ジンは、そもそもオランダの医学博士が考案した薬用酒で、原料のジュニパーベリー(杜松の実)からジュニエーヴルワインという名であった。それが芳香と美味が好まれ酒として普及。オランダのオレンジ公、ウィリアムが英国王になる際に持ち込み英国で生産して、ジンという名前になった。そうして「労働者のミルク」と呼ばれるまでに英国の男たちに親しまれるようになったのだ。
天然の軟水からつくられるスピリッツ・ジン!
匂い立つように色気がほとばしる酒!
そしてその最高峰が「ヘンドリックス」。シングルモルトの名門「ウィリアム・グランツ&サン」のプレミアムジンだ。キュウリとバラの花びらのエキスをブレンドするのが特徴で、チャールズ皇太子は「ヘンドリックス」に薄切りのキュウリを添えたジントニックを愛飲する。
ジンベースでカクテルを愉しむならマティーニもよい。ベルモットの少ない辛口をウィンストン・チャーチルは好んだという。洒落者の氏ならば「ヘンドリックス」であったかもしれない。もちろん「ヘンドリックス」はストレートも最高に美味である。
※2012年夏号取材時の情報です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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