昨年からダニエル・リーによって新たな時代へと歩み始めた「バーバリー」。アイコニックなトレンチコートを進化させ、ブランドのDNAでもあるアウトドアの要素も掘り下げた新作アウターは、心地よいブリティッシュテイストに包まれて、深まる季節をモダンに、軽やかに彩ります!
Modern Trench
すっきりとしたシルエットにクリーミーな白が上品に映える
トレンチコートの機能的なディテールをモダンにアレンジした新作。シングルブレストにして、ボタンを最小限にとどめるミニマルですっきりとしたフロントデザイン。胸元のガンフラップのジッパーがモードなアクセントに。クリーミーホワイトが上品でスレンダーな佇まいに、乗馬風ブーツでこなれたムードを。
Reversible Coat
上質なダブルフェイスでベージュと両面楽しめる!
写真で着用しているコントラスト鮮やかな「バーバリーチェック」面と、洗練された「ベージュワンカラー」との2面が楽しめるリバーシブル仕様のフーデッドコート。上質なヴァージンウールを使用したダブルフェイスで、共布ベルトでシェイプするラップタイプなので、軽やかにさらりと羽織ることができて、出番の多い一着になりそう。
Quilted Parka
オンにもオフにも活躍する軽快キルテッドパーカ
ミディアムウェイトの中綿入りキルティングパーカは、腰周りまでカバーする温もりを感じながらも、驚くほど軽やか。生地は風合いのあるベーシックなサンドベージュで、カジュアルはもちろん、オンタイムのスーツの上にも着られるクラシックさがうれしい。ウエストとフードはドローコードで調節可能。
Puffer Coat
アウトドアのDNAが息づくシックな黒ダウンパーカ
英国紳士が愛する伝統的なアウトドアテイストが息づくブランドとして、ダウンパーカの誇り高い佇まいは見逃せない。同時にふんわりとしたフェイクファーのトリミングがシックな黒に映えて、モードブランドとしての洗練も際立って。日本製デニムを使用したカーゴパンツで旬のリラックス感を。
ヒロインを輝かせる!名画のなかの「バーバリー」トレンチコートの魅力
「バーバリー」のトレンチコートは数多くの名画のなかで、女優たちを彩り、輝かせながら、それぞれの役柄の表情までも描き出してきました。映画に愛され、人々に愛されてきた魅力はどこにあるのでしょうか?
1979年、ニューヨークを舞台にしたこの映画で、当時のエレガントなファッションは今見ても素敵。そのなかでメリル・ストリープがまとう「バーバリー」のトレンチコートは、女性の自立を促すかのように、クラシックな美しさに凛とした強さを感じさせて。
若き日のカトリーヌ・ドヌーヴがミュージカル映画のなかで着た「バーバリー」のトレンチコート。こちらはガーリーなギンガムチェックワンピースに合わせて、フランス女優らしく、くたっとノンシャランに着こなして、見事にひとつのスタイルをつくった。
ブリティッシュスタイルの品格をまとう、凛として雄弁なトレンチコート
通気性と撥水性に優れた「ギャバジン」を考案して、レインウエアに革命をもたらした「バーバリー」のトレンチコート。その機能性もさることながら、英国紳士の美学が詰まったコートとして、1930年代にハリウッド映画で着用され、スタイリッシュなイメージが定着しました。
その後、私たちになじみ深い女優がまとって有名な映画といえば、誰もが知るこの2本。「バーバリー」のトレンチコートは、いずれ大女優となるふたりの女性を輝かせ、ブームを巻き起こしました。注目すべきはその着こなしの幅の広さです。 メリル・ストリープはニューヨークの女性が自立しようとする意志をトレンチのもつ力強さや品格に託し、端正に着こなしています。いっぽうカトリーヌ・ドヌーヴはもう何年も着ているかのように柔らかく、パリジェンヌならではのアレンジを加えています。そこには雨に打たれながらも、つらい出来事を乗り越えるトレンチのしなやかな魅力が息づいて。
そんなふうに、セリフ以上に雄弁に情景や心模様を物語り、時代に寄り添い、着る人に委ねる余白を残すのも、「バーバリー」のトレンチコートが愛される奥深い魅力なのです。
掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 藤森星児
- STYLIST :
- 大西真理子
- HAIR MAKE :
- ヘア/SHOTARO(SENSE OF HUMOUR)、メイク/Yuka Washizu(beauty direction)
- MODEL :
- 中村アン
- EDIT :
- 藤田由美、安村 徹(Precious)