「QLOCKTWO」は、デザイナーのマルコ・ビーゲルトとアンドレアス・フンクによって設立されたドイツのデザインエージェント、ビーゲルト&フンク社の、新しいブランドウォッチとして誕生した。数字などのインデックスを針で指し示すのではなく、文字によって時間を表示するというコンセプトは、2人が長年温めてきた『人々が会話するように時を伝える時計』というアイデアから生まれたものだ。時計工房をドイツのシュヴェービッシュ・グミュントに構え、2009年から掛時計。置き時計の製作を開始。2014年には腕時計に着手し、35×35mmの『W35』と、39×39mmの『W39』がリリースされた。

ドイツのモダンアートウォッチ「クロックツー」

ファインスチール ミラネーゼ

●ケース:ステンレススチール ●サイズ:39×39×9mm ●5気圧防水 ●ストラップ:レザー、ラバー、またはミラネーゼブレスレット ¥135,000
●ケース:ステンレススチール ●サイズ:39×39×9mm ●5気圧防水 ●ストラップ:レザー、ラバー、またはミラネーゼブレスレット ¥135,000

ブラックスチール ミラネーゼ

●ケース:ステンレススチール ●サイズ:39×39×9mm ●5気圧防水 ●ストラップ:レザー、ラバー、またはミラネーゼブレスレット ¥150,000 
●ケース:ステンレススチール ●サイズ:39×39×9mm ●5気圧防水 ●ストラップ:レザー、ラバー、またはミラネーゼブレスレット ¥150,000 

カッパー レザー

●ケース:ステンレススチール ●サイズ:39×39×9mm ●5気圧防水 ●ストラップ:レザー、ラバー、またはミラネーゼブレスレット ¥140,000
●ケース:ステンレススチール ●サイズ:39×39×9mm ●5気圧防水 ●ストラップ:レザー、ラバー、またはミラネーゼブレスレット ¥140,000

「QLOCKTWO W」の外観の特徴は、文字盤である正方形のステンレスパネルにある。薄い板状の表面には、一つずつていねいにカットされた110個の文字を配置。一見すると、文字がランダムに並ぶマトリックスしか見えないが、サイドにあるボタンを押すと文字が点灯し、押した回数によって、時間、日付、秒数、電池残量が表示される仕組みだ。例えば現在の時刻が7時30分だとすれば、"IT IS HALF PAST SEVEN"と表示される。文字による表示は5分刻みであるが、文字盤のコーナーには小さなドットライトがあり、一つ点灯するごとに1分を加算していく。"IT IS HALF PAST SEVEN"の表示と同時に、コーナーのライトが4つ点灯していれば、7時34分ということになる。やや複雑に感じるかもしれないが、実際に使用すると直感的に時刻を読み取ることが可能。また、日付表示は月、日ともに、マトリックスを使って数字として表示するなど、ディスプレイは見ているだけでも楽しめる。

 今回のデザイン、機能のリニューアルとともに、新しいコレクションとして「ピュアホワイト」と「ピュアブラック」もローンチされた。

「ピュアホワイト」は、ステンレススチールのマトリックスにホワイトのラッカーを施し、外側にはPVD加工されたゴールド系のプレートを使用。「ピュアブラック」は、ブラックのラッカーが施されたマトリックスと、PVD加工されたゴールド系のプレートを採用している。ストラップはブラックをはじめ、ビビッドなフレッシュグリーン、ブライトオレンジ、ディープレッドを用意。オケージョンに合わせた選択ができる。

 針表示、デジタル、スマートウォッチとも異なるまったく新しい表示をもつ「QLOCKTWO W」。腕時計の新たな愉しみを教えてくれる。

ゴールドホワイト×レザーストラップ

¥107,000
¥107,000

ローズブラック×レザーストラップ

¥110,000
¥110,000

問い合わせ先

※価格はすべて税抜きです。
この記事の執筆者
主にモノ雑誌を中心に’80年代から活動するライター。トレンド製品や斬新な着想から生まれたガジェット全般の執筆に取り組む一方で、腕時計やバッグ、シューズといった、男の逸品をテーマにした記事も手がけている。
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