寒い冬の着こなしにぴったりな、レディースのロングスカートを用いたコーディネートを、ファッション誌『Precious』より15パターン集めました。靴やアウターとの合わせ方を参考に、ぜひこの冬のおしゃれにお役立てください。

【目次】

冬のロングスカートに合うアウターコーデ


【1】ロングチュールスカート×ベージュ柄コート

【1】ロングチュールスカート×ベージュ柄コート
コットンサージに「トワル ドゥジュイ」をスクリーンプリント、さらに後染め加工で奥行きを表現したコート・スカート・チョーカー・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

シックな2色使いが特徴的な18世紀フランスの古典柄に、野生動物を描き込んだ現代版「トワル ドゥジュイ」。自由で大胆な伝統の再解釈を、緻密なプリントと染色で、絵画のように美しいテキスタイルに昇華。

この新しい迫力美に満ちた「トワル ドゥジュイ」が、ディオールらしいフェミニンシルエットのトレンチ風コートに、神秘的な陰影と迫力を授けています。

【2】ロングプリーツスカート×ファーコート

【2】ロングプリーツスカート×ファーコート
コート(ドゥロワー 日本橋店〈ドゥロワー〉)、ブラウス(Vince 表参道店)、スカート・ガライズ ラブのピアス(エストネーション)、ネックレス(チェルキ〈ミッレ〉)、バッグ(ジャンニ キアリーニ銀座店〈ジャンニ キアリーニ〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

ラメが輝くプリーツスカートと、はちみつ色のミンクファーで華やかにまとめたスカートスタイル。淡い色調のショート丈のミンクファーは、フェミニンスタイルによく似合うアイテムです。洗練されたクリーム配色でまとめたら、モードな香りが漂う大ぶりピアスで、旬のアクセントを。

【3】ブラウンロングスカート×白コート

【3】ブラウンロングスカート×白コート
コート(ADORE)、ニット(yoshie inaba)、スカート(プルミエ アロンディスモン)、ピアス・ネックレス(三越日本橋本店 本館3階ミグジュアリー〈ドナテラ・ペリーニ〉)、バッグ(エドストロームオフィス〈ジェイ ダブリュー アンダーソン〉)靴(セルジオ ロッシ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

ウール素材を圧縮し、凹凸のある仕上がりになったコートは、そのたっぷりとしたシルエットが、リッチな雰囲気を生み出します。ブラウンのニット×ブロンズのスカートを合わせれば、ヨーロッパマダムのようなこなれ感を楽しむことができます。

【4】白ロングスカート×ムートンファーベスト

【1】白ロングスカート×ムートンファーベスト
カシミヤニット・ムートンファーベスト・スカート・バッグ(ブルネロ クチネリ ジャパン)、靴(プレインピープル丸の内〈バルバート〉) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious12月号』小学館、2017年

ムートンファーとスリーブレスデザイン、柔和な「ラテ」色で、クールなライダースベストがやわらかな表情に。カシミヤニットとのレイヤードは、頬に当たる冷気も心地よく感じられるほど、暖かな着心地です。フェミニンなロングスカートを合わせて、大人の甘辛ミックスを意識しましょう。

【5】黒ロングスカート×黒ジャケット

【2】黒ロングスカート×黒ジャケット
ジャケット・スカート(カオス表参道〈カオス〉)、ニット(サザビーリーグ〈デミリー〉)、ブレスレット(ダミアーニ 銀座タワー〈ダミアーニ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2018年

タートルニット×チュールのロングスカートの組み合わせで、こなれ感がありながら、ドラマティックなオーラを放つドレスアップスタイル。マニッシュなジャケットだけに、夜のお出かけは思いきりエレガントに仕上げましょう。黒一色は、異素材重ねにも留意するのがポイントです!

【6】白ロングスカート×グレージュコート

【3】白ロングスカート×グレージュコート
コート・スカート(ザロウ)、ブラウス(ラルフ ローレン)、バッグ・靴(トッズ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

温もりを感じるベージュ系のグレージュコートを主役にするときは、ぼやけた印象にならないように、小物で濃淡をしっかりつけて引き締めるとうまくいきます。上質なレザーコートの光沢感を生かしたいので、同系色のロングスカートをなじませ、小物はマットなクロコダイルを選ぶのが正解です。

【7】グレーロングスカート×グレージュフォックスファージレ

【4】グレーロングスカート×グレージュフォックスファージレ
前がフォックスファーで後ろ身ごろが薄いムートン素材のジレ(ストラスブルゴ〈マンツォーニ24〉)、カシミヤのタートルニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョンストンズ〉)、スカート(ebure)、ピアス(エストネーション〈ガラ イズ ラブ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

優しいグレージュのフォックスファーをたっぷりあしらったジレを主役に。コーディネートのトーンはそろえて、グレーでほんの少し色をずらすだけ。でも服の素材の質感は、ドラマティックに変えるのがポイントです。プリーツスカートのしなやかさと、ファーのふんわり感の差が、それぞれの魅力を際立たせ、贅沢なグレージュ・グラデーションが実現します。

