グレー色のニットを使った、おしゃれな着こなし方をラグジュアリーマガジン『Precious(プレシャス)』よりピックアップしました。ライトグレーニットやダークグレーニットを使った着こなし方、さらにはグレーニットに合わせるパンツやスカートのお手本コーデなど、たっぷり33スタイルをご紹介します。
【目次】
レディース冬のライトグレーニットコーデ
【1】ライトグレーニット×グレーパンツ×チェスターコート

男前なチェスターコートを、グレージュで女らしく着こなして。黄みはキャメルから青みはチャコールグレーまで、トーンの幅を広げながら、ファー、カシミヤ、レザーのさまざまな質感で表情豊かに盛り上げるのが、今年らしさを演出するポイントです。
【2】ライトグレーニット×オレンジパンツ

赤みのあるグレージュニットに合わせ、ブライトオレンジのパンツを選択して旬の装いに。
【3】ライトグレーニット×グレーパンツ×ファージレ

ミンクファー×カシミヤニットの贅沢なコンビネーションにより、リッチ感漂うロングジレ。最高級のミンクファーを選び、斜めのストライプ状につなぎ合わせたデザインは、マルチに活躍する旬のアイテムに驚きのフィット感と別格のオーラを与えてくれます。ミンクファーのナチュラルカラーをベースにワントーンでまとめ上げたグレージュグラデーションが、素材の質感をさらに引き立ててくれます。
【4】ライトグレーニット×グレーパンツ×シャツ×ファーベスト×ストール

グレージュ×グレーの微妙なグラデーションに白シャツを効かせることで、全体がくすまずに、きちんと感もアップします。
【5】ライトグレーニット×グレーパンツ×白ブルゾン

ローゲージニットの優しげなグレージュに、明るめのグレーをなじませながらちりばめた着こなし。ムートンブルゾンの艶やかなファーやパテントローファーの光沢、シルバー小物で緩急をつけましょう。
【6】ライトグレーニット×白パンツ×グレーコート

ファーの毛並みは、色味にニュアンスをつけてくれるもの。異なる質感のファーを重ねることで、グレージュはさらに表情豊かになります。淡いグレーのムートンにグレージュのミンクを重ねたコートは、それひとつで圧倒的なオーラを放つ逸品。黒のレザーベルトとブレスレットで、淡色コーディネートをキュッと引き締めましょう。
【7】ライトグレーニット×グレーワイドパンツ×グレーコート

主役のパンツは上質なタスマニアウールを混紡したソフトツイル生地を使用。ハイウエストに深めのタックが新鮮です。コートのボリューム感に負けないボトムの存在感で、流れるような優雅な印象に。質感が微妙に異なる淡いグレーのグラデーションが大人好みです。
レディース冬のダークグレーニットコーデ
【1】ダークグレーニット×スキニーパンツ×ファージレ

しなやかなミドルゲージのカシミヤニットに、レオパード柄のフォックスファージレを合わせて。グレージュカジュアルをこっくりとリッチに仕上げましょう。
【2】ダークグレーニット×白パンツ×黒コート×ストール×ニット帽

ランドスケープデザイナーの友人と湖畔までドライブ。自然の背景になじむよう、着こなしはグラデーションカラーでまとめて。しなやかなニットストールは、無造作に巻いただけでも様になります。
【3】ダークグレーニット×グレースカート×グレーコート×スヌード

濃密ワントーンにトライするとき、まずおすすめなのが、全身をグレーで統一しつつ、ポイントに黒を効かせるテクニック。小物だけでなく、カシミヤダブルフェースコートで黒をのぞかせるのが、上級なおしゃれの証です。
【4】ダークグレーニット×柄スカート

華やぎブラックレースのプルオーバーを主役に、グレイッシュカラーでまとめて。肌の上に浮き上がる精緻なシャンティレースが、特別感を演出します。
冬のグレーニット×パンツコーデ
【1】グレーニット×グレーニットパンツ×ファーストール

体に心地よく寄り添い、女らしくて動きやすいリビアナ・コンティのグレーのニットのセットアップが、大人の極上シンプルを叶えて。「上質でシックなアイテムに、小物で華やぎ感を加える着こなしが好きです」とは、スタイリストの押田比呂美さん。お気に入りのプラダのファーストールとボッテガ・ヴェネタの光沢バッグ、ジミー チュウのスタッズ付きブーツで、優しいトーンながら華やかな、迫力のある着こなしに仕上がります。
【2】グレーニット×黒パンツ×ネイビーツイードコート

質感のある大きめコートに、足首見せ細身パンツ、温かいローゲージのニットを合わせた、きれいめカジュアル。シンプルでクラシックなデザインの黒バッグを肩からかけて、軽快な着こなしに。
【3】グレーニット×グレーパンツ×キャメルコート

グレーにベージュを組み合わせて、グレージュのニュアンスをつくるのも新鮮。特に今年はコクのあるベージュ=キャメルが気分なので、メインのコートに着る場合は、こうしてグレーをインに合わせて、グレージュ系小物で仕上げると、グンと際立つグレージュコーディネートに仕上がります。
【4】グレーニット×デニムパンツ×ベージュコート×ストール

ライトウォッシュのブルーデニムを使ったなじませ配色で着こなす新しい表情のグレージュ・カジュアル。モヘア混ニットのシャイニーなラメ感や、コートのアルパカシャギーの温かみのある素材を重ねて、質感でメリハリをつくることが成功の鍵です。
【5】グレーニット×ピンクパンツ×グレーコート

