レディース秋の清楚系着こなしまとめ。控えめで落ち着きがありながら、清潔感や慎ましい美しさのある清楚系コーデ。今回は、パンツやスカートでつくる秋らしい清楚なコーデを22選ご紹介します。日々のファッションの参考に、ぜひお役立てください。

レディース清楚系ファッションコーデ


【1】黒ニット×キャメルトレンチコート×グレースカート

【1】黒ニット×キャメルトレンチコート×グレースカート
コート・スカート・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、イヤリング(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、その他/私物 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

大きめの襟が華やかなムードをもたらす、こっくりとしたキャメルカラーのトレンチ。畝(うね)が深めのコーデュロイが色の深みを高め、カジュアルな素材をノーブルな印象に。それでいて小粋に映るのは、腰周りをすっきりさせたシルエットの賜物です。

【2】白ブラウス×ブリックレッドパンツ

【2】白ブラウス×ブリックレッドパンツ
ブラウス・パンツ(オンワードグローバルファッション〈ジル・サンダー〉)、バングル・リング(ジョージ ジェンセン ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

すっきりとしたスタンドカラーと控えめなドレープ使いが、キャリアシーンに映える一枚。ブリック色のパンツで秋らしい配色を意識しつつも、シルバーのジュエリーを手元に重ね、視線が集まるところはひんやり、シャープに仕上げましょう。ハリのあるシルクツイルにウォッシュ加工を施し、なめらかな風合いを実現。ほんのりブルーみを帯びた独特の白が落ち着いた印象を醸し出します。

【3】白シャツ×グレージャケット×グレーパンツ×シルクスカーフ

【3】白シャツ×グレージャケット×グレーパンツ×シルクスカーフ
シルクスカーフ(wb)、ジャケット・パンツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、シャツ(ブラミンク)、ピアス(ケイテン)、眼鏡(オリバーピープルズ 東京ギャラリー) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2017年

インナーの襟元が寂しいときは、ロングスカーフの出番! 首元に大判スカーフでボリュームをもたせると、もっさり見えますが、ロングスカーフなら布地の分量も抑えられて、フェースラインもすっきりします。

【4】ロングコート×黒ニット×ベージュワイドパンツ

【4】ロングコート×黒ニット×ベージュワイドパンツ
パンツ(プルミエ アロンディスモン)、コート(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、ニット(三喜商事〈アリュード〉)、手袋(アマン〈アルポ〉)、イヤリング・リング(デペッシュモード恵比寿本店〈ドナテラ・ペリーニ〉)、バッグ(オンワードグローバルファッション〈マルベリー〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のパンツは深めタックのワイドシルエットで、スカートのような優雅さを実現。ロング丈のコートも足首見せですっきりさせまよう。ボリュームあるポケットと襟元のファーで視線を上に逃すのもテクニックです。

【5】白シャツ×ネイビーパンツ

【5】白シャツ×ネイビーパンツ
シャツ『MONDAY』・パンツ・バッグ・靴(オンワードグローバルファッション〈ジル・サンダー〉) 撮影/戸田嘉昭・小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

ジル・サンダー自身が好んだ最もアイコニックなシャツは、襟も身幅もコンパクト。すっきりとした比翼ボタンで、ミニマムを極めた美しさです。ネイビーのパンツと存在感のある黒小物で、全体を引き締めて。

【6】カーキトップス×白タイトスカート

【6】カーキトップス×白タイトスカート
スポーツマックスのトップス・マックスマーラのスカート・バッグ・靴(マックスマーラ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

ドロップショルダーが特徴的なトップスは、光沢のあるカットソー生地がつくり出すやわらかなドレープ感が美しい一着。バックスタイルがマーメイドラインになったタイトスカートを合わせて、配色とともに全身シルエットにも緩急をきかせると、洗練されたバランスに仕上がります。シャンパンゴールドの甲深パンプスとジオメトリック柄バッグでモードな個性を加えましょう。

【7】黒ニット×黒レーススカート

【7】黒ニット×黒レーススカート
ニット・スカート・靴・ピアス・ブレスレット・バッグ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious9月号』小学館、2018年

繊細なフルレースのスカートは、黒のエレガンスに欠かせないアイテム。トップブランドの極上レースなら、クラシックななかにも目を奪うモダンな美しさがあり、自信を授けてくれます。タートルニットで縦長すっきりラインを目指しましょう。

