「カストロールの香り」。世のモータースポーツ好きならかつて一度は憧れ、その芳香に酔いしれたことだろう。まだ植物性オイルが主流だった時代、その焼けたにおいがサーキット中に充満し、えも言われぬ興奮を憶えたものである。

何を隠そう「カストロール」とは、植物性オイルの原料となっていたCASTOR OILに由来する造語であり、つまりはあの芳香こそがメーカーそれ自体を体現していたのだ。

英国を体現するモーターオイル「カストロール」

なつかしさ漂うグリーンのパッケージ

写真は、ヴィンテージカーに適した100%鉱物油の「カストロール」のエンジンオイ ル。ガレージに置いておくだけでも絵になるクラシックな缶も、モータースポーツ好きの心をくすぐるデザイン。※写真の商品は日本国内での需要が激減したため、現在は一部輸入業者が取り扱うのみ。『クラシックXL-20W-50』 ※参考商品

英国で誕生した「カストロール」は、20世紀初頭に航空機用の高性能エンジンオイルの分野に進出し、同時に、瞬く間に2輪、4輪を問わずレーシングフィールドでも活躍を開始。

英国は世界初のクローズドサーキット誕生の地であり、F1レース発祥の地でもある。モータースポーツとは切っても切れない関係にある。「カストロール」のイメージカラーであるグリーンも、当時の自動車レースのナショナルカラーに由来する。

「カストロール」のオイルは、存在自体が英国の精神そのものと言っても過言ではない。 

※2012年夏号取材時の情報です。※価格は税込みです。
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MEN'S Precious編集部 
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MNE'S Precious2012年夏号より
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パイルドライバー