魅力にあふれたエキゾチックな街・ドバイ
世界屈指の観光スポットとして人気を集めるドバイ。豊かな文化に美しい自然、近未来を彷彿とさせる建築物とさまざまな側面から多彩な輝きを放ち、唯一無二の都市として存在感を光らせるドバイの魅力をひもときます。
砂漠から未来都市まで、多面的な魅力が光る
一年を通して、太陽の光が降り注ぐ中東の街・ドバイ。アラブ首長国連邦のひとつとして栄えるドバイは、ラグジュアリーな旅を好む大人が選ぶ冬の休暇先としても注目を集めています。かつて海のシルクロードの中継地点であったドバイの街が発展したのは、外国企業の誘致を積極的に行い、観光産業に力を入れるなど、未来を見据えた経済政策の賜物といえます。
ドバイの街は、イスラム文化を残しつつも、人口の約8割以上が外国人というだけあり、多様な文化が混じるインターナショナルな雰囲気に包まれています。だからこそ、さまざまな国から訪れる観光客に対して、心地よく快適な旅を提供することができるのです。
街歩きが楽しめるのもドバイの魅力。巨大な建築物が連なるダウンタウンから、歴史が宿るオールド・ドバイ地区まで、個性豊かな街並みが広がります。また、ロマンあふれる砂漠も忘れてはなりません。悠久の自然に身を委ねれば、美しい旅の思い出に彩られるでしょう。
美しいドバイを堪能する厳選アドレス10
■1:バージュ・カリファ
世界一高い塔が街のシンボルに
![バージュ・カリファ](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/720mw/img_adf780a85a60a316c19bc74d53ac1388184613.jpg)
周囲の高層ビルをも圧倒する、高さ828mを誇るドバイ屈指のランドマークは、映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の舞台としても有名。塔のデザインは砂漠に咲くヒメノカリスの花弁をイメージ。世界一の高さに位置する展望台「アット・ザ・トップ・スカイ」で、パノラマに広がる街並みを見下ろしながら、旅の計画を立てるのも大人の旅ならではです。
■2:悠久の砂漠
地平線まで広がる幻想的な景色
![悠久の砂漠](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/2/8/720mw/img_28ce704459ba38ef878a6dd49adf99ca211870.jpg)
アラビアに暮らす人々にとって、穏やかな時が流れる砂漠の地こそオアシス。砂漠へは高層ビルが立ち並ぶ都心から車で1時間ほどで到着し、旅情たっぷりのひとときを味わうことができます。砂漠を存分に楽しみたいなら、デザート・サファリのプランに参加し、砂丘を四駆車で駆け抜けるアクティブなドライブを。大人を魅了する「Travco(トラフコ) L.L.C.」のツアーで砂漠を堪能してみてください。
■3:ドバイ・ファウンテン
音楽と水が奏でるダイナミックなショー
![ドバイ・ファウンテン](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/4/8/720mw/img_487a5f5eeacc2f2e4173ae79182b30ba240647.jpg)
砂漠に囲まれた中東の世界で、水は貴重なものであり、ラグジュアリーの象徴。ラスベガスの「ベラージオ」も手がけた噴水デザイナーによるショーは、水が躍るような繊細な動きが見事です。世界最大規模の噴水ショーと称され、クライマックス時に吹き上がる水の高さはビル50階分にも相当し、想像以上の迫力が楽しめます。光輝くネオンとともに、夜の時間に訪れるのがおすすめ。遊覧船に乗って水上から噴水を眺めることもできます。
■4:アル・ファヒディ歴史地区
伝統的な建築が残るエキゾチックな場所
![アル・ファヒディ歴史地区](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/c/c/720mw/img_ccec0e662fac8c61ea171bf8c51b224e207722.jpg)
ドバイの街の起源ともいわれる地区では、伝統的な建築物を美しい状態で保存。風の通り道を確保する「ウインドタワー」が施された昔ながらの家が立ち並び、細い路地を歩けば、まるでタイムスリップしたかのような感覚に。イスラム文化を学ぶことができる「シェイク・モハメッド文化理解センター」から、中東のアートが集結するギャラリー、アラビアンレストランまでそろい、ドバイの歴史を感じることができます。
■5:ジュメイラ・モスク
白亜のモスクでイスラム文化に触れる
![ジュメイラ・モスク](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/b/e/720mw/img_bee578219a5efa7076d201b61e6dfdee215744.jpg)
