万年筆の王道ブランド・モンブランの万年筆や高級ブランド・人気ブランドの数限定品など、おすすめの高級万年筆を、ラグジュアリーメディア『Precious』『Precious.jp』『MEN'S Precious』が厳選! 大事な人への贈り物にもぴったりの逸品をご紹介します。
【目次】
モンブランの万年筆
【1】モンブラン マイスターシュテュック ゴールドコーティング 149 万年筆
1924年に誕生した「マイスターシュテュック」は、黒い樹脂に金、もしくはプラチナのトリムをデザインしたデザインで、現在でもブランドの顔と言える存在感を放っています。モンブランの万年筆のペン先には、モンブラン山の標高「4810」という数字が刻まれています。このようなディテールひとつへのこだわりも、モンブランというブランドの壮大なストーリーを感じさせてくれる要因のひとつです。
【2】ボヌール コレクション
「幸福」という意味のフランス語を冠する「ボヌール コレクション」。ファッション革命時の20世紀初頭に生きる、前向きで生き生きとした女性たちの毎日を表現したシリーズで、1920年代のローウエストドレスを思わせる、しなやかなシルエットが特徴的。リップやアイライナーと一緒にハンドバッグに収まる、すっきりスマートなデザインが、女性の手元を美しく見せてくれます。
画像はマリンルックをイメージした、2019年の新色。爽やかで小粋なブルーとホワイトのボーダーが、よき時代のフランス・リゾートを想起させます。
モンブランの「ボヌール コレクション」にマリンルックの万年筆やボールペンが登場
【3】マイスターシュテュック カリグラフィー
「マイスターシュテュック カリグラフィー」は、「カリグラフィー」の芸術性を更なる境地へ高めることを目的に生み出された、新型の万年筆。「カリグラフィー」とはヨーロッパに古くより伝わる、文字を美しく見せる技法のこと。デザイン性をはらんだ美しい書き文字は、日本の書道とも通じる部分があるかもしれません。
美しく文字を書ける秘密は、新たに開発されたペン先(ニブ)にあります。「フレキシブルニブ」と言われるそのペン先は、かかる圧力に応じて、ミリ単位で字の太さを調節することが可能。より精巧で表情豊かな「カリグラフィー」を実現するこちらのコレクションは、ヨーロッパや日本をイメージしデザインされたものなど、3つのラインナップで展開されます。
まずひとつは、モンブランの不朽の定番「マイスターシュテュック イエローゴールド149」に、「フレキシブルニブ」を搭載したモデル。堂々たるボディの持ち心地はそのままに、「書くこと」の楽しさを堪能できる逸品に生まれ変わっています。
「マイスターシュテュック カリグラフィー ソリテール ラッカー&ゴールドエッジ リーフ ル・グラン」は、「カリグラフィー」の黄金期である、ルネッサンスをイメージしたデザインで、ボディとキャップには職人の手作業による、リーフ(葉)をモチーフにした金箔があしらわれています。
避けることができない死やつかの間の虚栄とは違い、「書」の美しさは永遠に残るという、日本の哲学からインスパイアされた「マイスターシュテュック カリグラフィー ソリテール 蒔絵 リミテッドエディション 88」。宮廷に着物を納めていた京友禅の老舗、「千總」の掛け軸に見られる意匠を蒔絵と螺鈿で贅沢に再現したもので、京都の美意識を感じる、雅やかな1本に仕上げられています。2019年登場の限定品。
【4】モンブラン グレートキャラクターズ 2019
2019年12月に発表された、モンブランとディズニーのコラボコレクション「モンブラン グレートキャラクターズ 2019」。
「ウォルト・ディズニー™スペシャルエディション」は、1959年に登場したディズニーランドのモノレールから着想を得たモデル。ディズニー初の短編アニメーション映画「蒸気船ウィリー」の煙突を象ったデザイン、さまざまな「隠れミッキー」など、随所に散りばめられた遊び心に心くすぐられます。
