王室御用達のショップが建ち並ぶロンドンのセント・ジェームズ周辺でもまさに横綱級のショップが「ジェームズ ロック」である。創業以来300年以上も同じ場所で帽子専門店を営み、英国の歴代国王やそのファミリーをはじめ、オスカー・ワイルド、チャップリンなど錚々たる面々が顧客に。

英国紳士が愛する世界最古の帽子店

335年の歴史が作る山高帽子

●1676年創業●英国王室御用達/1956年エディンバラ公、1993年チャールズ皇太子公式行事前には本店内は特に大賑わいを見せるというあまたの名品を輩出してきた老舗帽子店「ジェームズ ロック」。写真の『VOYAGER(ボヤジャー)』は、世界中どこでもジェントルマンスタイルが狙える、同社の折り畳み式中折れ帽。ほどよいブリム幅と上質なフェルトを採用した、神業的な逸品だ。筒状の専用ボックス付き。※参考商品
●1676年創業●英国王室御用達/1956年エディンバラ公、1993年チャールズ皇太子公式行事前には本店内は特に大賑わいを見せるというあまたの名品を輩出してきた老舗帽子店「ジェームズ ロック」。写真の『VOYAGER(ボヤジャー)』は、世界中どこでもジェントルマンスタイルが狙える、同社の折り畳み式中折れ帽。ほどよいブリム幅と上質なフェルトを採用した、神業的な逸品だ。筒状の専用ボックス付き。※参考商品

19世紀にウィリアム・コークの依頼で「ジェームズ ロック」がデザインしたのが有名な山高帽。元々は猟場の番人のための帽子であったが、チャップリンが映画でかぶり、世界中で人気を集めた。

「ジェームズ ロック」では今でもFER FELT=本物のウサギの毛のフェルト地を使い、職人が手作業で山高帽をつくっている。ほかにもさまざまな帽子を扱っているが、注文で帽子をつくることも可能だ。採寸されたサイズは30年間保管されるという。

時代の流れから今ではネットからも注文できるが、シルク素材の最上級トップハットには、「価格はわれわれに一度お問い合わせください」とロンドンの電話番号が記されている。これも英国らしい。

BRAND STORY

1676年にジョージ・ジェームズ・ロックにより創業。王室御用達の老舗ブランドが建ち並ぶ、ロンドンのセント・ジェームズ通りのなかでも、ひときわ存在感を際立たせている、世界最古の帽子店。ここに通うジェントルマンたちの飽くなき洒落心が、その長い歴史のなかで、数々の名品を誕生させた。ワラントが付いたタグのデザインもまた、クラシックだ。
1676年にジョージ・ジェームズ・ロックにより創業。王室御用達の老舗ブランドが建ち並ぶ、ロンドンのセント・ジェームズ通りのなかでも、ひときわ存在感を際立たせている、世界最古の帽子店。ここに通うジェントルマンたちの飽くなき洒落心が、その長い歴史のなかで、数々の名品を誕生させた。ワラントが付いたタグのデザインもまた、クラシックだ。

※2011年春号取材時の情報です。※価格は税込みです。

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名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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