【目次】

「ティアードスカートとは?」


 

ティアードとは「段になった」「層になった」という意味で、ティアードスカートはフリルが重なっていたり、ギャザーで段になっているスカートのことを指します。層や段が複数ある場合も、1つだけの場合もティアードスカートと呼びます。プレーンなスカートよりも華やかさを醸せたり、立体感を確保できるのが高ポイント。

「黒」はモノトーンまとめで大人顔に


ティアードスカートの中でも人気の高い「黒」。フェミニンなティアードスカートも、黒ならシックな雰囲気を両立できます。コーディネートはモノトーンでまとめると、ぐっと大人らしい表情に。

黒×スタッズで辛口気分を加える

 

ティアード×フィッシュテールがドラマチックなスカートは、黒を指名することで落ち着いた印象を醸して。そこに黒のショートジャケットとスタッズがあしらわれたパンプスを加え、ほんのり辛口に。ロゴTシャツやピンクバッグで外せばこなれたテイストミックススタイルが完成。

足元はスニーカーでカジュアルダウン

 

ドット柄とフリルのティアードが華やかなスカートは、シンプルなシャツ合わせでメリハリを確保。さらに白と黒の配色で、シャープなキレの良さを描いて。足元はスニーカーでカジュアルダウンしつつ、トップスと同じカラーをリピートすることで小気味よく。

レザー素材を加えて表情豊かに仕上げる

 

ソーシャライトのオリヴィア・パレルモは、レザー素材の黒ティアードスカートにトライ。トラッドなグレーのダブルジャケットと、スパイシーなレザースカートのバランスが秀逸。

オールブラックならミニ丈にもチャレンジしやすい

 

清楚なブラウスに、ティアードミニスカートを合わせ大人フェミニンに仕上げていた歌手のアシュリー・ロバーツ。シックな黒で全体をまとめれば、フレッシュなミニ丈も大人らしく着地します。コットン、デニム、エナメル、レザーの異素材を組み合わせ、ワンカラーが間延びするのを防止。

ティアードスカートでほんのり甘さを足す

 

隙のないストイックなオールブラックコーディネートは、フリルのティアードスカートでほんのり甘さを足すと親しみやすい印象に。ジャケットとスカートがふんわりとしているので、ヘアと足元はすっきりしたシルエットにこだわって。

「白」で清楚にきめて


黒と同じく人気な「白」のティアードスカートなら、軽快さやクリーンさを演出できます。清楚にきめて、絵になるフェミニンスタイルを実現しましょう。

白で繋ぎ軽やかフェミニンを堪能

 

ギャザーやレースのティアードで立体的にきまる白スカートに、同色のブラウスを合わせ軽やかなフェミニンスタイルをエンジョイ。ヘアをタイトにまとめつつ、ダークカラーのレザー小物を選べば引き締め効果と都会的ムードを両得できます。白コーデに馴染む、パールのフープイヤリングも好アクセント。

黒合わせで白スカートの軽快さをアップ

 

グッドガールな趣漂う白ティアードスカートには、黒トップス合わせで重心を上に置くと軽快さが高まります。フィット&フレアの上下、そしてきれいめ小物を掛け合わせることで品よく誘導。

甘い着こなしに辛口ブーツを合わせて

 

白でまとめたトップスとティアードスカートの組み合わせは、異素材ミックス、そして色味を変えることでのっぺり見えるのを防止。糖度の高い着こなしに、あえて重厚感のある黒レースアップブーツを合わせると、こなれた甘辛ミックススタイルに仕上がります。

白×ベージュならしなやかにまとまる

 

モデルのアレクサ・チャンも、清楚さ漂う白のティアードスカートを愛用。ベージュのジャケットとロングコートを合わせれば、柔和な配色でしなやかにまとまります。バランスよく黒を散らし引き締めを叶えつつ、ドット柄ストッキングを迎えることで遊び心をひとさじ。

色の配置にこだわり立体感を確保

 

まろやかなクリームホワイトのティアードスカートを、黒のオフタートルニットとブーツで挟みリズムを感じさせて。ややオーバーサイズのベージュジャケットを肩に引っ掛け、さらにダークグリーンのバッグを投入することでメリハリのある配色へ。

「トップス」を変えて着回し幅を広げる


合わせる「トップス」を変えることで、ティアードスカートの着回し幅を広げて。きちんと感を高めたり、カジュアルダウンしたり… デイリーで参考にしやすいトップスをピックアップしました。

「シャツ/ブラウス」で上品に着こなす

 

もともときちんと感のあるティアードスカートは、シャツ、ブラウスというクラシカルトップスを合わせることで品の良さを上乗せ。俳優のアナベル・ベルモンドは、白シャツにくすみピンクのティアードスカート、そしてキャメルのレザー小物を合わせ、好印象なフェミニンスタイルへ。

「Tシャツ」で気負いない雰囲気へ

 

慣れ親しんだ「Tシャツ」合わせで、抜け感漂うティアードスカートスタイルへ。上下ともクリーンな白で統一すれば、華やかさを獲得することができます。シンプルな白黒コーディネートには、グリーンのスカーフをアクセントとしてプラスし、お洒落心を盛り込んで。

「タンクトップ」ならヘルシーに整う

 