「ウォルト・ディズニー™リミテッドエディション1901」は、ウォルトディズニーの誕生年にちなんだ数だけ販売される限定商品。ボディには、その上部を回転させると現れたり消えたりするミッキーマウスのスキャニメーションが描かれ、尻軸には長編アニメーション映画「白雪姫と七人の小人」へのトリビュートが表現されています。
「モンブラン×ディズニー」コラボのボールペン&万年筆が登場!「隠れミッキー」に注目です
【5】(MONTBLANC M)RED
エイズ撲滅を目指すプロダクト「(RED)」とパートナーシップを組み生まれた、エイズ撲滅を支援するコレクション「(MONTBLANC M)RED」。コレクションには、万年筆などの筆記用具や、出張やレジャーに最適なキャビントローリーが登場。アイテムを購入すると、1点につき5ユーロ(約585円)が、エイズ撲滅プログラムを展開するグローバルファンドに寄付されます。
全体の流線形を妨げることのないよう、プラチナ仕上げのクリップはキャップと一体化するデザインに。シルバーボディーにレッドラッカーがアクセントになった、スタイリッシュな逸品です。
世界を救う一筆!モンブランが(RED)とタッグを組んだ万年筆を発売、エイズ撲滅を支援
【6】「星の王子さま」がテーマ『ソリテールラッカー』
フランス人作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによる『星の王子さま』。世界中の人に愛されてきた名作がテーマのモンブランの「マイスターシュテュック ル・プティ・プランス」コレクションには、主人公の「星の王子さま」と、最も印象的なキャラクターである「キツネ」が、さまざまなモチーフで登場します。
「星の王子さま」が高級万年筆に!モンブランから限定コレクションが登場
【7】「星の王子さま」がテーマ『プレシャスレジン』・『ソリテールドゥエ』
物語のテーマでもある宇宙をイメージしたブルーが目を引く本体には「キツネ」の顔模様、ペン先には「星の王子さま」と「キツネ」、キャップには作品からの引用文が刻印されているなど、このコレクションならではのモチーフがデザインとして採用されています。万年筆以外にローラボール(水性)とボールペン(油性)も用意されているので、用途に合わせて最適な一本を選ぶことができるのがポイントです。
「星の王子さま」が高級万年筆に!モンブランから限定コレクションが登場
【8】「星の王子さま」がテーマのコレクション第2弾
「星の王子さま」にインスパイアされたコレクションの第2弾となる、2019年の新作。今回は語り手である「操縦士」が着想源になっています。ペン先など繊細な箇所にまでこだわり、物語の世界観を再現。操縦士という人物を通して物語が伝える、互いに教え導き合うことの大切さが表現されています。身近な人への贈り物にもおすすめしたい、メッセージのこもった1本です。
モンブランの「星の王子さま」コレクションが第2弾が発売。ノート、万年筆、ボールペンがお目見え
【9】パトロンシリーズ2018 ルートヴィヒⅡ リミテッドエディション888
歴史上のアートパトロンを讃えるコレクション「パトロンシリーズ」の最新作は、「白鳥王」の異名を持つバイエルン王ルートヴィヒ2世がテーマの万年筆。白鳥の首の形のクリップは、王が愛したワーグナーのオペラ『ローエングリン』に登場する白鳥の騎士にちなんだものだそうです。
ソリッドゴールドを使用した装飾は、かの有名なドイツのノイシュバンシュタイン城を再現。キャップトップも城砦の塔を象った、荘厳なデザインが特徴の万年筆です。
【10】マスターオブマーブル オマージュ・トゥ・ミケランジェロ リミテッドエディション96
イタリアルネサンスを代表する芸術家、ミケランジェロをテーマにした総大理石作りの贅沢な万年筆。フィレンツェの大理石彫刻職人の手により、彼の代表作である「ダビデ」の上半身像が立体的にあしわられている逸品です。キャップトップもミケランジェロ設計によるサン・ピエトロ大聖堂を模したデザインとなっているなど、偉大な芸術家に対するリスペクトにあふれています。
