グレー色のニットを使った、おしゃれな着こなし方をラグジュアリーマガジン『Precious(プレシャス)』よりピックアップしました。ライトグレーニットやダークグレーニットを使った着こなし方、さらにはグレーニットに合わせるパンツやスカートのお手本コーデなど、たっぷり33スタイルをご紹介します。

【目次】

レディース冬のライトグレーニットコーデ


【1】ライトグレーニット×グレーパンツ×チェスターコート

【1】ライトグレーニット×グレーパンツ×チェスターコート
取り外し可能なファー襟付きウールカシミヤ混のコート・ニット・パンツ(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ペンダント(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、時計(IWC)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

男前なチェスターコートを、グレージュで女らしく着こなして。黄みはキャメルから青みはチャコールグレーまで、トーンの幅を広げながら、ファー、カシミヤ、レザーのさまざまな質感で表情豊かに盛り上げるのが、今年らしさを演出するポイントです。

【2】ライトグレーニット×オレンジパンツ

【2】ライトグレーニット×オレンジパンツ
ニット(スローン)、パンツ(キートン)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、サングラス(アイヴァン 7285 トウキョウ)、ドナテラ・ペリーニのネックレス・ペリーニのバングル(ドナテラ・ペリーニ 伊勢丹新宿店)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴 (J.M. WESTON 青山店)  撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

赤みのあるグレージュニットに合わせ、ブライトオレンジのパンツを選択して旬の装いに。

【3】ライトグレーニット×グレーパンツ×ファージレ

【3】ライトグレーニット×グレーパンツ×ファージレ
ジレ・ニット・パンツ・バッグ(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』小学館、2017年

ミンクファー×カシミヤニットの贅沢なコンビネーションにより、リッチ感漂うロングジレ。最高級のミンクファーを選び、斜めのストライプ状につなぎ合わせたデザインは、マルチに活躍する旬のアイテムに驚きのフィット感と別格のオーラを与えてくれます。ミンクファーのナチュラルカラーをベースにワントーンでまとめ上げたグレージュグラデーションが、素材の質感をさらに引き立ててくれます。

【4】ライトグレーニット×グレーパンツ×シャツ×ファーベスト×ストール

【4】ライトグレーニット×グレーパンツ×シャツ×ファーベスト×ストール
ニット・靴(イレブンティ)、カシミヤストール・パンツ(ブルネロ クチネリ)、シャツ(ジル サンダー)、サングラス(ロンハーマン)、バッグ(エルメス)、ファーベスト(私物) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

グレージュ×グレーの微妙なグラデーションに白シャツを効かせることで、全体がくすまずに、きちんと感もアップします。

【5】ライトグレーニット×グレーパンツ×白ブルゾン

【5】ライトグレーニット×グレーパンツ×白ブルゾン
ニット(yoshie inaba)、ブルゾン(showroomSESSION〈カール ドノヒュー〉)、パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ピアス・リング(ザ・ショーケース GINZA SIX 店〈テンサウザンドシングス〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(J.M.WESTON 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

ローゲージニットの優しげなグレージュに、明るめのグレーをなじませながらちりばめた着こなし。ムートンブルゾンの艶やかなファーやパテントローファーの光沢、シルバー小物で緩急をつけましょう。

【6】ライトグレーニット×白パンツ×グレーコート

【6】ライトグレーニット×白パンツ×グレーコート
コート(サードカルチャー〈ブランカ〉)、カシミヤニット(トラデュイール)、パンツ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、ペンダント・バングル(ラリック銀座店)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

ファーの毛並みは、色味にニュアンスをつけてくれるもの。異なる質感のファーを重ねることで、グレージュはさらに表情豊かになります。淡いグレーのムートンにグレージュのミンクを重ねたコートは、それひとつで圧倒的なオーラを放つ逸品。黒のレザーベルトとブレスレットで、淡色コーディネートをキュッと引き締めましょう。