【8】グレーブラウス×白ワイドパンツ×ロングファージレ

【8】グレーブラウス×白ワイドパンツ×ロングファージレ
パンツ(エンフォルド)、ジレ(アオイ〈マルゴン〉)、ブラウス(キートン)、ヒロタカのピアス・マリハのリング(showroom SESSION)、バッグ(アオイ〈マウロ ゴヴェルナ〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のパンツはドレープ性に優れた暖かみあるウール素材。股上が深く、ウエストは高位置で、タックがなくすっきりしています。グリーンのラインがアクセントとなった、シアリングファーのジレとハイウエストのボトムスで、全体をロング&リーンなシルエットに。

【9】グレーワンピース×ストール

【9】グレーワンピース×ストール
ワンピース・ストール・バッグ(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ピアス(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、時計(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス〈ゼニス〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

オンスタイルにふさわしい、胸元のVラインに配された「ルーチェ」のさりげない煌めき。ウールカシミヤの布帛ならではのしなやかな落ち感と、ほんの少しカーキがかった絶妙のグレーが、大人の知的な印象を高めてくれます。

【10】グレンチェックジャケット×黒ニット×グレーパンツ

【10】グレンチェックジャケット×黒ニット×グレーパンツ
ジャケット・ニット・パンツ(ルック〈フィラージュ〉)、アイウエア/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

イタリア屈指のテキスタイルメーカー、クレヴァクオーレ社のウール地を使用した、旬のグレンチェック柄のテーラードジャケット。仕立て映えするハリのある素材と、着用時のフィット感を高めた構築的なフォルムで美しいジャケット姿が実現します。

【11】グレージュニット×チェック柄スカート

【11】グレージュニット×チェック柄スカート
ニット・スカート・Gianni Chiariniのバッグ・Vittorio Virgiliの靴(Theory luxe)、バングル(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

表情を明るく見せてくれるプラチナグレージュの淡いトーンのニットは、コントラストをつけた配色ですっきりとまとめましょう。スカートとも相性がいいよう着丈もやや短めに仕上げたのがこだわりのひとつです。

【12】黒ワンピース×バッグ

【12】黒ワンピース×バッグ
ワンピース(IZA〈ヌメロ ヴェントゥーノ〉)、ピアス・ブレスレット(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、バッグ(JIMMYCHOO) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious9月号』小学館、2018年

美人オーラを授ける「リトル・ブラック・ドレス」は、むだのないシルエットで、凛とした女性像へと導いてくれます。あえてネックレスをつけず、デコルテをすっきりと。引き算のバランスを大切に。胸元のカッティングや、スカート部分の前後に施されたスリットなど、絶妙な肌見せがかなうワンピースです。

【13】グレーコート×カットソー×カーキスカート×ストール

【13】グレーコート×カットソー×カーキスカート×ストール
スカート(エストネーション〈エストネーション〉)、コート(オルドス ファッション ジャパン)、カットソー(デペッシュモード恵比寿本店〈ディウカ〉)、ストール(エルメスジャポン)、ピアス(showroom・SESSION〈ヒロタカ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のスカートは比翼仕立てのシンプルデザイン。さらっとしたコットン素材だから、3シーズン活躍しそう。ワントーン明るいコートとカットソー。それだけでは物足りないので、大判のストールを投入。白いプリント模様が浮き出し、清潔感のある着こなしが完成します。

【14】白ブラウス×ネイビーカーディガン×ネイビーパンツ

【14】白ブラウス×ネイビーカーディガン×ネイビーパンツ
パンツ(ADORE)、カーディガン(三喜商事〈アリュード〉)、ブラウス(ADORE)、ミッレのピアス・ネックレス・ルーナのネックレス(チェルキ)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のパンツは太いベルト幅に白いボタンが印象的。深いタック入りで、ハイウエストに仕立てられたエレガントなデザインです。白いインナーをボトムインして、ウエスト位置を明確に。さらにボトムと同色のロングカーディガンが額縁効果を発揮します。

【15】ネイビーストライプワンピース×バッグ

【15】ネイビーストライプワンピース×バッグ
ワンピース(コロネット〈アキラーノ・リモンディ〉)、ネックレス・バングル(デペッシュモード恵比寿本店〈ドナテラ・ペリーニ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉)、バッグ『ミニ アルファ ヴィル』(ピエール アルディ 東京) 撮影/唐澤光也(パイルドライバー) BY:『Precious9月号』小学館、2017年

しなやかな知性美が香り立つネイビーストライプのワンピース。バッグとリンクさせたネックレスや靴ですっきり感を演出しましょう。

【16】ライトブルーシャツ×ライトベージュスカート

【16】ライトブルーシャツ×ライトベージュスカート
シャツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、スカート(アングローバル〈イレーヴ〉)、ピアス・バングル・リング(TASAKI〈TASAKI〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious9月号』小学館、2018年

