ニットは英国の文化遺産だ。この島に住む人々は紀元前よりニット生地をつくり、8世紀にはニットの輸出を国家規模で行っていたという。

シーアイランドコットンを纏うステータス

他にはない気品があるポロシャツ

すそ、そで口がリブ編み仕上げになった「ジョン スメドレー」のクラシックポロは、 40年以上にわたって愛されるロングセラーアイテム。希少なシーアイランドコットンによる優しい発色は、2012年春夏に発売されたもの。『ISIS』各(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)※参考商品
すそ、そで口がリブ編み仕上げになった「ジョン スメドレー」のクラシックポロは、 40年以上にわたって愛されるロングセラーアイテム。希少なシーアイランドコットンによる優しい発色は、2012年春夏に発売されたもの。『ISIS』各(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)※参考商品

産業革命後、様々なファブリックが誕生した現在でもニットには並々ならぬこだわりを彼らは見せる。それはウールのみならず、16世紀後半に西インド諸島を領有した際に英国王室へ献上されたコットンさえもニットにしてしまうほど。

そのコットンこそ世界最高品質の超長綿、シーアイランドコットンである。シルクのような光沢とカシミヤのような肌触りを兼備するこのコットンは、西インド諸島でのみ栽培できる希少種であり、その製品を身につけることは英国上流階級のステイタスともされた。

現在、門外不出と呼ばれたこのコットン・ニットは身近な存在だ。

中でも「ジョン スメドレー」の一着をすすめたい。この老舗ニット専業の一枚には他のポロにはない上品さがあり、さらに英国ならではのニットとコットンへの長い歴史を感じさせてやまないのだから。

モダナイズされた都会派ポロ。写真上よりも身頃やそで幅を細身に設定し、さらに、すそやそで口はウエルト(袋縫い)仕上げになった新定番。台襟が新たに採用されているので、スタイリッシュな襟立ちのよさにも定評が。『MILO』(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)※参考商品
モダナイズされた都会派ポロ。写真上よりも身頃やそで幅を細身に設定し、さらに、すそやそで口はウエルト(袋縫い)仕上げになった新定番。台襟が新たに採用されているので、スタイリッシュな襟立ちのよさにも定評が。『MILO』(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)※参考商品

※2012年夏号取材時の情報です。

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名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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