時計のムーブメントを自社内で開発から一貫製造できるマニュファクチュールであり、高度な彫金やジェムセッティングの技術を誇るハイジュエラーでもある「ピアジェ」。今回、文字盤を囲むベゼルからブレスレットへと描かれるアシンメトリーな曲線が、エレガントな色香を漂わせるアイコン、『ライムライト ガラ』コレクションから、メゾンの真髄を体現する新たな2モデルのジュエリーウォッチが誕生しました!
“スネークパターン”の彫金と色彩美のドラマティックな融合
『ライムライト ガラ』といえば、メゾンの高度な彫金技術を象徴する“パレス装飾”が施されたブレスレットが印象的ですが、今回、ヘビのウロコのような、“スネークパターン”の新たなゴールドエングレービングがコレクションに初めて採用されました。
“スネークパターン”のゴールドエングレービングを初めて取り入れたクリエイションは、2019年の『エクストリームリー レディー』という横長オーバルシェイプのハイジュエリーウォッチでした。私はジュネーブの時計フェアで実物を取材したのですが、ブレスレットと文字盤に手作業で施されたエングレービングの美しさに圧倒されたことを強く覚えています。
極めて高度な彫金技術と専門知識を必要とするこのエングレービングは、“ハウス・オブ・ ゴールド”と謳われる「ピアジェ」が、その至宝である職人たちを讃えるオマージュであり、超一流の矜持を感じました。
今回の新作はそれより、ヘビのウロコのモチーフが少し小さくなり、より繊細なエレガンスを纏った印象。また、 ゴールドエングレービングに鮮やかなオレンジ色の“グラン・フー”エナメルを施した文字盤や、ダイヤモンドからブレスレットに向けて徐々に色を濃くしていくスペサタイト ガーネットの色彩美が、新たな個性とエレガンスを授けています。
“パレス装飾”とコニャックカラーのダイヤモンドがノーブルに調和
ふたつ目の新作は、コニャックカラーのダイヤモンドが洒脱なアクセントを添える、“パレス装飾”ブレスレットを纏ったモデル。
1961年に開発された“パレス装飾”は、現在もウォッチ、ジュエリー共に幅広く取り入れられている「ピアジェ」のお家芸のひとつで、このゴールドエングレービング自体がメゾンのシグネチャーといえます。
熟練の職人が、手作業で1本1本の線や溝をゴールドに刻んでいく“パレス装飾”は、それぞれの金細工職人が独自の技法をもち、異なる圧力、異なる角度、異なる速度、異なる動作で行われるため、同じものがふたつとして世の中に存在しない芸術作品。
“スネークパターン”のゴールドエングレービングを施した前出のモデルの意匠と同様、文字盤上下のホワイトダイヤモンドから、ブレスレットに向けて色と大きさのグラデーションを描いて流れていくジェムストーン。今作ではシックなブラウンダイヤモンドを取り入れ、“パレス装飾”の輝きと見事に調和。
繊細を極めるグラデーションの構成から完璧なセッティングまで、「ピアジェ」の宝飾技術の高さを物語っています。
なんともエレガントなふたつのジュエリーウォッチですが、どちらも自社製の自動巻きムーブメントを搭載した本格機械式ウォッチでもある ── 「ピアジェ」の真髄を華やかに表現した今回の新作からは、 1874年の創業以来受け継がれているクリエイションへの熱い情熱を改めて感じ取ることができます。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト

















