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美しさと実用性を兼ね備えた上質なボールペンは一生使えるだけでなく、持つ人を華やかに演出し、自信を与えてくれるアイテムです。しかし、各ブランドこだわりの高級ボールペンはどれも魅力的で、なにを手に取っていいか迷ってしまう…という方もいるのではないでしょうか?
そこでPresious.jp編集部では、女性に本当におすすめの高級ボールペンを見つけるべく、女性会員に「ボールペンの選びのポイント」と「憧れのブランド」に関する調査を実施。さらにその結果をもとに、代官山 蔦屋書店の文房具コンシェルジュ・佐久間さんに、女性におすすめの高級ボールペンを15本セレクトしていただきました。書きやすいボールペンの選び方も合わせてご紹介します。
あなたの運命の一本が見つかるきっかけになりますように。
Precious.jp読者が選ぶ「本当に欲しいボールペン」
ボールペン選び、一番の決め手は「書きやすさ」
ブランドやデザイン、普段使いの実用性など、ボールペン選びのポイントはさまざま。みなさんはどんなポイントを重要視しているのでしょうか?
Q.ボールペン選びにおいて重要視するポイントは?
重要視されるポイントの1位は「書きやすさ」という結果に。購入の際には試し書きもできますが、佐久間コンシェルジュに教えていただいた次のポイントもチェックしてみてください。
文房具コンシェルジュが教える、書きやすいボールペンの選び方
■1:ブランドで選ぶ
パイロット、カランダッシュ、S.Tデュポン、ビスコンティなどは書き心地の良さに定評があるブランドです。また、パーカー社から始まった「パーカータイプ」のリフィルは書き味がよく、他社のボールペンとの互換性にも優れています。個人差はあるものの、迷ったらこれらのブランドを検討してみては。
■2:定番品を選ぶ
一般的に、ブランドの「定番」と呼ばれるものは書きやすい製品が多いとされます。多くの方が手に取るものだからこそ、ボールペンの書き心地を決める重みや重心の位置がスタンダードに設計されているためです。
■3:ペン軸の太さで選ぶ
力を入れてペンを持つ方はペン軸が細身のもの、女性やシニアの方など力が弱い方は優しく握っても安定感のある太いものが書きやすいとされます。
高級ボールペンの一番人気は憧れのあのブランド
続いて、Precious.jp女性会員が選んだ人気の高級ボールペンブランドを15位までご紹介します。
Q.本当に「欲しい」と思う、ボールペンメーカー/ブランドは?
1位は高級ステーショナリーの王者・モンブラン。「いつか使ってみたい」「自分の価値を高めてくれそう」という声が非常に多く集まりました。また、国産メーカーであるパイロット、プラチナ、セーラーの3つが5位以内に入るという結果にも注目。「普段から愛用しており使いやすい」という理由のほか、「日本のメーカーを応援したい」という声が挙がりました。
文具コンシェルジュが選ぶ、女性におすすめの高級ボールペン15選
ここからはランキングの結果に基づき、佐久間コンシェルジュにピックアップいただきました「女性におすすめの高級ボールペン」を各ブランドよりご紹介します。
■1:モンブラン「マイスターシュテュック ル・プティ・プランス ソリテール ドゥエ クラシック」
ステーショナリーのトップアイコンであり続けるモンブラン。今回のアンケートでも多くの「憧れのブランド」という声を受け、堂々の1位となりました。そんな不動の地位を築くモンブランから、「星の王子さま(Le Petit Prince)」がテーマの2018年新作コレクション「マイスターシュテュック ル・プティ・プランス」をセレクト。
世界中で愛される不朽の名作「星の王子さま」の世界観を、モンブランの定番モデルに落とし込んだ一本。ボディーのディープブルーは宇宙をイメージ。キャップには作中に登場する「キツネ」のモチーフがデザインされています。
キャップには、さらに原作からの引用文の刻印も。時を超えて愛される童話と筆記ブランドのコラボレーションを自分の手の上でいつでも楽しむことができる、至極のボールペンです。
■2:パイロット「グランセ」
日本を代表する文具メーカー・パイロットが、アンケートでは海外の高級老舗ブランドを抑えて2位に選ばれました。その書きやすさに惚れ込んで、日常的に愛用されている方も多いのでは?
