目の疲れも 額のシワも。30秒の眼瞼挙筋トレーニングが効く
「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」とは、上まぶたを持ち上げる働きをもつ筋肉です。この筋肉が衰えると、まぶたが下がり、目の開きが悪くなってしまいます。結果として、目元がぼんやりとし、顔全体の印象まで曇って見えることも。

では、なぜこの筋肉は衰えてしまうのでしょうか?
加齢による筋力の低下に加え、パソコンやスマートフォンを見る時間が長くなると、瞬きの回数が減り、まぶたをしっかり動かす機会が少なくなります。気づかないうちに、「眼瞼挙筋」があまり使われない状態が続き、少しずつ働きが鈍っていくのです。
だからこそ、「意識的にまぶたの筋肉を鍛えることが大切」と、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれたのが、たった30秒でできる「眼瞼挙筋トレーニング」です。
「眼瞼挙筋」がしっかり使えるようになると、まぶたが軽く開きやすくなり、目の疲れや重さもやわらぎますし、眉や額に力を入れて目を見開くクセも激減。この「力み」が少なくなることで、首や肩にかかる負担も軽くなり、肩こりや頭痛の予防につながります。また、加齢とともに気になりはじめる「眼瞼下垂」も眼瞼挙筋の衰えが関係していますから、日ごろから意識して動かしていくことで進行がゆるやかに。眉を持ち上げてみるクセも自然と解消するので、おでこのシワを防ぐことにもつながりますから、ぜひ試してみてくださいね。
■Step1: 人さし指を使って目尻を外側に軽く引っ張る
両手の人さし指を目尻の横に置き、外側に少しだけ引っ張ります。これで薄目の状態になります。

■Step2:近く見ながら、遠くを見ながら、それぞれ15回瞬きをする
Step1の状態のまま、30〜40センチ先の近くを見ながら瞬きを15回、3メートル以上先の遠くを見ながら瞬きを15回行います。これで使えていなかった眼瞼挙筋のトレーニングに。

【まとめ|重く下がったまぶたがぱっちり!眼瞼挙筋トレーニング4か条】
1)まぶたが重くなったと感じるなら、「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」の衰えサインである可能性が。
2)眼瞼挙筋は、まぶたを持ち上げる筋肉だが、スマホやPCによる目の酷使で弱り、運動不足状態に。
3)まぶたが下がり、目元がぼんやりするだけでなく、目の疲れや肩こり、頭の重さにもつながる。
4)解決のための最善策がこの「眼瞼挙筋トレーニング」。たった30秒でできるので、習慣化しやすい。
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以上、「重く下がったまぶたがぱっちり!眼瞼挙筋トレーニング」を教えていただきました。
アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は8月2日の更新です。お楽しみに!


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- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子