【7】ライトグレーニット×グレーワイドパンツ×グレーコート

【7】ライトグレーニット×グレーワイドパンツ×グレーコート
パンツ(デペッシュモード恵比寿本店〈ディウカ〉)、コート(エンフォルド)、ニット(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、ファーストール(ADORE)、ピアス・ネックレス・リング(ダミアーニ 銀座タワー)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のパンツは上質なタスマニアウールを混紡したソフトツイル生地を使用。ハイウエストに深めのタックが新鮮です。コートのボリューム感に負けないボトムの存在感で、流れるような優雅な印象に。質感が微妙に異なる淡いグレーのグラデーションが大人好みです。

レディース冬のダークグレーニットコーデ


【1】ダークグレーニット×スキニーパンツ×ファージレ

【1】ダークグレーニット×スキニーパンツ×ファージレ
ブラミンクのニット・ジャコメッティの靴(ブラミンク)、ファージレ(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、パンツ(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ スポート〉)、ピアス・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(H.P.FRANCE〈メリ メロ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

しなやかなミドルゲージのカシミヤニットに、レオパード柄のフォックスファージレを合わせて。グレージュカジュアルをこっくりとリッチに仕上げましょう。

【2】ダークグレーニット×白パンツ×黒コート×ストール×ニット帽

【2】ダークグレーニット×白パンツ×黒コート×ストール×ニット帽
コート(ヘルノ・ジャパン)、ニット(三喜商事〈アニオナ〉)、パンツ(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、ストール(チェルキ〈アンドレマウリーチェ〉)、帽子(ウールリッチ 表参道店)、グローブ(wb)、バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、靴(ハイブリッジインターナショナル〈Amb〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2018年

ランドスケープデザイナーの友人と湖畔までドライブ。自然の背景になじむよう、着こなしはグラデーションカラーでまとめて。しなやかなニットストールは、無造作に巻いただけでも様になります。

【3】ダークグレーニット×グレースカート×グレーコート×スヌード

【3】ダークグレーニット×グレースカート×グレーコート×スヌード
コート(ebure)、ニット(三喜商事〈アリュード〉)、スカート(コロネット〈エアロン〉)、スヌード(サン・フレール〈レ・コパン〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、バッグ(モワナ メゾンGINZA SIX)、靴(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2018年

濃密ワントーンにトライするとき、まずおすすめなのが、全身をグレーで統一しつつ、ポイントに黒を効かせるテクニック。小物だけでなく、カシミヤダブルフェースコートで黒をのぞかせるのが、上級なおしゃれの証です。

【4】ダークグレーニット×柄スカート

【4】ダークグレーニット×柄スカート
プルオーバー・スカート・バッグ『ディヴォーション バッグ』・ピアス(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

華やぎブラックレースのプルオーバーを主役に、グレイッシュカラーでまとめて。肌の上に浮き上がる精緻なシャンティレースが、特別感を演出します。

冬のグレーニット×パンツコーデ


【1】グレーニット×グレーニットパンツ×ファーストール

【1】グレーニット×グレーニットパンツ×ファーストール
ファーストール(プラダ)、セットアップ(リビアナ・コンティ)、バッグ(ボッテガ・ヴェネタ)、靴(ジミー チュウ)、その他/スタイリスト私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

体に心地よく寄り添い、女らしくて動きやすいリビアナ・コンティのグレーのニットのセットアップが、大人の極上シンプルを叶えて。「上質でシックなアイテムに、小物で華やぎ感を加える着こなしが好きです」とは、スタイリストの押田比呂美さん。お気に入りのプラダのファーストールとボッテガ・ヴェネタの光沢バッグ、ジミー チュウのスタッズ付きブーツで、優しいトーンながら華やかな、迫力のある着こなしに仕上がります。

【2】グレーニット×黒パンツ×ネイビーツイードコート

【2】グレーニット×黒パンツ×ネイビーツイードコート
ラメツイードのコート・ラメニット・パンツ・バッグ『モノグラム・サンローラン ミディアム・イーストサイド・YSLカバ』・靴(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

質感のある大きめコートに、足首見せ細身パンツ、温かいローゲージのニットを合わせた、きれいめカジュアル。シンプルでクラシックなデザインの黒バッグを肩からかけて、軽快な着こなしに。