フェミニンさ漂うティアードスカートは、カジュアルな「タンクトップ」合わせでヘルシーに誘導。見本のようなグレーとネイビーの知的な配色なら、カジュアルながらも洗練された表情にまとまります。

「ニット」合わせで柔らかさを足す

 

ぬくもり感じる「ニット」トップス合わせで、レディなティアードスカートスタイルに柔らかさをプラス。人気インフルエンサーのレオニー・ハンネは、ほっこりしないよう、トップスの裾をインしたり、辛口小物をうまく掛け合わせることで都会的に導きました。

「靴」を変えてテイストチェンジ


着こなしの印象を左右する「靴」の存在。ティアードスカートの上品さを高めたり、カジュアルに誘導したりと、足元のアイテムにこだわることで印象操作を図って。

「スニーカー」で外しカジュアル仕様に

 

ふわりと風をはらむフェミニンなティアードスカートは、スニーカーとボーダーTシャツでカジュアルダウン。黒を基調とすれば、ラフに傾かずシックな大人カジュアルを実現することができます。

「パンプス」でレディな気分を味わう

 

きれいめティアードスカートには、上品シューズ代表格の「パンプス」がお似合い。きちんと感のあるスカートとシューズの組み合わせで、レディなムードを味わって。配色もミニマルな白黒にこだわると、大人らしさを倍増させることに成功します。

「ブーツ」で辛口要素を足して格好良く

 

きりっと引き締まった、スパイス漂う「ブーツ」を合わせることで、甘いだけではないマチュアなティアードスカートスタイルをメイク。軽やかな白スカートと重厚感のある黒ブーツのように、色と素材でメリハリを高めて。

「サンダル」で素足を見せて軽快に

 

ティアードスカートの軽やかさを高めるのなら、素足が見える「サンダル」をリコメンド。フラットタイプならリラックス感がアップして、ヒールタイプならきちんと感を両立できます。インフルエンサーのレオニー・ハンネは、ベージュとミントグリーンの爽やかな配色にマッチするよう、クリーンな白小物を指名。

「ローファー」ならクラシカルな雰囲気に

 

トラッドな「ローファー」を合わせることで、ティアードスカートをクラシカルに味付け。白とベージュのしなやかな配色に、少量の黒を効かせるとちょうどいい引き締め効果が加わって好バランス。

「きれいめ」コーデで優雅な佇まいへ


ここからは、テイスト別のティアードスカートコーディネートをお届けします。しなやかさをまとえるティアードスカートは「きれいめ」スタイルにしっくり。デイリーやちょっとしたオケージョンで使える着こなしをピックアップ。

マキシ丈であえてずるっとさせるとこなれ顔

 

ハリのある清楚な白ブラウスに、ブラウンのティアードスカートを合わせ王道きれいめスタイルをエンジョイ。マキシ丈のスカートを選び、あえてずるっとさせるとこなれた印象にまとまります。バケットハットやバッグは黒をセレクトし、小気味よく。

レースティアードスカートを忍ばせ重たくなるのを回避

 

黒のミニ丈シャツワンピースに、同色のレースティアードスカートを忍ばせ、ドッキング風に着こなしていたインフルエンサーのキャロライン・ダウア。オールブラックながらも、透け感のあるスカートがあれば重く見えません。

セットアップを活用し楽々着映える

 

ペプラムブラウスとティアードスカートのセットアップを活用し、テクニック要らずで絵になるスタイルへ。ベージュを迎えれば、そのまろやかなカラーできちんと感を盛り上げることができます。レースアップサンダルやフリンジかごバッグで、エキゾチックな味付けを実行。

スカートの存在感を引き立てる黒の魔法

 

ティアード、繊細なレース、混じりけのないキレの良い白で優雅に着こなせるスカートを活用。スカートの存在感を引き立てるべく、トップスは端正なクロップド丈の黒ジャケットをセレクト。

「カジュアル」ならこなれ感たっぷり


ティアードスカートを「カジュアル」に着こなし、肩の力を抜くとこなれたコーディネートに仕上がります。ラフに傾きすぎない、大人にとってちょうどいいフェミニンカジュアルスタイルをご紹介します。

シャツの裾はアウトにしてエフォートレスに

 

元祖人気ブロガーのシャーロット・グレネヴェルドは、レースとチュールの切り替えが新鮮な白ティアードスカートを愛用。スニーカーを加えてドレスダウンしつつ、ビッグシルエットのシャツを裾アウトで着こなすと、エフォートレスな表情にまとまります。

白とネイビーで大人らしさをキープ

 

親近感のあるニットプルオーバーとスニーカーでティアードスカートをドレスダウンし、カジュアルな装いへ。白とネイビーという知的な色合わせなら、大人らしさを損いません。

プリントカットソー×チェック柄ダウンでプレイフルに

 

白のティアードスカートとブラウンパンプスを合わせたきれいめスタイルは、カラー切り替えがキャッチーなプリントカットソーとチェック柄ダウンコートを組み合わせることで、遊び心を感じさせて。黒をバランスよく散らせば、引き締めにも成功。

デニム素材があれば甘くなりすぎない

 

ノースリーブのペプラムトップスに、ティアードスカートを合わせた糖度の高い着こなしも、デニム素材を迎えれば抜け感が加わります。白とブルーの爽やかな配色で、すっきりと好印象に整えて。

この記事の執筆者
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Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香