【11】オマージュ トゥ ハンニバル・バルカ リミテッドエディション96
古代都市・カルタゴの名将、ハンニバルをテーマにした、勇壮なフォルムが特徴の本数限定万年筆。ハンニバルのマント、象、盾などのアイコニックな要素を、グレコローマン建築を模したボディデザインに散りばめた重厚な逸品です。
マントのパンサー柄が加工されたキャップには、カルタゴが存在したといわれるアフリカの天然木、ワイルドオリーブを使用しています。花崗岩のキャップトップやカルタゴのモザイク細工を再現した彫刻、0.046カラットのコニャックカラーダイヤモンドを使用した象の目など、贅を尽くした万年筆。
【12】ハイアーティストリー ヘリテイジ メタモルフォシス リミテッドエディション1
古代ギリシャの時代から文学に登場するモチーフであり、数多くの文学作品に多大な影響を与えた蜘蛛。モンブランにとっても例外ではなく、1920年代には蜘蛛から着想を得たマスターピースを発表したこともありました。これは2018年に世界で1点だけ製作された「モンブラン ハイアーティストリー ヘリテイジ メタモルフォシス リミテッドエディション1(Montblanc High Artistry Heritage Metamorphosis Limited Edition 1)」です。
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【13】オマージュ トゥ マルコ・ポーロ「イル・ミリオーネ」リミテッドエディション1
冒険家のマルコ・ポーロによる旅行記、『イル・ミリオーネ』をモチーフとしたモンブランの逸品。デザインは、マルコ・ポーロが旅した中国やモンゴルといった、アジアを感じさせるエキゾチックなものになっています。
キャップに施されているのは「コロマンデル屏風」と呼ばれる、中国の代表的なインテリアをモチーフとした、独特の模様のルビーとダイヤモンド。その華麗なキャップを外すと現れる本体には、零れ落ちそうなほどのダイヤモンドを使用した世界地図と、18金のペン先には砂漠を旅するマルコ・ポーロの姿も。
ギフトに贈りたい万年筆
【1】エス・テー・デュポン、ウォーターマン、パーカーの万年筆
英国の名門パーカーの『デュオフォールド』は、ジャズエイジ華やかなりし頃に生まれた。多くの有名人に愛用されていた名品。その後の常識となる、毛細管現象を利用した万年筆を生み出したのはウォーターマン。精緻な加工が施された『エクセプション ナイト&デイ プラチナST』は、ペン先に見事な意匠を備え、筆記具を超えた優雅さを醸し出しています。エス・テー・デュポンの『ブラック・マザー・オブ・パール』に使われるのは、真珠を育む天然の黒蝶貝という豪勢さ。
【2】エス・テー・デュポンの「D-イニシャル」
1872年に創業したフランスのラグジュアリーメゾン「エス・テー・デュポン」。高級ライターはじめ、筆記具やレザー製品など、職人技から生まれるアイテムには世界中に根強いファンが存在し、あのパブロ・ピカソも愛用者として知られています。
メゾン初の筆記具は、アメリカのファーストレディーであったジャッキー・ケネディからのオーダーで誕生。その復刻版「クラシック」へのトリビュートとして生まれたのが、ご紹介する「D-イニシャル」です。古き良き時代のエレガンスを踏まえつつ、男女問わず対応する、よりコンテンポラリーなデザインに。円筒形の金属のボディがナチュラルに手にフィットし、書き味も抜群です。どんなシーンにもマッチするうえ、贈り相手を選ばないこともあり、定番人気を誇ります。
【3】エス・テー・デュポンの「ラインD」
ギョシェ彫りやナチュラルラッカー仕上げなど、職人技の粋を結集し生まれた「ラインD」。エス・テー・デュポンで扱う筆記具を代表する、美しくラグジュアリーな逸品です。
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【4】エス・テー・デュポンの「スウォード シェイクスピア」