【3】グレーニット×グレーパンツ×キャメルコート

【1】グレーニット×グレーパンツ×キャメルコート
キャメル素材のコート・ウールカシミヤのニット・ニットパンツ(ブラミンク)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、リング(TASAKI〈M/G TASAKI〉)バッグ(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

グレーにベージュを組み合わせて、グレージュのニュアンスをつくるのも新鮮。特に今年はコクのあるベージュ=キャメルが気分なので、メインのコートに着る場合は、こうしてグレーをインに合わせて、グレージュ系小物で仕上げると、グンと際立つグレージュコーディネートに仕上がります。

【4】グレーニット×デニムパンツ×ベージュコート×ストール

【2】グレーニット×デニムパンツ×ベージュコート×ストール
ニット(yoshie inaba)、コート(wb)、デニム(showroom SESSION〈サージ〉)、ストール(サーキュレーション〈ミーアンドカシミヤ〉)、ピアス・ネックレス(チェルキ〈ミッレ〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

ライトウォッシュのブルーデニムを使ったなじませ配色で着こなす新しい表情のグレージュ・カジュアル。モヘア混ニットのシャイニーなラメ感や、コートのアルパカシャギーの温かみのある素材を重ねて、質感でメリハリをつくることが成功の鍵です。

【5】グレーニット×ピンクパンツ×グレーコート

【3】グレーニット×ピンクパンツ×グレーコート
コート(アパルトモン 東京店〈ソヤ〉)、ニット(アストラット 青山店〈アストラット〉)、パンツ(ザ シークレットクロゼット六本木〈シクラス〉)、ベグ アンド コーのストール・コースのグローブ(ボーダレス)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、ペンダント(ストラスブルゴ〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ・靴(トッズ・ジャパン) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2018年

プラムピンクのパンツは挑戦色ですが、グレーのグラデーションにミックスすることで取り入れやすくなります。一見おとなしく見えて、よく見ると華やか! 洗練された大人のカジュアルスタイルが完成します。

【6】グレーニット×白パンツ×グレーコート×ストール

【4】グレーニット×白パンツ×グレーコート×ストール
ウールのコート(ブラミンク)、カシミヤシルクのニット(トラデュイール)、パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ストール(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

淡いグレージュのコートは、上品だけれど、ともするとコンサバティブで地味になりがち。ファー付きのグレージュストール×グレーニットでちょっと派手めなくらいのゴージャスさを演出しましょう。

【7】グレーニット×グレーパンツ×ファーベスト

【5】グレーニット×グレーパンツ×ファーベスト
ファーベスト・ニット・パンツ・バッグ(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious1月号』小学館、2018年

触るだけでうっとりするような風合いの、ふわふわとしたミンクファーのベスト。バイカージャケットを思わせる斜めジッパーとワイドラペルがアクセントになって、小粋な印象に仕上がります。今季は、極上のファーアウターこそ脱コンサバ。配色をすっきりとしたワントーンにまとめ、ゆとりのある女らしさを感じさせながらも、スタイリッシュに着こなしましょう。

【8】グレーニット×白パンツ×ブルーコート×ストール

【6】グレーニット×白パンツ×ブルーコート×ストール
ニット(ウィム ガゼット 青山店〈アルダニー〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、コート(ブラミンク)、デニム(ヤコブコーエン GINZA SIX)、手袋(キートン)、ピアス(ザ・ショーケース GINZA SIX店〈シェイスビー〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

ダッフルコートのラフな雰囲気も、グレージュのニットとストールが醸し出すしなやかな上品さと組み合わせれば、大人の余裕あふれる着こなしが実現。ホワイトデニムがリッチな抜け感づくりのポイントになります。

【9】グレーニット×白パンツ×ストール

【7】グレーニット×白パンツ×ストール
ニット(三喜商事〈アニオナ〉)、パンツ(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、ストール(チェルキ〈カングラ〉)、ピアス(シャンテクレール 東京店)、時計(パテック フィリップ ジャパン)、靴(ハイブリッジ インターナショナル〈ファビオ ルスコーニ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2018年