今回ピックアップした「グランセ」は、パイロットではおなじみのアクロインキを搭載。滑りと発色に優れた低粘度のゲルインキが確かな書き味を実現します。芯は細めなので漢字が書きやすく、特に小さな文字を書く方には好まれます。
クラシックなデザインで、カジュアルシーンにもフォーマルシーンにも対応でき、落ちついた大人の女性の印象を残してくれるはず。はじめて高級ボールペンを持つ方にもおすすめのコレクションです。
■3:パーカー「ソネットプレミアム」
英国王室御用達の高級筆記用具メーカーであるパーカー。「世界で最も愛されているペン」といわれ、調印の際など数々の歴史の節目で役割を果たしてきたことで知られます。その歴史や洗練されたデザインが支持され3位という結果になりました。
ご紹介する「ソネットプレミアム」は、パールホワイトのボディーに、パーカー伝統の「シズレ(格子)」パターンをまとった優美なデザイン。キャップやクリップにはピンクゴールドがあしらわれ、ホワイトと相まって女性らしい印象に。華やかさを添えるファッションアイテムとしても活躍する一本です。
当ブランド発のリフィルは「パーカータイプ」と呼ばれ、多くの海外メーカーで採用されているモデル。そのため世界中で手に入りやすく、例えば海外転勤が多い方や外国で暮らす方でも末長く使えるペンといえます。
■4:プラチナ「セルロイド イシガキ」
来年2019年に創業100周年を迎えるプラチナ。快適に書くことを第一に考えた同社のボールペン「セルロイド」は、使いやすさを徹底して追求する方におすすめしたい商品です。コレクション名は、ボディー素材・セルロイドに由来。とても軽いながらも重心は安定しており、書き疲れしにくさと書きやすさを兼ね備えているのが特長です。
ペン表面の独特の模様は1本1本全て異なり、お気に入りの柄を探す楽しみも。イシガキ、キンギョ、ベッコウなど数種類のバリエーションがありますが、現在は生産停止中です。販売している分のみしか店頭にはないので、ひと目惚れしたら早めにお迎えするのが吉。
■5:セーラー「四季織 雪月空葉」
パイロットとプラチナに続き、国産メーカーのセーラーが5位にランクイン。こちらからは四季折々の自然を表現したコレクション「四季織 雪月空葉(せいげつそらは)」をご紹介します。
日本の自然が織りなす、四季それぞれの風景を4本のボールペンに落とし込みました。写真手前より、春は「青空」、夏は「万葉」、秋は「名月」、冬は「雪椿」をイメージ。一番人気の「雪椿」は、冬、赤く色づいた寒椿に雪がかかり、花の色が雪面にじみ出たかのような情緒あるデザインです。
デザインとコンセプトもさることながら、透明度の高い樹脂製で軽く、一般的なボールペンよりも少し短めで持ち運びやすいという優秀さも。価格も手ごろで、親しい友人同士おそろいで持つ方もいるのだとか。
■6:クロス「クラシックセンチュリー 3302 メダリスト」
普段から細身のペンを愛用している女性から支持を集めたブランド、クロス。「定番品は書き味が抜群で、事務の仕事では手放せない」という方も。今回もスリムでしっかり握ることができる、スタンダードなモデルをご紹介します。
それが1846年の創業以来シルエットを変えないクロスを象徴するロングセラー「クラシック センチュリー」。メダリストはシルバーのボディーにゴールドのアクセントがおしゃれなカラーコーディネートが特徴です。
小ぶりで書きやすいほか、手帳のペンホルダーにもスマートに収納可能。胸ポケットにしまっても、シンプルさゆえにファッションに影響を与えません。世代や職種を問わず使えるので、長年にわたり愛用できる相棒のような存在をお探しの方へ。
■7:ペリカン「スーベレーン K605 ホワイトストライプ」
洗練されたカラーといえば、思いつくのはやはり白でしょう。多くのブランドが落ち着きのあるカラー展開を主流とするなかで、白を基調としたペリカンのボールペン「スーベレーン K605 ホワイトストライプ」をセレクト。
2017年に発売されたこちらの限定モデルは、真っ白なボディーにスーベレーンコレクション伝統のストライプが映え、爽やかさを演出します。さりげないパールの艶めきもあり、手にすれば上品で知的な印象を与えてくれそう。
ストライプ部分からはボールペン内部がわずかに見える設計です。中のパーツも白に統一され、ブランドのこだわりが細部まで感じられます。どんな女性からも愛されるホワイトカラーはギフトにしても外しません。
■8:ウォーターマン「カレン デラックス コンテンポラリー ホワイト」
創業者のビジネスでの失敗をきっかけに、インクの漏れない万年筆の開発に着手したというウォーターマン。このブランドからは漕ぎ進む船の舳先をイメージしてデザインされた「カレンデラックス」をお届け。
白とシルバーからなるツートーンのバランスが見事で、筆記具を超えた優雅さを醸し出す逸品です。人から見えるシーンでは、持ち主の品性と信頼感を確実に印象付けてくれるはず。
中の芯は細めで小回りが利き、漢字や小さな字も書きやすいのがうれしいポイントです。手に心地良く感じる重みは高級感を後押しするファクターに。
■9:カランダッシュ「リーニェ」