エス・テー・デュポンの2020年の新作は、劇作家「シェイクスピア」がテーマ。デザインモチーフとして独特の存在感を放つ「髑髏」は、彼の代表的な戯曲「ハムレット」の名シーンからフィーチャーしたもの。原典を知っていても知らなくてもドキッとしてしまうような、深みのあるデザインに仕上げられています。
「万年筆」タイプは、新店舗「エス・テー・デュポン 日本橋三越本店」のみの取り扱いで、シェイクスピアの誕生年にちなみ、全世界で1,564本のみ生産。また「筆記」のための新たなペンコレクションとして誕生する「スウォード」コレクションの第一弾ということもあり、レア度の高いアイテムになりそうです。
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【5】エス・テー・デュポンのモネコレクション「印象、日の出」
エス・テー・デュポンでは毎年限定コレクションを発表しているのですが、2019年は印象派を代表する画家、クロード・モネの「印象、日の出」に着目。この美しい絵画をデザインした、さまざまなアイテムを展開しています。
万年筆をはじめとする各アイテムには、原画と同じ顔料を使って手仕事でひとつずつ絵が描かれており、モネのサインもエングレービングで施されています。この作品をモネが描いたのは1872年のことで、エス・テー・デュポン創業と同じ年。それにちなみ、それぞれ1,872個の限定販売。
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【6】パーカーの「ソネット スペシャルエディション」
1888年の誕生以来、多くの歴史的な場面に立ち合い、また多くの紳士の心を捉えてきた、イギリスの高級筆記具ブランド「パーカー」。
弱冠25歳で会社を設立したジョージ・サッフォード・パーカー氏はとても好奇心が強く、世界を旅する中でさまざまな人と出会い、話をすることで、その視野を広げてきたそう。そうした経験が彼の想像力の源になると同時に、常に顧客の要望を聞き、商品に取り入れてきたパーカーの企業姿勢に繋がっていることは、想像に難くありません。
旅先で得たインスピレーションを商品に落とし込んでいたという、ジョージ・サッフォード・パーカー氏。アール・ヌーボーから影響を受け誕生した「スネークペン」は、万年筆にラグジュアリーな要素を加えた歴史的1本。アイコニックなモデルが数多存在する「パーカー」の中でもとりわけエポックメイキングであり、今ではコレクターズアイテムとなっています。
日本を訪れた際に心を奪われた、七宝焼の鮮やかな色合いがインスピレーションの源となっている「デュオフォールド マンダリンイエロー」。七宝焼の独創的な色合いをボディカラーで再現し、「パーカー」の人気を不動のものとしました。
ブランド創業130年を記念し発表された「ソネット スペシャルエディション」は、創業者であるジョージ・サッフォード・パーカー氏が情熱を傾け続けた、「旅」がモチーフのコレクション。たとえば7大大陸の世界地図と北極から見た地球のダイアグラムを描いた「アトラスCT」など、彼の情熱と好奇心を投影したデザインになっています。
【7】ファーバーカステルの「ペン・オブ・ザ・イヤー 2019 サムライ」
1761年にドイツ・ニュルンベルグ近郊に創業した「ファーバーカステル」。鉛筆を世界で初めて商品として販売し、現在の鉛筆の常識となっている芯硬度と六角形のデザインを開発したことでも知られる、世界最古の筆記具メーカーです。
1993年に創設された「ファーバーカステル伯爵コレクション」は、伯爵自ら手がける、同社の最高級ライン。中でも毎年発表される限定シリーズ「ペン・オブ・ザ・イヤー」は要注目です。2019年のテーマに選ばれたのは、剣豪・宮本武蔵。「ペン・オブ・ザ・イヤー 2019 サムライ」と銘打ち、ブランドがイメージする「宮本武蔵」を、1本のペンに表現しています。
