冬のイルミネーションイベント情報が耳に入る季節になりました。この時期、大人が楽しめる煌めきといえば、恵比寿ガーデンプレイスの「バカラ」のシャンデリア。今年も高さ約5m、幅約3m、ライト総数250灯、世界最大級のバカラのシャンデリアが登場します。

さらに、今年は世界初のバカラのシャンパンバー「Baccarat ETERNAL LIGHTS Champagne Bar with TAITTINGER」が併設されるそう。バカラのクリスタルで飾られたバーでシャンパンを嗜みながら、バカラのシャンデリアの輝きを楽しめます。

時代を超えて愛されるクリスタルの輝き!バカラのシャンデリアとは?

恵比寿ガーデンプレイス ウィンターイルミネーション「Baccarat ETERNAL LIGHTS-歓びのかたち-」 2018年11月3日~2019年1月14日、シャンパンバーは2018年12月25日まで

光の芸術ともいえるバカラのシャンデリア。「その魅力をプライベートな空間に」と自宅や別荘に取り付ける方が増えているといいます。バカラの上村敏典さんに、その特徴を伺いました。

バカラのシャンデリアを代表する3つのシリーズ

1824年にフランスで初めてクリスタルのシャンデリアを制作したバカラ。以来190年以上に渡り、伝統的なものからモダンなものまで、幅広いスケールとデザインのシャンデリアを世に送り出してきました。上村さんによると、デザインは大きく「ゼニス」「ミルニュイ」「テュイル・ドゥ・クリスタル」の3つのシリーズに分けられるそう。

■1:これぞ正統派シャンデリア「ゼニス」

ゼニス シャンデリア 24灯 ¥8,000,000

バカラのシャンデリアを象徴する伝統的なデザインの「ゼニス」。ベルや剣をかたどった装飾も美しい、クラシカルで重厚感あるシリーズです。独特のねじり加工や精密なカットを施したクリスタルは上品な華やかさを演出するのみでなく、ケーブルが外に見えないように計算されています。ラグジュアリーなたたずまいは、リビングはもちろん、階段の吹き抜や玄関などに映えます。

■2:モダン&オリエンタルな「ミルニュイ」

ミルニュイ シャンデリア 12灯 ¥4,000,000

デザイナー、マティアスが手がけた「ミルニュイ」。直線と曲線の織りなす光の陰影が幻想的でオリエンタルな雰囲気が特徴。モダンな部屋や和室にもマッチします。ライティングのバリエーションも豊富で、シャンデリアのほかにもシーリングユニットやウォールユニットもそろう人気シリーズです。

ミルニュイ シーリングユニットS ¥900,000

「特にペンダントライトはカウンターやテーブルの上などにも合わせやすく、ファーストバカラとしても支持されています。シャンデリアまで大きくなくていいけれど、バカラの華やかな照明を取り入れたいという方にもおすすめです」(上村さん)

ミルニュイ ペンダントライト クリア¥74,000・レッド¥103,000

「ミルニュイ」シリーズには、ライティング以外にもグラスやお皿などホームコレクションもあるそう。ライティングとテーブルウェアを同じシリーズでトータルコーディネートするのもおすすめです。

■3:新しいスタイルのシャンデリア「テュイル・ドゥ・クリスタル」

テュイル・ドゥ・クリスタル シャンデリアSフローズン ¥1,550,000

イスラエル出身のデザイナー、アリック・レヴィによるコンテンポラリースタイルなシリーズ。装飾的なシャンデリアとは異なり、クリスタルのタイルを一枚一枚並べて構成した、落ち着いた雰囲気が特徴です。シンプルかつモダンなインテリアとの相性もよく、ダイニングなどに洗練された光を灯します。

時代に合わせ進化するデザイン、一方で変わらぬこだわりも

バカラの伝統的なシャンデリアを、現代アーティストたちが時代に合わせて再解釈した新たな作品も発表しています。

ブラックゼニス シャンデリア 24灯 ¥12,500,000/世界的なフランス出身のクリエイター、フィリップ・スタルクにより、「ゼニス」がブラッククリスタルで現代風に生まれ変わった斬新なコレクション
ル ロワ ソレイユ シャンデリア 24灯 ¥11,5000,000/オランダ出身のプロダクト&インテリアデザイナー、マルセル・ワンダースによって「ゼニス」が再解釈され、独創的な球体のシャンデリアとして誕生しました

また、ヨーロッパではこだわりのインテリアに合わせ、オリジナルのシャンデリアの注文が多いそう。日本でもその流れを受け、大型の「ゼニス シャンデリア」はクリスタルパーツをカラーサンプルから選んでオーダーすることもできます。

