存在感のある太い眉頭なのに、きついベタ眉にならない描き方
眉頭下の最大のポイントは底辺をアイホールの骨部分まで太く仕上げること。ちょっと描くのに勇気がいるくらい大胆な太さに感じますが、これこそが若々しい印象につながるのです。
肌なじみのいいオリーブブラウンのペンシルで、眉毛の合流点から眉頭に向かってスッスッと、眉頭の端の8㎜手前のアイホールの骨部分を目指して底辺を描いていく。次に中央を同じく眉毛の合流点から眉頭の8㎜手前まで描いていく。この時点では描きましたという眉になり、やや不自然に見えるけれど、次のステップでぼかすので問題ありません。
仕上げに眉毛の合流点あたりから、ノーズシャドウをつくるように鼻筋に指でさっとぼかせば、眉頭下は完成。これだけ太く描いてこそ、貧相眉が解消され、メリハリ感が生まれるのです。
底辺を太く描き、眉頭の中心を寄せて骨格を際立たせる
眉間は狭すぎればギスギスしてきつく見えるし、広すぎれば間が抜けた顔に…。正しい位置であれば、顔の求心力が高まり、たるみ解消にもつながるから、まずは位置の確認をしておきましょう。
■Step1:起点は眉毛の合流点。アイホールの骨に沿うように底辺を描く
眉毛の合流点とは上と下からの毛流れが合わさっている部分。ここを起点に眉頭方向にアイブロウペンシルで軽いタッチで底辺を描く。アイホールの骨に沿うように太めに描くのがコツです。
■Step2:抜け感をつくるために描くのは眉頭の先端から8㎜手前まで
小鼻の付け根の延長とノーズシャドウ上辺が交わる部分が眉頭の先端ですが、抜け感をつくるために、描くのは約8㎜手前まで。目頭の延長線とアイホールの骨部分が交わるところが止め位置です。
■Step3:眉頭の中央を描く。起点は同じく眉毛の合流点から
スカスカになってしまった隙間を埋めるために、底辺だけでなく中央も描くとメリハリ感がアップします。Step1と同様に眉の合流点が起点に。止め位置も眉頭の先端の8㎜手前までに。
■Step4:ノーズシャドウ効果でメリハリ感を。眉頭から鼻筋横にさっとぼかす
描いた眉頭の止め位置(目頭の延長線とアイホールの骨部分が交わるところ)から、鼻の付け根へとぼかして。のせているとわかると作為的になるので、わからないくらいで十分です。
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- 鈴木 宏