「ブラックエディション」(写真左)は武士の甲冑をモチーフにしたモデルで、玉鋼(たまはがね)という、日本刀にも使われる高価な鉄を素材として採用。表面には24金で甲冑を模した模様が描かれ、また「心意二ツの心をみかき」という、武蔵の格言が刻印されています。
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【8】ファーバーカステルの「スターリングシルバー」
純銀の輝きを放つ「スターリングシルバー」。エンドキャップには「伯爵コレクション」でおなじみのファーバーカステル家の紋章が刻印されており、王冠のような全体のデザインと相まって、王侯貴族のごとき風格を漂わせます。それでいて華美すぎることもない、本物だけが持つ気品が魅力です。
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【9】ファーバーカステルの「グリップ2011 」
「伯爵コレクション」に代表されるラグジュアリーな筆記具を展開する一方、お手ごろな商品も。「グリップ2011 万年筆」は、従来の万年筆が持つ重厚感を払拭した軽量感が特徴。3,000円と手の届きやすい価格ながら、その使い心地の良さは老舗メーカーならではです。快適さを追求したシンプルデザインも、モダンな印象を与えます。限られた予算内でセンスを見せたいギフト、あるいは初めて手にする万年筆としてもおすすめです。
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【10】ステッドラーの「TRXシリーズ」
ドイツ・ニュルンベルクに本拠地を置く、筆記具や製図用品の世界的メーカー「ステッドラー」。「TRXシリーズ」の特徴は、三角軸の本体。これは人間工学に基づいた設計で、持ちやすく疲れにくい、抜群の使用感をもたらします。特殊なアルマイト加工で仕上げた表面は上品で高級感があり、デザイン性も両立。それぞれにペンケースがひとつ付属しているので、1本だけでもスマートに持ち運べます。カラー展開も豊富に、ブルー、グリーン、ブラウン、ブラックの4色をラインナップ。
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【11】エルメスの「ルージュH」
「ルージュ エルメス」という色をご存知でしょうか?最初にメゾンにこの色をもたらしたのは、3代目のエミール・モーリス・エルメス。それまで黒とブラウンが定番だったレザーの世界に初めて独特な赤を創り出し、以来、メゾンの名を冠して大切に守られてきた「特別な色」なのです。
知的なスタイルを演出するアイテムとして、大人の手帳周りにはこの「ルージュH」を常に置いておきたいものです。
【エルメスのある暮らし】いつもそばに置いておきたい、手帳カバー「ネセセール・デクリチュール」&万年筆「ルージュH」
国内メーカーの万年筆
【1】パイロットの「創立100周年記念万年筆」
日本を代表する筆記具メーカー「パイロット」の創立100周年記念品として販売された、漆芸を活かした超高級万年筆。中には500万円のセットなどもあり、その豪華さが話題となりました。
キャップに船出を見守る富士山、軸に帆船「明治丸」を研出高蒔絵で描いた「富士と明治丸」は、お値段15万円。
100万円の万年筆「富士」は、大型50号・エンペラーサイズの万年筆で、キャップには卵殻技法で雪化粧を表現した富士山、軸には長寿の象徴といわれる松と山水が。全体に肉合研出蒔絵と呼ばれる高度な技法が使われており、重厚な仕上がりになっています。こちらは全世界で100本の限定品。
最高級・500万円の漆芸セット「七福神」は、人間国宝の松田権六さんを中心に結成された蒔絵の創作集団「國光會」の総力を結集した漆芸セット。7本の万年筆にはそれぞれ七福神が研出高蒔絵で描かれており、鶴と亀を研出蒔絵で描いたペントレー、七福神それぞれのイメージに合わせた7色の限定インキがセットになっています。船や富士山が描かれた専用箱に入れられ、全世界25セットで限定販売。
予想外の値段にビックリ! ネットで話題の「500万円の超高級万年筆」とは
