京都に非日常のホテル「MOGANA」がオープン!
皆さんは、旅での滞在先を決めるときに、何を重視していますか? 観光の目的地に近いことや、交通の便がいいこと、料金、部屋のクオリティーやそこから見える景色などなど、譲れる・譲れないのポイントはひとそれぞれ。
MOGANAを企画・運営するブレイブマン ホスピタリティ&リゾーツの代表の繁田善史さんは、元々旅が好きで、世界中のホテルに泊まっていたそうです。そのうちに、観光ではなく、特別なホテルで過ごすことを目的として旅することを楽しむようになりました。
サービスやアクティビティーなどにオリジナリティーがあるホテルに滞在するなかで、日本では理想とするホスピタリティーを感じるような、個性的なホテルがまだ少ないと感じたそう。そこから、自らが理想とするホテルのオーナーとなることを考え、実現したのがこの「MOGANA」です。
ホテルで過ごす、豊かな時間を愉しむ空間づくり
MOGANAは企業のオフィスなどが並ぶ、近代的な御池通を下ってすぐに位置しています。外観は、タクシードライバーの方が見過ごすほど、ホテルという雰囲気がないデザイン。細長い「うなぎの寝床」という京都の敷地の特徴をそのままに、入口は狭く、奥に長い構造になっています。
マットブラックの空間に、金箔がアクセントに使われたミニマルなエントランスのデザインは、外界から連れてきた日常をきれいに消し去ってくれます。
「僕は旅に出るには、それまでのことを総括し、新しいインスピレーションを得たい。人生の8割は日常ですが、旅先の非日常で得た経験は持ち帰って、日常に生かしてほしい。そのため、家具から食器、スタッフの制服に至るまで、気に入っていただけたら購入できるものを選んでいます」(繁田さん)
人気ブランド「matohu」監修のサンダルや歯ブラシなど、モダンな和で居心地のよい部屋を演出
京都への旅を特別なものにしてくれる心遣いは、部屋のファブリックやアイテムのデザインにも隠れています。特筆してご紹介したいのが、人気ブランド「matohu」とのコラボレーション。部屋履きサンダルは鼻緒のついた草履風ですが、実はサンダル仕様で少し厚みがあり、スリッパよりも室内での移動を自由にしてくれます。
朝食も淡路島から取り寄せられた食材を使い、旬の味わいをシンプルに生かした調理で提供。食事を提供する器は淡路島の肥沃な土にこだわった「Awabi ware」と「樂久登窯」によるオリジナルの食器を使用しています。 なかでも「Awabi ware」とは、器に使う釉薬を一から開発し、オリジナルの日本瓦色「MOGANA グレー」を開発したというこだわりぶり。こちらも、気に入った場合は購入することができます。
MOGANAのゲストだけが許される特別なお茶室からの京都の四季
またmatohuを代表するアイテムの着物のエッセンスを生かしながら、現代的に提案している「長着」をまとい、京都を散策するオプショナルツアーも登場。京都市内の散策も素敵ですが、おすすめなのが哲学の道・永観堂の裏にある和菓子店「とま屋」を訪れるプラン。知る人ぞ知る「とま屋」のさらに限られた人のみが訪問できる特別なお茶室で過ごす特別なお茶会。
永観堂の建物に隣接する2階からの景色は、そこに置かれた椅子に座ってこそ完成します。そこから見える景色は有名な秋の紅葉はもちろん、冬枯れや雪景色、春の芽吹きと折々で訪れてみたくなります。
京都に何度も訪れている人でも、まだ知らない京都を教えてくれるホテル。2019年に新たな刺激を受けに、宿泊してみませんか?
問い合わせ先
-
MOGANA
TEL:075-606-5281 - 住所/京都府京都市中京区小川通御池下ル壺屋町450
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 北本祐子