シャツはバンドカラーのすっきり感をさらに高める比翼仕立てのストレートシルエット。カフリンクスをあしらい、折り返した袖口が知的な手元を演出。シンプルなたたずまいに、自然な光沢をたたえたオックスフォード生地の上質な素材感が引き立ちます。明度をそろえたライトベージュのハイウエストスカートを合わせた着こなしは、上品なフレッシュ感が魅力です。

【17】ベージュブラウス×ピンクパンツ

【17】ベージュブラウス×ピンクパンツ
ブラウス・パンツ・バッグ(IZA〈ヌメロ ヴェントゥーノ〉)、眼鏡(ミクリ ジャポン〈スタルク アイズ〉)、時計(パテック フィリップ)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)  撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

落ち感のきれいなベージュのブラウスは、肌触りもよく晩夏から秋へのブリッジアイテムとしても活躍。淡いサーモンピンクのパンツと合わせて、優しげなムードを楽しみましょう。ブラウスはセットインのタイプを、パンツはセンタープレスを選んで、すっきりとしたラインを目指すのがおすすめです。仕上げにスタッズ付きのバッグやビジューモチーフのパンプスで輝きをちりばめると、着こなしにメリハリが生まれます。

【18】黒ニット×ムートンコート×黒パンツ

【18】黒ニット×ムートンコート×黒パンツ
パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、コート(ebure)、ニット(オールウェイズ〈M・fil〉)、ピアス(ストラスブルゴ〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(アマン〈ペリーコ〉)、靴(ロンハーマン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/石倉和夫 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

スティックパンツはおなか周りがすっきり見えるウールストレッチのノーベルトタイプ。形状記憶のセンターシームで、すらりとしたレッグラインを実現します。潔くインナーをⅠラインでシックに締めれば、ムートンコートの存在が際立って、海外セレブのようなこなれ感が漂います。

【19】モカグレージュニット×グレータイトスカート

【19】モカグレージュニット×グレータイトスカート
ニット(三喜商事〈アニオナ〉)、スカート(ウールン商会〈ファビアナ フィリッピ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/川田有二 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

顔周りに視線を集め、ウエストに絶妙に収まるニットは、ひざ下丈タイトスカートをスタイルよく着こなすキーアイテムです。ニット、スカート、ホーザリーと徐々に濃くなるグラデーションも、すっきり脚長に見せるワザ!ニットは立体感のある畦あぜ編みのカシミヤでリッチな輝きを授けたモカグレージュニット。アシンメトリーなビッグタートルとコンパクトな着丈のバランスも今らしい。

【20】白シャツ×ノーカラーコート×デニムパンツ

【20】白シャツ×ノーカラーコート×デニムパンツ
デニム(リー・ジャパン〈リー〉)、コート(ADORE)、シャツ(三喜商事〈バンフォード〉)、イヤリング・ブレスレット・リング(フレッド)、バッグ(バリー 銀座店)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/土山大輔(tron) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

デニム界の名門ブランドがつくるトレンドデニムなら、大人世代も安心感のあるはき心地。白のバンドカラーシャツと、グレージュのノーカラーコートで、すっきりと上品にまとめましょう。

【21】ベージュニット×黒スカート

【21】ベージュニット×黒スカート
ニット(エストネーション)、スカート(アストラット 新宿店)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、ピアス・ネックレス・バングル(ピアジェ)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious9月号』小学館、2018年

フロントを折りたたんだラップデザインに個性が光るハイウエストスカートを、ウエストインで着こなして。上半身コンパクトなバランスを、スカートの黒が強調して、すっきりとスマートな印象にまとまります。スカートは、ドライタッチのコットン混ギャバジンはハリのある生地。適度なボリューム感で、華やぎのあるシルエットが完成します。

【22】シルクシフォンブラウス×ネイビースカート

【22】シルクシフォンブラウス×ネイビースカート
ブラウス・スカート(オンワードグローバルファッション〈ロシャス〉)、ピアス・ブレスレット・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ロベルタ ディ カメリーノ)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious9月号』小学館、2017年

眼差しを知的に見せる、アイシーな色味のブラウスで秋支度を。スカートのサイドにあしらわれたボタンとリンクさせるよう、イエローゴールドのジュエリーを耳元と手元に添えてリッチに仕上げましょう。気品漂うボウタイブラウスも、秋空に似たセルリアンブルーなら、こんなにも新鮮な表情に。シルクシフォンのエアリーな質感が、優しげなオーラを醸し出します。