【8】白ロングスカート×ベージュカーディガン

【5】白ロングスカート×ベージュカーディガン
edit & co. Cowichanのカーディガン・YURIPARK CAPO COMPLETOのニット・adele couturierのスカート(edit & co.)、靴(プレインピープル丸の内〈ボサボ〉)、ブレスレット・リング(リンクス オブロンドン青山店)、その他/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

カジュアルを美しくするなら、スタンダードの力に頼るのもいい。厳寒のカナダで生まれたハンドメイドのカウチンニットには、名品の存在感があります。こちらはキモノスリーブや細身シルエットなど、スタイリッシュに着こなせる一着です。しなやかなロングスカートに合わせて、女らしく着こなしましょう。

【9】黒ロングスカート×グレーコート

【6】黒ロングスカート×グレーコート
スリムに魅せるブラックのタイトスカート

グレーは、合わせる色味で雰囲気を変えられることから、ビジネスシーンでも出番の多い定番色のひとつ。無難にならないよう、アート性の高いグラフィカルなデザイントップスを選ぶことで、個性的な着こなしを楽しむことができます。

ボトムスをスリムに見せたいときには、「黒」のロング丈のスカートでカバーして、縦長ラインをつくるとスタイルアップにつながります。オフィスシーンでも使えるテクニックは、早速デイリーシーンで取り入れてみてはいかがでしょうか?

「黒×ニュアンスカラー」なアウタースタイルは、海外セレブの配色に学べ!

冬のロングスカートに合う靴コーデ


【1】黒ロングスカート×黒ブーツ

【1】黒ロングスカート×黒ブーツ
ニット(ebure〈ebure〉)、スカート(Theory)、ピアス・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

メインの黒タートルは、思わず頬ずりしたくなるふっくらとしたカシミヤローゲージニット。包み込まれるようなオーバーシルエットと前後差のある裾が個性的です。リラックス感と旬の気分を備えたラウンドフォルムのニットには、ロングプリーツスカートを合わせ、今年らしいボリュームONボリュームシルエットを楽しみましょう。

【2】ベージュロングスカート×キャメルブーツ

【2】ベージュロングスカート×キャメルブーツ
トップス・スカート・腰に巻いたスカーフ・バッグ・靴(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレフェラガモ〉)、ピアス・リング(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

軽やかなヌバックレザーをセットアップでまとう、最高に贅沢なカジュアルスタイル。表革のブーツやバッグを選び、シルクのスカーフをあしらう”攻め”の素材ミックスで、コーディネートにメリハリをプラス。

【3】黒ロングスカート×黒パンプス

【3】黒ロングスカート×黒パンプス
ニット・スカート・バッグ『モノグラム・サンローラン ミディアム・ノリータ』・靴(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

ハイゲージのニットにロングのプリーツスカートを合わせた、モード感あふれる黒のコーディネート。合わせたバッグは、ヴィンテージ加工を施したレザーによる、しなやかなフォルムが女らしいチェーンバッグ。レザーと同色のロゴも、シックな印象です。

【4】カーキロングスカート×黒ブーツ

【2】カーキロングスカート×黒ブーツ
ニット・スカート(ユニット&ゲスト〈Tibi〉)、ストール(ボーダレス〈ベグアンド コー〉)、ピアス・バングル(デペッシュモード恵比寿本店〈ドナテラ・ペリーニ〉)、バッグ(キートン)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2018年

ゆったりとしたニットとミモレ丈スカートでつくる、ボリュームシルエットが素敵なスタイリング。小柄な日本人にとっては難度が高いけれど、色に独特のこなれ感が漂うカーキで、まとめるとたちまち小粋な雰囲気に仕上がります。スカートは落ち感のあるラップ調デザインを選び、足元にニュアンスを残すのも、フレッシュな印象を導く正攻法です。

【5】黒ロングスカート×黒パンプス

【3】黒ロングスカート×黒パンプス
ニット・スカート・リング・バッグ・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/宮本直孝 BY:『Precious12月号』小学館、2017年

指を触れるたび幸福感をくれる、ふっくらと立体的なカシミヤニット。ボリュームonボリュームのシルエットを満喫するなら、シルク素材のロングスカートと、贅沢なレイヤードを楽しんで。光を受けるたび繊細な光沢を放つキャメル色のカシミヤが、ゴールドジュエリーにも負けない、洗練された華やかさを実現してくれます。

【6】黒ロングスカート×黒ブーツ

【4】黒ロングスカート×黒ブーツ
ニット・スカート・ブーツ・リング(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』小学館、2017年

光の雫で彩ったような月が編み込まれたネイビーブルーのニットに、同じくネイビーのチュールスカートを。幾重にも重なったスカートは動くたびにニュアンスが深まって、ドラマティックな美しさを演出します。