昼夜問わず人通りの多い六本木ヒルズから六本木通りを挟んだ向かいに450種類ものテキーラと120種類のメスカルを揃えるバーがある。それが今年で20周年を迎える「アガヴェ」だ。

メキシコ革命時代をイメージ! 本場の雰囲気そのままの店内

「アガヴェ」のエントランス

日本におけるテキーラは若者が一気飲みをするイメージが強いが、果たして食事と合うのか。扉を開ける。赤いライトが照らす階段を降り、店内へ

階段を降りて、地下にある店を目指す

場所柄と店内までのアプローチで若者向けの店と判断するのは早計だ。

客席は70席あり、店内は広々としている

カウンター10席を含む店内は思ったよりも広く、落ち着いた雰囲気だ。現地から輸入したエキパルと呼ばれる豚の革を張ったメキシコの伝統的なチェアやタイルを取り入れ、1910年に始まったメキシコ革命時代を彷彿とさせる内装になっている。

メキシコを代表する現代画家フリーダ・カーロの肖像画のレプリカも飾られている。

エキパルはアステカ帝国の皇帝も使っていただけあって、ゆっくりと腰を落ち着けられる。そのまま歩を進めて、今夜目指すカウンターへ。カウンターの正面にも左手にも圧倒されるほどのテキーラとメスカルが並ぶ。

カウンターのサイドに並ぶ数多くのメスカル
カウンターにあるアガべ越しにもたくさんのテキーラが並んでいるのが見える

カウンターの中央に飾られた、テキーラの原材料であり、店名の由来でもあるアガべのそばに陣取り、今宵の食事をオーダーする。

「アガヴェ」に来たらタコスとブリトーは外せない

「アガヴェ」で味わえるのは、やはりテキーラに合うメキシカンフードだ。今でこそ日本でもメキシコ料理は一般的になってきたが、「アガヴェ」がオープンした20年前当時はまだマイナーな存在であった。その頃から本格的なメキシコ料理を提供し続けてきた。 空腹の時はタコスがおすすめだ。

チキンのタコス ¥1,200

ソフトなトルティーヤにサルサで味付けされたチキンは、トマトの風味を強く感じる。そのままでもおいしいが、刺激を加えたいならハラペーニョソースで辛味を足してもいいだろう。またチキンかビーフを選べる。

タコスに合わせたいテキーラは「ロス アスレホス」のレポサド(短期熟成したもの)だ。

「ロス アスレホス」のレポサド¥2,200

短期熟成の繊細な味わいは、少しスパイシーなタコスの味をじゃましない。食事にもぴったりの1杯だ。

まだお腹に余裕があるならブリトーもオーダーしてほしい。

ビーフブリトー アガヴェスタイル ¥1,800

トルティーヤの中に辛味の強いチレワヒージョという唐辛子を使ったチリビーンズとビーフ、そして米が入った、本場のブリトーそのものだ。ボリュームのあるこちらに合わせたいのは、「エル テソロ」のレポサド。

「エル テソロ」のレポサド ¥1,800

チョコレートのような甘い香りが漂う。これは熟成樽からうつった香り。アガベのやさしい味わいは、口の中からすっと消えていき、料理の邪魔をしない。

せっかくだからテキーラのことをもっと知りたい。後編ではテキーラについて、もっと深く紹介しよう。

※価格は税込み、サービス料は別です。

問い合わせ先

  • アガヴェ TEL:03-3497-0229
  • 住所/東京都港区六本木7-18-11 DMビルB1F
    営業時間/月~木18:30〜L.O.25:30、金・土曜18:30〜L.O.27:30
    定休日:日・祝日の月曜
    アクセス/六本木駅2番出口より徒歩1分

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この記事の執筆者
フリーランスのライター・エディターとして10年以上に渡って女性誌を中心に活躍。MEN'S Preciousでは女性ならではの視点で現代紳士に必要なライフスタイルや、アイテムを提案する。
PHOTO :
小倉雄一郎