ニット&パンツにリンクさせた、白&グレーのストールを中心に、上品な配色を。

【10】グレーニット×ネイビーパンツ×ネイビージャケット

【8】グレーニット×ネイビーパンツ×ネイビージャケット
ピアス『ティファニー ハードウェア ボール フックピアス』・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、ジャケット・パンツ(ヒューゴ ボスジャパン〈ボス〉)、ニット(ストラスブルゴ〈クルチアーニ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

もうひとつの選択が、直線的でロングタイプのスウィングピアス。クールなシルバーの輝きが、顔周りにエッジィなニュアンスを添えてくれます。

【11】グレーニット×グレーパンツ×グレーポンチョ×マフラー

【9】グレーニット×グレーパンツ×グレーポンチョ×マフラー
オフタートルのカシミヤのニットポンチョ・ウールカシミヤのリブマフラー(ストラスブルゴ〈クルチアーニ 銀座店〉)、カシミヤニット(ウールン商会〈ファビアナ フィリッピ〉)、ニットパンツ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ニットグローブ(edit & co.〈YURI PARK CAPO COMPLETO〉)、ブーツ(プレインピープル丸の内〈フリーランス〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

存在感が格別なのはもちろん、思いのほか動きやすいのが、ニットポンチョ。リブマフラーを無造作に巻くと、さらにこなれ感がアップします。ニットもやはり、グレー系でまとめるだけで都会的な雰囲気に。

【12】グレーニット×グレーパンツ×ファージレ

【10】グレーニット×グレーパンツ×ファージレ
ニット(VINCE 表参道店)、ジレ(ADORE)、パンツ(デザインワークス コンセプトストア青山店〈デザインワークス〉)、ピアス・リング(マルコ・ビチェゴジャパン)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(ハイブリッジ ショーケース 六本木店〈Amb〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

ゆるやかな着心地のグレージュのカシミヤタートルニットに、カシミヤファーを前身ごろに用いたミディアムグレーのロングジレを重ねて。後ろ身ごろはグレージュのウール混地だから、自然になじむうえ、すっきりとしたたたずまいに仕上がります。

【13】グレーニット×デニムパンツ×ストール

【11】グレーニット×デニムパンツ×ストール
デニム(showroom SESSION〈サージ〉)、ニット(三喜商事〈バンフォード〉)、ストール(ウィム ガゼット 青山店〈ファリエロ サルティ〉)、ピアス・リング(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、時計(IWC)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/土山大輔(tron) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

生地を天然の花オイルに漬け込むことで、自然なアタリ感としなやかさを実現。ざっくりニットを合わせてもすっきりとまとめる、適度にルーズなワイドシルエットが魅力です。

【14】グレーニット×グレーパンツ×ベージュジャケット

【12】グレーニット×グレーパンツ×ベージュジャケット
ジャケット(キートン 銀座店〈キートン〉)、ニット(ebure)、パンツ(ブランドニュース〈テン〉)、フォックスファーのストール(バーニーズニューヨーク)、ピアス・ペンダント・リング(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

サンド系の明るいグレージュ×グレーのカシミヤジャケット。襟色につなげて中に濃淡グレーを重ねることで、グレージュがコントラスト鮮やかに引き立ちます。オフ白のファーストールや、クリアな白のバッグをプラスすれば、ニュアンスカラーがすっきり見えるのです。

冬のグレーニット×スカートコーデ


【1】グレーニット×グレースカート×黒ファージレ

【1】グレーニット×グレースカート×黒ファージレ
ジレ(CHIE IMAI)、ニット(三喜商事〈アリュード〉)、スカート・ブーツ(プレインピープル丸の内)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

ネイビーがかったグレーと、ヒップが隠れる着丈で、さまざまな着まわせるミンクファーのジレをロングスカートに合わせて。スカートにはもちろん、パンツにも好バランスです。 

【2】グレーニット×ベージュスカート×グレージュコート

【1】グレーニット×ベージュスカート×グレージュコート
ウールカシミヤのコート(ストラスブルゴ〈マンツォーニ24〉)、ニット(三喜商事〈アリュード〉)、スカート (アオイ〈ポール カ〉)、ペンダント・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、手袋(エリオポール代官山〈ガラ グローブ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