普段使いしたいシンプルな美しさと、確かな技術に裏打ちされた書きやすさが支持を集めたカランダッシュがアンケートでは9位にランクイン。今回ご紹介する「リーニェ」は、日本のみの限定モデルです。フランス語で「線」を意味する名前の通り、ボディーには繊細なストライプが彫刻されています。
定番モデルが鮮やかに光を跳ね返すのに対し、リーニェはやわらかく光をまとう雰囲気に仕上がりました。しなやかな女性らしい強さを感じさせるデザインです。
高級ボールペンブランドの多くが繰り出し式を採用しているのに対し、カランダッシュはノック式。片手で扱える便利さながらも、そのノック音は非常に静か。インクの出方にもブランド独自の技術が反映され、途切れることなく滑らかに書き続けられる魅力も持ち合わせています。
■10:ラミー「ラミー 2000 タクサス」
10位にランクインしたラミーからは、耐久性に優れ、立ち仕事でも気兼ねなく使えるものをご紹介。
家具にも使われる天然の木材(タクサス)を用いた、手に自然の温もりを感じるボールペンです。天然素材がつくり出す木目の模様が、一つひとつをオンリーワンのデザインに仕上げます。ユニセックスなデザインなので、女性らしすぎないものをお探しの方にもおすすめです。
ノック式・可動式クリップで片手でも扱いやすく、スピーディーに書きつけられるのも強み。ジュエリー要素の強いボールペンが多いなか、普段使いしやすい道具の王道を行く1本です。
■11:S.T.デュポン「リベルテ ガーネット」
S.Tデュポンが手がけるライターは世界的に有名で、その美しさは「完成されたオブジェ」と讃えられるほど。同社のエレガンスな筆記具もまた、ラグジュアリーを愛する上流階級の人々を魅了してきました。
「リベルテ」は円錐形のスリムなボディーが上品で優美な雰囲気を纏います。フェミニンかつ上品なガーネットカラーは2017年に登場。ダイヤモンドを彷彿させるデザインのキャップトップが動くたびにきらめき、手元を華やかに彩ってくれるでしょう。
■12:モンテグラッパ「フェリチータ キャラメルゴールド」
「イタリアが好き」という女性読者から支持を集めたモンテグラッパ。熟達した職人が手作業で仕上げる精美な筆記具は「ライティング・ジュエル(筆記具の宝石)」と称されます。
近年、メンズライクなデザインが主流となってきているブランドですが、コンパクトで丸みを帯びた女性らしいフォルムと優しいパールの光沢を放つ「フェリチータ」をご紹介いただきました。ほかの製品に比べてコンパクトで女性の手にも扱いやすい、そんな携帯のしやすさも魅力です。
■13:ビスコンティ「ヴィーナス ローズ」
イタリア・フィレンツェに誕生したビスコンティ。創業は1988年と若いブランドですが、芸術作品から着想を得たコレクションなど個性的なラインナップで多くのファンを獲得しています。
「ヴィーナス」はルネサンス期のフィレンツェ生まれの画家サンドロ・ボッティチェッリが描いた「ヴィーナスの誕生」がモチーフ。表面は美しいマーブルカラーに覆われ、さらに多面系にカットされた趣向を凝らしたデザインです。ピンクとゴールドのフェミニンな組み合わせには、大人の女性も思わず心がときめくことでしょう。
■14:アウロラ「オプティマ ロッソ」
目も覚めるような独自の鮮やかな色合いで、まさにファッションの国・イタリア発のブランドであることを強く印象付けるアウロラ。メイドインイタリーへのこだわりが強く、ペン先の加工から組み立てまでトリノの自社工場で手がけています。
非常に軽く女性向きで、携帯に便利なのがオプティマの特徴。樹脂をくりぬいてつくるペン軸の模様は、ひとつとして同じものはありません。情熱的な色のロッソは日の光のもとで見ると素材の透明感が際立ち、手にした人をよりいっそう華やかに引き立てます。
■15:シェーファー「プレリュードミニ グロスブルー」
アメリカ・アイオア州で誕生したブランド「シェーファー」。米国歴代大統領から愛用され国際会議などの重要な署名のために活躍するなど、その信頼性はお墨付きです。
歴史的にもビジネスに熱意を注ぐ男性から支持されてきたブランドですが、アンケートでは耐久性と機能性を期待する女性の声を集めました。そこで今回セレクト頂いたのが「プレリュードミニ」。サイズは約112mmとチャーミングなサイズで、手帳にもすっきりと収まる便利なコレクションです。シンプルなデザインは人を選ばず、価格もリーズナブル。普段から気軽に愛用できます。
上質なボールペンは、持つ人をさらに魅力的に演出してくれるステータスアイテムと言っても過言ではありません。いまの自分をアップデートしたいとき、大切な方へあなたの思いを伝えたいとき。じっくり時間をかけて選んだ運命の一本が、手にした方の新しい物語をなめらかに綴ってくれることでしょう。
※掲載した商品の価格はすべて税抜きです。
問い合わせ先
- 代官山 蔦屋書店
- 営業時間/1F 7:00〜26:00、 2F 9:00〜26:00(年中無休)
- TEL:03-3770-2525
- 住所/東京都渋谷区猿楽町17-5
調査期間:2018年7月13日〜2018年7月23日
対象:Precious.jp 女性読者301名
調査方法:小学館IDアンケートフォーム
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- コウノユタカ
- EDIT :
- 大村実樹(東京通信社)