特別なお手入れをしなくても、ツヤやかでハリコシがあった20代に比べ、髪の老化やダメージが進み、お手入れに手間がかかる40代。とくにロングヘアは、髪質の変化から、「伸ばしても美しいまま維持できない」という声を多く聞きます。
パサつき、広がり、分け目の目立ち、この老け見えポイントを放置すると「痛いオバさん」「疲れていて貧相」と思われてしまうこともあるロングヘアですが、U-REALMのスタイリスト・瓜生智咲さんは、「いくつかのポイント押さえることで、まとまり・ツヤ・ボリュームのある若々しい印象になる」と言います。
「まずは分け目の根元を立ち上げるために、いつもの分け目と逆の方向から熱を当てましょう。次に、顔まわりの髪を外巻きにして華やかさを出しながら、パサついた毛先にオイルで潤いを与える。これだけで老け見えポイントは解決できます」(瓜生さん)
それでは、「見た目年齢マイナス5歳」が目指せる、40代のお手本ロングをご紹介します。
■髪型: ふわっと立ち上がる前髪と顔まわりの華やかなカールで、若々しさがあふれる印象に
面長顔のロングヘア代表:立川エリカさん(49歳/占星術カウンセラー)の場合



立川さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★★★
- ボリューム(少→多)★★★
- 髪の太さ(細→太)★★★
- うるおい(乾→潤)★
- 白髪の量(多→少)★★★★★
面長顔で顔が縦長に見えるのが悩みだという立川さん。
「面長顔の場合、長めの前髪は顎よりも少し上くらいの長さに切るのがベスト。巻いたときに輪郭をカバーしてくれます。ハチ上には少しだけレイヤーを。巻いたときに動きが出やすく華やかな印象になります。
ただ巻くだけだと重い印象になりがちですが、所々に仕込んだハイライトがアクセントになり、軽やかで明るい印象に。毛先にはカールが長持ちするデジタルパーマを。自宅での再現性が高く、スタイリングがラクなのも特長です」(瓜生さん)
■スタイリング: 顔まわりは「隠すよりも出す」ことを意識して巻くのがコツ
「顔まわりをコテで外巻きにするときは、毛束の中間から毛先を巻くこと。根元から巻いてしまうと、失敗感のあるわざとらしいウェーブになってしまうので気をつけてください」(瓜生さん)

■1: ドライヤーでフロント部分の根元を立ち上げる

■2:コテで顔まわりを外巻きに

■3:オイルを中間から毛先になじまてツヤを与える

〈面長顔ロングヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■分け目と逆方向から熱風を当てる!
- ■リバース巻きで顔まわりの毛束を後ろに流す
- ■オイルは必須!必ず仕上げになじませて
「仕上げのオイルは、手のひらに薄く伸ばして、毛束の中間から毛先にしっかりとなじませてください。毛先にツヤとまとまりがあれば、髪の豊かさ、しなやかさにつながり、それだけで若々しく見えます」(瓜生さん)

問い合わせ先
- U-REALM
- 住所/東京都渋谷区神宮前5-6-13 ヴァイス表参道2F
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- 営業時間:平日12:00〜21:00/土・日・祝 10:00〜20:00
- 定休日: 不定休

- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- EDIT&WRITING :
- 青木 笑