シミやくすみ、たるみなど…、大人の女性を悩ませるエイジングサインを、人気ヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさんが、その経験と知識、独自のテクニックをフルに生かし、メイクだけでスッキリ解決する連載企画です。大人の肌や骨格の悩みをなかったことにする、極秘テクニックは必見!

ファンデーションでカバーしきれないクマやくすみを厚塗り感なくカバーする方法とは?

■お悩み1「クマやくすみなど、肌の色ムラが気になる」

目の下や小鼻のワキのくすみなど、肌の色ムラが気になる佐藤さん。厚塗り感なく、均一な肌色に整えるにはどうしたら…?

佐藤佐奈さん(38歳)
学生時代からメイクのアップデートができていないという佐藤さん。20代のころから同じファンデーションを愛用し続けているそうですが、アラフォーに突入してから、クマやくすみなど肌の色ムラをカバーできなくなってきたとのこと。「厚塗りに見えずに、色ムラをカバーする方法を知りたいです」。

■A.「均一な透明肌に仕上げるには、寒色系のコントロールカラーとパウダーが必須です」(長井さん)

「肌の状態は日々変わっていきますし、ベースメイクアイテムも毎シーズン進化しています。肌悩みが少ない学生時代と同じベースメイクのままでは、肌のアラを隠しきれないのは当然のこと。最新のベースメイクにアップデートすることがマストです。

それから、ファンデーションだけでカバーしようとしないこと。赤みや黄ぐすみカバーに効果的な明るめグリーンのコントロールカラーと、パープルのパウダーを取り入れることで、厚塗り感のない均一で透明感のある肌を演出することができます」(長井さん)

【均一透明肌をつくるベースメイクアイテムはこちら】

1.赤みや黄みを抑え、透明感のある肌色に整える。コルセットのように顔を上向きに記憶。コスメデコルテ AQ コントロールカラー02 SPF25/PA++ 20g ¥5,000 2.肌と一体化するようにフィット。毛穴などの凹凸をカバーし、きめ細やかな美肌に。資生堂インターナショナル クレ・ド・ポー ボーテ タンプードルクレームエクラ SPF25/PA+++ 12g ¥10,000 3.肌に溶け込みながら、ハリ感と上品なツヤをもたらす極上のテクスチャー。毛穴やくすみなど、肌の欠点を一掃。コスメデコルテ AQ フェイスパウダー 30g ¥12,000 4.肌にのせるとパウダーに変化し、フワッと広がり肌に自然な血色感をもたらす。ひと挿しで洗練された印象に。Amplitude コンスピキュアス クリームチークス 04 ¥4,000 5.顔のパーツにフィットするハート型。曲線を使えば、目頭やフェイスラインまで塗り残すことなく、きれいに仕上がる。THREE ワンラヴパフ(ケース付き)¥700
1.赤みや黄みを抑え、透明感のある肌色に整える。コルセットのように顔を上向きに記憶。コスメデコルテ AQ コントロールカラー02 SPF25/PA++ 20g ¥5,000 2.肌と一体化するようにフィット。毛穴などの凹凸をカバーし、きめ細やかな美肌に。資生堂インターナショナル クレ・ド・ポー ボーテ タンプードルクレームエクラ SPF25/PA+++ 12g ¥10,000 3.肌に溶け込みながら、ハリ感と上品なツヤをもたらす極上のテクスチャー。毛穴やくすみなど、肌の欠点を一掃。コスメデコルテ AQ フェイスパウダー 30g ¥12,000 4.肌にのせるとパウダーに変化し、フワッと広がり肌に自然な血色感をもたらす。ひと挿しで洗練された印象に。Amplitude コンスピキュアス クリームチークス 04 ¥4,000 5.顔のパーツにフィットするハート型。曲線を使えば、目頭やフェイスラインまで塗り残すことなく、きれいに仕上がる。THREE ワンラヴパフ(ケース付き)¥700

