西日本豪雨や北海道胆振東部地震など、自然災害が相次いだ2018年。甚大な被害の様子を目の当たりにし、防災の大切さを改めて強く感じた方も多いのではないでしょうか?
そんななか、災害時にも役立つアウトドア用品に注目が集まっています。今回は、新潟県・三条市に本社を構える人気アウトドアブランド「スノーピーク」の広報・小林すみれさんに、初心者でも扱いやすく非常時に活躍するアウトドアグッズを教えていただきました。
インドア派でも持っておきたい!非常時に役立つアウトドアグッズ6選
■1:スタイリッシュな実力派!LEDランタン「ほおずき」/¥9,800
独特のデザインが魅力的なLEDランタン。「通常モード」、周囲の静けさに合わせて照度が自動的に下がる「おやすみモード」、風や音に反応して光の量が変化する「ゆらぎモード」と、自然に寄り添う3種の点灯機能を搭載。なかでも、優しく息を吹きかけるとゆらゆら、強く吹きかけると激しく揺れる「ゆらぎモード」の光はまるでロウソクを灯しているかのよう。キャンプや災害時だけでなく、クリスマスパーティーなどのキャンドル代わりに使ってもオシャレです。
「乾電池式(単3アルカリ電池×3本)で扱いやすいランタンです。オレンジ色のやわらかな明かりが心安らかにしてくれます。長さが調整できるコードやボタンを押す回数や長さで光量が調節できる機能など、好みに合わせた幅広い使い方ができます。専用の充電池パック(別売り)にも対応しており、USBコードによる充電も可能です」(小林さん)
■2:話題を呼んだコラボ商品!カップヌードルクッカーセット/¥9,800
スノーピークと日清カップヌードルのコラボで生まれたカップヌードル専用クッカー。取っ手が折りたためるので場所を取らずに収納可能です。セットのカップはクッカーとスタッキングでき、便利なメッシュケースも付属されています。日清のカップヌードルはコンパクトなリフィルも販売されているので、一緒に備えておくのもおすすめです。
「外面にパッケージデザインがプリントされ、大人の遊び心にあふれています。熱伝導率の高いチタンを使用していて、効率よくお湯を沸かせるのがアウトドア用品ならではの特徴。目盛り付きなので、必要な分だけお湯を沸かせて便利です」(小林さん)
■3:風防が一体でストレスレスな調理を実現!ヤエンストーブ ナギ/¥11,800
本体の五徳(鍋やフライパンなどを置く台)を風防にセットするだけの簡単な組み立てが女性にもうれしい調理用ストーブ。収納袋に組み立て方の簡易説明図がプリントされているので、説明書をなくしてしまった……なんて心配も無用です。
「風防が一体となっているので、炎が風の影響を受けにくく、着火がスムーズで高い燃焼効率を備えています。コンパクトにたためるため、ガス缶やクッカー(山岳用鍋)とセットで保管しておけば、スペースを取らず持ち出し時もラクチンです。風防に引っ掛けてセットする3本の五徳は、高さを2段階に調整できるので、鍋やフライパンなど形状別に好みの高さにできます」(小林さん)
■4:布団からヒントを得た寝袋!セパレートオフトンワイド700/¥44,800
両サイドにファスナーがついており、家で使う布団のように掛け布団と敷布団を切り離して使うこともできる寝袋。複数用意してファスナーで「掛け」は「掛け」、「敷き」は「敷き」と連結させれば、大きなひとつの布団としても使うこともできます。特に心細くなる災害時には、パートナーや家族と一緒に寝たいときにもおすすめです。
「暑い時期は上下を完全に分離させてお腹だけなど部分的に掛けられ、寒い時期は上下を一体化させ保温性を高められるので、季節やシチュエーションに合わせ、快適に眠れます。抗菌・消臭加工されたウォッシャブルダウンを使用しているので、衛生面も安心です」(小林さん)
■5:極厚の素材で快適な睡眠を叶える!キャンピングマット2.5w/¥22,800
寝袋の下に敷いて、ゴツゴツした地面や硬い地面でも快適に眠れる環境をつくってくれるマット。床が硬いことも多い災害時の避難所。睡眠時だけでなく、ただ床に座るときにも重宝します。寝返りをしても落ちない安心のワイドサイズがイチオシです。
「どんなにいい寝袋でも、地面がデコボコしているなど、横になる地表のコンディションが悪ければ、逆に疲労が蓄積したり、体が痛くなったりします。『キャンピングマット2.5w』を寝袋の下に敷けば、硬い床の上でも快適な睡眠を叶えてくれます。収納袋を使って簡単に空気を注入できるので、女性にもおすすめです」(小林さん)
■6:初心者でも簡単に設営できる!アメニティドームM/¥32,800
スノーピークを代表する、初心者向けのドーム型テント。インナーテントはペグ(テントを地面に固定する部品)を打たなくても自立するので屋内にも設営でき、他人の視界を遮れるのでプライバシーを守れるのが女性にとっては何よりうれしいポイント。オプションでウレタン入りマットのセット(¥16,800)を付ければ、地面の冷気から体を守ってくれます。フライシート(インナーテントの外側に張る幕)をセットすれば、屋外でも仮設住居としても使えます。
「非常時の仮設住居や、プライバシー空間を創出するのに役立ちます。組み立て時に迷わないようフレームエンドがわかりやすく色分けされているなど、初心者でも建てやすい構造です。別売りのポールを使って前面のパネルを跳ね上げれば、ローチェアやローテーブルがぴったり収まるリビングスペースも作れます」(小林さん)
日ごろからアウトドアに親しむことが、非常時の対応スキルを高めるポイント
「普段からキャンプなどのアウトドアアクティビティーを通じて、自然の中で時間を過ごすことに慣れておくこと。実はこれが、非常時にもパニックにならずに落ち着いて動けるといったサバイバビリティーの向上にも繋がります。
例えば、お気に入りのお店でパンを買って公園や河原でコーヒーを淹れ、外でランチを楽しむだけでも十分。まだキャンプを経験したことのない方も、気軽にアウトドアを楽しみながら、自然との上手な付き合い方や緊急時の対応力を身に付けていけるといいですね」(小林さん)
また、スノーピークの商品には保証書がないのをご存じですか? それは「メーカーが自社の製品の品質に責任を持つのは当然である」「直しながら使い続けることで生まれる、道具への愛着を大切にしてほしい」という思いがあるから。商品一つひとつだけでなくサービス全体にも、実に日本企業らしい、きめ細やかな配慮が行き届いています。
いつ起きるとも限らない自然災害。キャンプでも使えて災害時にも役立つグッズ探しを始めてみませんか?
※掲載した商品はすべて税抜です。
問い合わせ先
- スノーピーク TEL:0120-010-660(平日 9:00~17:00)
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 田代祐子
- EDIT :
- 廣瀬 翼(東京通信社)