淡グレージュのコートは、上品だけれどコンサバティブに収まりがち。グレージュの延長線にあるグレー×キャメルという人気配色でメリハリをつけましょう。

【3】グレーニット×チェック柄巻きスカート

【2】グレーニット×チェック柄巻きスカート
スカート(ドゥロワー丸の内店〈ドゥロワー〉)、ニット(ブラミンク〈ブラミンク〉)、手袋(ヴァルカナイズ・ロンドン〈デンツ〉)、リング(TOMORROWLAND〈ジェニーバード〉)、ペランのバッグ・マノロ ブラニクの靴( ブルーベル・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のスカートは英国調のチェック柄は、カジュアルなフリンジがアクセント。体型に合わせて調整がしやすいラップタイプです。トラッド色の強いスカートだから、ふんわり袖のローゲージニットやニーハイブーツでハズすのが正解。丸いレザーバッグも都会的なアクセントになります。

【4】グレーニット×プリーツスカート×カーキコート

【3】グレーニット×プリーツスカート×カーキコート
スカート(ウィム ガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、ニット(スリードッツ青山店)、コート(J&M デヴィッドソン 青山店)、リング(ストラスブルゴ〈ハム〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ファビオ ルスコーニ 六本木店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

アコーディオンプリーツのミモレ丈スカートがつくる流行のシルエットも、配色美で魅せるグレージュなら、若い世代とは一線を画す装いに。アンゴラ混のラメニットを同系色でそろえつつ、コートでオリーブカーキを投入して変化に富んだ洗練配色を堪能しましょう。

【5】グレーニット×黒スカート×ストール

【4】グレーニット×黒スカート×ストール
ニット(三喜商事〈アニオナ〉)、スカート(エム&アソシエイツ〈クリスタセヤ〉)、ストール(トラディショナル ウェザーウェア 青山ウィメンズ店)、イヤリング(アルテミス・ジョイエリ)、リング(showroom SESSION〈ヒロタカ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

カシミヤニットとAラインスカートがつくるやわらかなシルエットを、引き締め効果のある黒でシャープに仕上げて。ハーフ&ハーフの配色分量でコントラストを強調すると、洗練度がぐんとアップします。

【6】グレーニット×グレースカート×グレーコート

【5】グレーニット×グレースカート×グレーコート
コート・ニット・スカート(アオイ〈ポール カ〉)、ピアス(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

前身ごろはざっくりとしたツイード、袖と後ろ身ごろはシルク混のなめらかなフラノウール、そして裾の切り替えにはナイロンキルティング…。3つの異なる質感の濃淡ベージュが、着こなしを印象的に見せてくれます。ノーカラーの軽やかな着心地は、まるでカーディガンをまとっているかのようです。

【7】グレーニット×チャコールグレースカート×コート

【6】グレーニット×チャコールグレースカート×コート
コート(オルドス ファッション ジャパン)、ニット(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、スカート(三喜商事〈アニオナ〉)、ミッレのネックレス・ファウスト コラートのバッグ(チェルキ)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/川田有二 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

コートの襟裏からのぞくチャコールグレーから導いた辛口ワントーン・スタイル。リッチなパイソンバッグで大人の迫力をプラスしましょう。コートはダークグレージュ×チャコールグレーのカシミヤリバーシブル仕立て。自然に折り返るスタンドカラーの裏側からちらりとのぞく配色にインのニットもそろえるとリュクスな雰囲気に仕上がります。

【8】グレーニット×ロングプリーツスカート×ファージレ

【7】グレーニット×ロングプリーツスカート×ファージレ
前がフォックスファーで後ろ身ごろが薄いムートン素材のジレ(ストラスブルゴ〈マンツォーニ24〉)、カシミヤのタートルニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョンストンズ〉)、スカート(ebure)、ピアス(エストネーション〈ガラ イズ ラブ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

優しいグレージュのフォックスファーをたっぷりあしらったジレを主役に。コーディネートのトーンはそろえて、グレーでほんの少し色をずらすだけ。それでも異素材の質感はドラマティックに変えるのがポイント。プリーツスカートのしなやかさと、ファーのふんわり感の差が、それぞれの魅力を際立たせて、贅沢なグレージュ・グラデーションが実現します。