プラムピンクのパンツは挑戦色ですが、グレーのグラデーションにミックスすることで取り入れやすくなります。一見おとなしく見えて、よく見ると華やか! 洗練された大人のカジュアルスタイルが完成します。
【6】グレーニット×白パンツ×グレーコート×ストール

淡いグレージュのコートは、上品だけれど、ともするとコンサバティブで地味になりがち。ファー付きのグレージュストール×グレーニットでちょっと派手めなくらいのゴージャスさを演出しましょう。
【7】グレーニット×グレーパンツ×ファーベスト

触るだけでうっとりするような風合いの、ふわふわとしたミンクファーのベスト。バイカージャケットを思わせる斜めジッパーとワイドラペルがアクセントになって、小粋な印象に仕上がります。今季は、極上のファーアウターこそ脱コンサバ。配色をすっきりとしたワントーンにまとめ、ゆとりのある女らしさを感じさせながらも、スタイリッシュに着こなしましょう。
【8】グレーニット×白パンツ×ブルーコート×ストール

ダッフルコートのラフな雰囲気も、グレージュのニットとストールが醸し出すしなやかな上品さと組み合わせれば、大人の余裕あふれる着こなしが実現。ホワイトデニムがリッチな抜け感づくりのポイントになります。
【9】グレーニット×白パンツ×ストール

ニット&パンツにリンクさせた、白&グレーのストールを中心に、上品な配色を。
【10】グレーニット×ネイビーパンツ×ネイビージャケット

もうひとつの選択が、直線的でロングタイプのスウィングピアス。クールなシルバーの輝きが、顔周りにエッジィなニュアンスを添えてくれます。
【11】グレーニット×グレーパンツ×グレーポンチョ×マフラー

存在感が格別なのはもちろん、思いのほか動きやすいのが、ニットポンチョ。リブマフラーを無造作に巻くと、さらにこなれ感がアップします。ニットもやはり、グレー系でまとめるだけで都会的な雰囲気に。
【12】グレーニット×グレーパンツ×ファージレ

ゆるやかな着心地のグレージュのカシミヤタートルニットに、カシミヤファーを前身ごろに用いたミディアムグレーのロングジレを重ねて。後ろ身ごろはグレージュのウール混地だから、自然になじむうえ、すっきりとしたたたずまいに仕上がります。
【13】グレーニット×デニムパンツ×ストール

生地を天然の花オイルに漬け込むことで、自然なアタリ感としなやかさを実現。ざっくりニットを合わせてもすっきりとまとめる、適度にルーズなワイドシルエットが魅力です。
【14】グレーニット×グレーパンツ×ベージュジャケット

サンド系の明るいグレージュ×グレーのカシミヤジャケット。襟色につなげて中に濃淡グレーを重ねることで、グレージュがコントラスト鮮やかに引き立ちます。オフ白のファーストールや、クリアな白のバッグをプラスすれば、ニュアンスカラーがすっきり見えるのです。
冬のグレーニット×スカートコーデ
【1】グレーニット×グレースカート×黒ファージレ

ネイビーがかったグレーと、ヒップが隠れる着丈で、さまざまな着まわせるミンクファーのジレをロングスカートに合わせて。スカートにはもちろん、パンツにも好バランスです。
【2】グレーニット×ベージュスカート×グレージュコート

淡グレージュのコートは、上品だけれどコンサバティブに収まりがち。グレージュの延長線にあるグレー×キャメルという人気配色でメリハリをつけましょう。
【3】グレーニット×チェック柄巻きスカート

主役のスカートは英国調のチェック柄は、カジュアルなフリンジがアクセント。体型に合わせて調整がしやすいラップタイプです。トラッド色の強いスカートだから、ふんわり袖のローゲージニットやニーハイブーツでハズすのが正解。丸いレザーバッグも都会的なアクセントになります。
【4】グレーニット×プリーツスカート×カーキコート

アコーディオンプリーツのミモレ丈スカートがつくる流行のシルエットも、配色美で魅せるグレージュなら、若い世代とは一線を画す装いに。アンゴラ混のラメニットを同系色でそろえつつ、コートでオリーブカーキを投入して変化に富んだ洗練配色を堪能しましょう。
【5】グレーニット×黒スカート×ストール

カシミヤニットとAラインスカートがつくるやわらかなシルエットを、引き締め効果のある黒でシャープに仕上げて。ハーフ&ハーフの配色分量でコントラストを強調すると、洗練度がぐんとアップします。
【6】グレーニット×グレースカート×グレーコート

前身ごろはざっくりとしたツイード、袖と後ろ身ごろはシルク混のなめらかなフラノウール、そして裾の切り替えにはナイロンキルティング…。3つの異なる質感の濃淡ベージュが、着こなしを印象的に見せてくれます。ノーカラーの軽やかな着心地は、まるでカーディガンをまとっているかのようです。
【7】グレーニット×チャコールグレースカート×コート

コートの襟裏からのぞくチャコールグレーから導いた辛口ワントーン・スタイル。リッチなパイソンバッグで大人の迫力をプラスしましょう。コートはダークグレージュ×チャコールグレーのカシミヤリバーシブル仕立て。自然に折り返るスタンドカラーの裏側からちらりとのぞく配色にインのニットもそろえるとリュクスな雰囲気に仕上がります。
【8】グレーニット×ロングプリーツスカート×ファージレ

優しいグレージュのフォックスファーをたっぷりあしらったジレを主役に。コーディネートのトーンはそろえて、グレーでほんの少し色をずらすだけ。それでも異素材の質感はドラマティックに変えるのがポイント。プリーツスカートのしなやかさと、ファーのふんわり感の差が、それぞれの魅力を際立たせて、贅沢なグレージュ・グラデーションが実現します。