【2】helicoの「シュクル」
香川県の小さな工房で手作業で商品を製作する、小規模の万年筆メーカー「helico(ヘリコ)」。同社の万年筆を特徴づけるのは、独自の美しい色合い。アクリル樹脂を使った万年筆は色・柄のラインナップ豊富で、たとえば春は、桜を彷彿させるピンク系がよく売れるそう。贈る相手のイメージや季節に合わせたカラーをチョイスできるため、ギフトにおすすめのブランドです。
女性へのギフトとして人気を集めているのが、ハンドバッグやポーチにぴったり収まるリップサイズの万年筆「シュクル」。小型で持ち歩きに便利なうえ、瓶からインクを吸う作業を必要としない、ショートカートリッジ対応なのがうれしいところ。100種以上の色柄から選ぶことができるので、イメージにあった1本が必ず見つかるはずです。
【3】helicoの「Perfume/パフューム」
上のシュクルとサイズの異なるバージョンが「パフューム」。一般的なペンと同様のサイズで、クリップのないシンプルなデザインが特徴的。中にコンバーターと呼ばれる吸引器が入っているので、好きな色のインクを使うことができます。
【4】helicoの「ダイヤモンドアイズ」
八角形の軸を特色とする「ダイヤモンドアイズ」。見る角度によって異なる輝きを放つ、美しい1本です。ちなみに画像は「Endress Summer 終わらない夏」と名付けられた商品。「helico(ヘリコ)」のアイテムにはそれぞれに美しい名前がつけられており、選ぶときのヒントにも使えます。
大切な人へのギフトにも最適!プレゼントに喜ばれる「万年筆の選び方」とおすすめ3選
【5】秋田研磨工業 KENMA<ケンマ>の高級万年筆
時計のカバーガラスや、光学部品の生産を手が高品質の工業製品を手がけて来た会社が自社のノウハウを生かし誕生させたブランドの万年筆。「後世に受け継ぎたい万年筆」をコンセプトに掲げ、7年の歳月をかけて開発された逸品。ボディ・キャップ部には輪島上塗や川連塗、屋久杉といった機能性と華やかな芸術品を兼ね備えた1本となっていて幅広いラインナップにも注目です。
凄みすら感じさせる日本橋三越本店の実力。超級高級万年筆に萌えよ!
万年筆のインク
【1】helicoの「儚き蒼」
万年筆の魅力は軸のデザインだけにあらず。インクやペン先を組み合わせることで、より好みの筆記具にカスタマイズすることができ、贈り物としても、さらなるオリジナリティを発揮することができるのです。
かつては万年筆のインクといえばブルーブラックが主流でしたが、今では何百色ものインクが販売されています。画像は先にご紹介した「helico」が、専門メーカーとコラボしつくったインク。「儚き蒼」という名前も美しく、豊富な色のペン軸と合わせて、選ぶ楽しみがあります。
大切な人へのギフトにも最適!プレゼントに喜ばれる「万年筆の選び方」とおすすめ3選
【2】プラチナ万年筆の「クラシックインク」
大正時代に創業し、今も多くのファンを抱える「プラチナ万年筆」。人気商品「クラシックインク」は、最初の鮮やかな染料色から時間の経過とともに移り行く、色の変化が特徴。多彩なカラー展開はもとより、その変化を楽しむ過程も魅力です。 写真は東急ハンズ限定で販売されたミニボトルの6色セット(カシスブラック、フォレストブラック、シトラスブラック、カーキブラック、セピアブラック、ラベンダーブラック)。
「書く」がもっと楽しくなる筆記用具5選!東急ハンズ全店で「文具祭り2020」が開催中
【3】モンブランの星の王子様モチーフインク
「星の王子さま」の特徴的なキャラクターである「キツネ」を象徴するカラーのダークオレンジの万年筆用インクなど、「マイスターシュテュック ル・プティ・プランス」コレクションだけの限定商品もラインナップ。インクにもこだわりたいですね。
「星の王子さま」が高級万年筆に!モンブランから限定コレクションが登場
※掲載した商品はすべて税抜です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部