カラークリスタルの先駆者としても知られているバカラは、そのバリエーションが豊富

時代とともに新たなデザインが生まれているバカラのシャンデリアですが、すべてのシャンデリアに変わらぬ共通点があるそう。

「ブランドを象徴するバカラレッドの八角形のクリスタルパーツ『オクトゴン』が、必ず飾られています。恵比寿ガーデンプレイスに展示する250灯のシャンデリアにもありますよ。ぜひ足を運んでご覧ください」(上村さん)

バカラのシャンデリアには、必ずバカラレッドのクリスタルがひとつ付けられているのだとか

そんなバカラのシャンデリアは、今でも一つひとつ職人が手がけているといいます。

「バカラには卓越した技術を持つM.O.F.(フランス最優秀職人)が多数在籍しており、シャンデリアも創業当時から変わることなくバカラ村のひとつの工場のみで制作しています。これが時代を超えて愛される輝きを引き継ぎ続けている理由です」(上村さん)

最高級のクリスタルが輝くシャンデリアですが、意外にも日ごろのお手入れはシンプルでいいそう。

「日ごろのお手入れは、ほこりを払い、やわらかい布などで軽く拭く程度がおすすめです。また、パーツを分解して行うクリーニングや点検などの本格的なメンテナンスを、時計のオーバーホールのように1~3年ごとに行うのが好ましいです。シャンデリアの取り付けをした専門知識を有する方に依頼するのがベストですが、経験豊富な専門業者もご紹介します」(上村さん)

バカラのライティングを購入検討している方は、予約制で虎ノ門のショールームを利用できます。ショールームの予約は、バカラの各ショップでも受け付けています。

バカラ 問い合わせ先


公共施設でも設置が増加。地震対策を行うブランドも

ホテルロビーや商業施設のホールでも見かけることのあるシャンデリア。「近年ではカフェ、高級美容サロンやクリニックなどの身近なところでも設置が増え、その需要は年々高まっている」と話すのは、EL JEWEL代表取締役の村上大地さんです。EL JEWELでは輸入・オリジナルのシャンデリアを扱い、販売製品の取り付け施工も行なっています。

また、シャンデリアの施工時に地震対策が必須となる、芸能関係や公共施設も多く手がけています。そこで培った知見を活かし、個人の地震対策の相談にも対応。昨今の防災意識の高まりから問い合わせが増えているといいます。一体どのような対策を行っているのか、伺いました。

村上さんによると、「ニューヨークスタイル」と呼ばれる直線的でモダンなデザインが近年カフェなどで人気

3つの地震対策

■1:落下防止強化

落下防止ワイヤーを付け、天井取り付け箇所にはチェーン用アンカーと、落下防止ワイヤー用アンカーの2本を設置します。

目安費用:落下防止ワイヤー付属または取り付け¥1,000/2m、落下防止ワイヤー用アンカーボルト設置¥1,000

■2:アーム折れ防止強化

アームを折れにくくし、万一折れても落下しないように、ピアノ線でつないで落下を防ぎます。

目安費用:アーム1本あたり¥500

■3:パーツ落下防止

シャンデリアの装飾パーツをピアノ線でつなぎ、落下を防ぎます。

目安費用:パーツ1個あたり¥50

ただし、パーツ落下防止まで行う場合は稀だそう。これまですべてのパーツに落下防止のピアノ線を通したのは、実は地震以外の理由だったといいます。

「ある音楽バンドの全国ライブにシャンデリアを設置したことがあります。その時は毎回組み立てるのではなく、シャンデリアをそのまま吊り下げてトラックで運搬しました。トラックの揺れで分解しないよう、パーツすべてをピアノ線でつなげて運びました」(村上さん)

大きな商業施設の場合、この3つの対策に加えシャンデリアと壁をワイヤーでつなぐ「横揺れ防止」をすることもあるそうです。

「地震対策はパーツの落下や破損を100%防止できるわけではありませんが、対応するに越したことはありません。商業施設ではなく個人のご家庭であれば、基本的には3つの対策のうち落下防止のみで十分でしょう」(村上さん)

工事費用の見積もりは、シャンデリアの写真や購入してからの年数などを参考にしつつ「工事の時間×職人の人数+移動等経費」を基準に約5〜10万円。シャンデリアの地震対策や修理の依頼はEL JEWEL LIGHTINGサイトまたは問い合わせフォーム、電話で受け付けています。気になる方は、まずは相談しましょう。

EL JEWEL 問い合わせ先


シャンデリアがあると、その部屋にいるだけで華やかで幸せな気持ちになれます。自宅のライトをシャンデリアに替えれば、誰かとその煌めきを見上げたくなるほど、部屋の雰囲気が変わるかもしれません。

※掲載した商品はすべて税抜です。

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この記事の執筆者
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WRITING :
加藤良子
EDIT :
廣瀬 翼(東京通信社)