【厚塗り感ゼロの均一肌に仕上げるベースメイクプロセス4】

1.明るめグリーンのコントロールカラーを目の下に広げる
肌に透明感をもたらす明るめグリーンのコントロールカラーを目の下に広げる。
肌に透明感をもたらす明るめグリーンのコントロールカラーを目の下に広げる。

明るめグリーンのコントロールカラーを小豆ひと粒分手の甲にとり、目の下にオン。その後、くすみが気になる目の下〜小鼻のワキにかけて、二等辺三角形に広げる。

2.フェースラインと生え際を残しファンデーションを塗る
クリームファンデーションを中心から外側に向けて広げる。
クリームファンデーションを中心から外側に向けて広げる。

クリームファンデーションをスポンジにとり、肌にオン。コントロールカラーがヨレないように、ポンポンと置き塗りするのがコツ。生え際やフェースラインは、あえてファンデーションを塗らない。こうすることで、自然な陰影が生まれ、グッと小顔に!

3.ローズのクリームチークで血色感を仕込む
スポンジに適量のクリームチークをとる。頬にのせる前に、手の甲で余分なチークを落としておくのがポイント。
スポンジに適量のクリームチークをとる。頬にのせる前に、手の甲で余分なチークを落としておくのがポイント。
頬骨の上に横長にチークをオン。左右交互に少しずつ色を挿していくのがコツ。
頬骨の上に横長にチークをオン。左右交互に少しずつ色を挿していくのがコツ。

ローズカラーのクリームチークをスポンジにとり、手の甲で余分なチークを落としてから頬の高い位置に横長にオン。スポンジを滑らせずにポンポンと起き塗りすることと、左右交互に同時進行で少しずつ色みを足していくのが自然に仕上げるコツ。くすみの多い大人の肌は、ベースメイクの段階で血色感まで仕込んでおくのがポイント。

4.パープルのフェイスパウダーで透明感をプラス
パウダーをふくませたパフを揉み込んでおくと、粉っぽくならず自然な仕上がりに。
パウダーをふくませたパフを揉み込んでおくと、粉っぽくならず自然な仕上がりに。
小鼻のワキは、圧をかけながら叩き込むようにしてパウダーをオン。
小鼻のワキは、圧をかけながら叩き込むようにしてパウダーをオン。
額や頬には優しいタッチでパフをポンポンと置くと、フワッと自然な粉づきに。
額や頬には優しいタッチでパフをポンポンと置くと、フワッと自然な粉づきに。

パウダーを含ませたパフをしっかりと揉み込む。まずはパフを山折にしてテカリを抑えたい小鼻のワキに圧をかけながらたたオン。そのままパウダーをつけ足さないで、優しいタッチでパフをのせると、ふんわりパウダーをまとうことができる。

【Before→After:完成を見比べてください!】

左は佐藤さんご自身による普段のメイク、右は長井さんに提案いただいたベースメイクの完成。グリーンのコントロールカラーとパープルのパウダーを駆使したナチュラルな血色感を感じられる透明感あふれる均一肌に!しかも、フェースラインもきゅっと引き上がって小顔に見えませんか?
左は佐藤さんご自身による普段のメイク、右は長井さんに提案いただいたベースメイクの完成。グリーンのコントロールカラーとパープルのパウダーを駆使したナチュラルな血色感を感じられる透明感あふれる均一肌に!しかも、フェースラインもきゅっと引き上がって小顔に見えませんか?
長井かおりさん
ヘア&メイクアップアーティスト
多くの女優やモデルからの指名を受ける人気ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌や広告など第一線で活躍する傍ら、メイクレッスン講師としても活躍。ひとりひとりの個性や魅力を引き出す、上品なメイクテクニックにファン多数。このたびスタートしたPrecious.jpでは、大人のリアルな肌や骨格の悩みをメイクだけで見事解決!

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この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
岩谷優一(vale./人物)、田中麻以(静物)
EDIT&WRITING :
新田晃与