京都の伝統と現代アートが融合した最上級ホテル「HOTEL THE MITSUI KYOTO」が誕生

今もなお、続々と新たなホテルがオープンしている京都に、ラグジュアリーの極みを体現したホテル「HOTEL THE MITSUI KYOTO」が生まれた。まずは「日本の美」を感じられる庭園や建築に心を奪われ、魅力的な眺望、新感覚のサーマルスプリングSPAや料理など、贅沢な「非日常体験」を約束。ここでは4つの視点から、最上級ホテルの魅力を解き明かしたい。

三井家の歴史と精神性まで感じられる、「京の都」を象徴する新しい顔

この秋、京都に新たなラグジュアリーホテルが誕生した。その名も「HOTEL THE MITSUI KYOTO」。「三井」の名を冠していることからお気づきかもしれないが、二条城を眼前に望むこの場所は、三井総領家である「北家」の邸宅・油小路邸が存在していた場所なのである。1691年にこの土地を取得した三井家は、その後、財閥解体の憂き目に遭う1945年までの250年余りこの場所に根付き、文化・芸術を育んできたのだ。

日本経済を牽引した三井家邸宅の跡地に建つホテル…その歴史的背景だけでも興味深いのだが、京都の伝統を重んじながら、さらに現代的なエッセンスを調和させた外装、インテリア、中庭などが共存する空間は居心地がよく、滞在そのものが贅沢な体験であることを実感できる。伝統と現代性の融合を語るものは数多くあれど、ここまで見事に調和した「本物」は見たことがない。京都の新しい顔が、威風堂々ここに誕生した。

【１】極上体験のはじまりは、300年以上の歴史を誇る梶井宮門から

梶井宮御殿の門として、1703年に造営された梶井宮門（かじいみやもん）。その後、京都・大原へ移転され、1935年に三井総領家邸の門となったと言われている。今回、それ以来の大規模な修理が施され、ゲストを迎える象徴として華麗によみがえった。

【２】二条城を眺める、温泉にとことん浸る…茶室を基にした客室から多様な愉しみが広がる

京都の伝統を重んじ、客室を飾るアート作品は三井総領家が旧蔵する文化財をモチーフにしたもの。2室限定の「Onsenスイート」は、100㎡を超える客室で天然温泉を堪能できる。

二条城が眼前に広がる「ニジョウスイート」

【３】四季の彩、水や風の音、虫の声、歴史とともに感じられる「庭屋一如」の精神

ランドスケープデザイナーの宮城俊作氏が、三井総領家の邸宅時代から受け継がれてきた庭を再生。庭と建物が調和する「庭屋一如（ていおくいちにょ）」の精神が感じられる。

中庭を囲むように各施設を配置。エントランスの中央に配された泉田之也氏のインスタレーション『風』。

「リッツパリ」で腕をふるった浅野哲也氏が料理長を務める、ガストロノミー鉄板「都季ーTOKIー」。新感覚のフレンチガストロノミー鉄板は話題になること確実。

三井家邸宅時の奥書院を再現した「四季の間」。

【４】石と水、音と光で演出する究極の非日常！京都ならではの温泉体験がここに

地下約1,000mから湧き上がる天然温泉を楽しめるのも魅力。サーマルスプリングSPA（水着着用の温泉プール）は、水の音が響き、岩盤に囲まれた異空間にいるよう。

回廊は鳥居を連想させる白木が奥へと続く。

問い合わせ先

HOTEL THE MITSUI KYOTO　
TEL：075-468-3155（宿泊予約平日9:00～19:00／土日・祝～18:00）
住所／京都府京都市中京区油小路通二条下る二条油小路町284
開業記念プラン￥98,000～（1泊1室料金、2名分朝食付き、1滞在につきホテルクレジット￥10,000分付与／サービス料込・税別）※プレジデンシャルスイート、Onsenスイート、ニジョウスイートはプラン対象外

＜出典＞

MEN'S Precious冬号「男が愛し抜く『名品』」