ドバイで最も美しいと称される、凛とそびえる白亜のモスク。2本のミナレットとドームが輝く礼拝堂のデザインは、ファーティマ朝時代の伝統を生かして。青空に映える凛とした佇いも、夜にライトアップされた幻想的な雰囲気も、ともに異彩を放つ美しさです。モスクは一般的に異教徒が立ち入ることができないとされていますが、こちらはツアー形式で内部を見学することが可能です。
■6:ドバイ・フレーム
街にそびえ立つ世界一の額縁
![ドバイ・フレーム](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/b/7/720mw/img_b7f4e4659a14aab19c4de5a3ab3bb68a176530.jpg)
新たに誕生した、驚くほどに巨大なランドマーク。「ザビール・パーク」内に建設された黄金の額縁は、高さ150mの塔を93mの橋でつなげたデザイン。橋の部分にはスカイデッキが設けられており、昔ながらの風景が残るオールド・ドバイ地区と、バージュ・カリファなど近未来的なビルが立ち並ぶダウンタウン・ドバイと、街が抱えるふたつの側面を同時に眺めることができる場所です。
■7:ドバイ・クリーク
アブラ・ボートが行き交う入り江
![ドバイ・クリーク](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/f/6/720mw/img_f640af62c7273bb363be95be94899138205200.jpg)
アラビア湾の入口という地形に恵まれ、貿易都市としての役割を担っているドバイ。海のシルクロードの中継地としても活躍した、街の中心を流れる入り江には、今もなお無数の船が往来します。地元の人たちの交通手段でもある、アブラ・ボートと呼ばれる渡し船に乗れば、「ゴールド・スーク」や「スパイス・スーク」など、異国情緒あふれる市場へと運んでくれるでしょう。ただしドバイの週末は金曜日と土曜日なので、市場に訪れる際には注意が必要です。
■8:ドバイ・パークス&リゾーツ
中東最大のテーマパーク
![ドバイ・パークス&リゾーツ](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/0/1/720mw/img_019ded891fd1517ea6da5165a3db6169234988.jpg)
アラビアの迷宮を楽しむような空間で、エンターテインメントにどっぷりと浸かることができる、広大なテーマパーク。ハリウッド映画をテーマにした「モーションゲート」エリアや、レストランやショップが充実した「リバーランド」では、大人も楽しめるつくりに。一年中気温の高いドバイにおいて、比較的日差しを気にすることなく楽しめる、貴重なスポットです。
■9:パーム・ジュメイラ
高級ホテルが集まる世界最大の人工島
![パーム・ジュメイラ](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/1/9/720mw/img_190b76c9d8925f2b2956e2abaafd3b19232105.jpg)
宇宙からも見えるという、世界最大の人工島「パーム・ジュメイラ」はヤシの木をイメージしたデザインが特徴。「クレセント」と呼ばれる外縁と、商業施設が並ぶ「木の幹」部分、そして居住エリアが連なる「枝葉」部分に分類されている。「クレセント」と「木の幹」部分にはハイエンドなホテルが集結し、ラグジュアリーな旅を提供します。全貌を眺めるなら、遊覧飛行を。島の中央を通る「パーム・モノレール」からも人工島を一望できます。
■10:ミュージアム・オブ・ザ・フューチャー
万博に向け建築のラッシュ
![ミュージアム・オブ・ザ・フューチャー](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/1/7/720mw/img_17543f65b541fb587714abf88f61448f210719.jpg)
近未来的な建築物が並ぶ街並みも、まだまだ進化の途中。2020年には中東エリア初の万博が予定され、2,500万人の来場客を想定するビッグイベントに。万博を前にして、ミュージアムやホテルなども急ピッチで建設中のドバイ。そのなかでも斬新なデザインで注目を集めている「ミュージアム・オブ・ザ・フューチャー」。完成予想図に描かれる、円環状のシルバーの外観が異彩を放ちます。
異国情緒あふれる美しい風景や、驚くほどに煌びやかな街…ラグジュアリーな体験で大人の心を満たしてくれる、奥深きドバイを春旅の候補に入れてみてください。
- EDIT&WRITING :
- 川口夏希、中村絵里子(Precious)
- コーディネート :
- 寺本英雄・田中和也(Travco Travel)、鵜飼久美子
- 写真提供 :
- ドバイ政府観光・商務局