中だけではありません。『美女と野獣』に登場する魔法のバラをモチーフにしたジュエリーや、ベルのクリスタル・オブジェも発売。
ほかにも2016年度限定生産品として『アナと雪の女王』のエルサとオラフのクリスタル・オブジェの発売もされています(エルサは現在の在庫がなくなり次第終了)。オブジェコレクターじゃなくても、作品のファンなら手にしたくなる一品です。
2社のコラボレーションの歴史は2005年から
スワロフスキーは1895年、オーストリアで創業したクリスタルブランド。120年以上の長きにわたり、卓越した技術とデザインへの情熱で世界随一のジュエリー&アクセサリーブランドへと成長しました。今までもファッションや装飾品など、さまざまなアイテムとコラボレーションを行ってきました。
スワロフスキーとディズニーのコラボレーションが始まったのは、長い歴史でみればつい最近に感じる、2005年のことです。両社の初めてのコラボレーション作品は、ディズニーの中でも強い人気を誇るミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダック、グーフィ、プルートを集めた「Fabulous Six」シリーズでした(現在、取り扱いはありません)。
2005年に発売されたスワロフスキー初のディズニー・ライセンスイン・コレクション「Fabulous Six」。※現在は取り扱い終了 © Disney
チャーミングで生き生きとした表情。そして台座がなくても自立しているこのオブジェの製作には、両社のデザイナーが緊密に連携して製作。クリア・クリスタルにジェット・クリスタルを小さくあしらったシンプルなコレクションに仕上がりました。
先に紹介した、『美女と野獣』や『アナと雪の女王』アイテムのような、フルカラーのクリスタルを使ったディズニーキャラクターが登場したのは、2011年になってから。つい最近のことなのですね。
繊細なカットと輝きは、ディズニーファンならずとも魅了されるもの。大好きな物語の世界に浸りたいときにもぴったりです。プリンセスは好きだけれど、子供っぽいデザインのものはちょっと…と感じていた大人の女性のお部屋の、ちょっとした遊び心にも最適です。ディズニー好き、『美女と野獣』『アナと雪の女王』好きの家族や友人へのプレゼントにしても、喜ばれそうです。
問い合わせ先
スワロフスキー・ジャパン カスタマーサービス
TEL:0120-10-8700
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- クレジット :
- 文/ミノシマタカコ