RF28mm-70mm F2 L USMを装着した時の迫力と存在感は抜群

RF28mm-70mm F2 L USMを装着した時の迫力と存在感は抜群

大口径で開放F値2.0の描写力は本当に見事だ。解像力はもちろん、豊かな階調性もあり、画像周辺部まで変わらず高解像度の画像はとても綺麗だった。

外壁の細かな模様も、細部までしっかりと再現する

さらに広角域でもとろけるように滑らかにボケる背景も、このレンズの魅力の一つ。

背景がきれいにボケることで、フォーカスしたい桜を精緻に表現できる

大口径ゆえの大きさと重さはあるが、グリップがしっかりしているので安定感がある。このF2.0、28mm-70mmのレンズはポートレートにもテーブルフォトにも風景夜景撮影にも使える。

操作性をすばらしく向上させる「コントロールリング」

新しくレンズに搭載された機能である「コントロールリング」は、とても便利だ。

ファインダーを覗きながらシャッター速度と絞りを右手の親指と人差し指で操作し、「コントロールリング」にISOや露出補正など任意の機能を割り当てておく。こうしておけば最小限の作業で設定を変更できる、画期的な機能だ。

囲んだ部分のリングが「コントロールリング」だ

同じく新たにボディに搭載されたマルチファンクションバーにも、機能を割り当てられ便利である。感度が良く、少しの接触でも感知してしまうので慣れるまでは誤作動などに注意が必要と感じる人もいるだろう。しかし、そんなユーザーからの意見もお見通しかのように、誤作動防止機能を備えているところがさすがキヤノン。使い続けていくと手指の動きも馴染んで撮影の際もスムーズに操作でき、便利さも増すだろう。

「EOS R」の背面

ファインダー内の縦位置表示と、電源オフ時にシャッターが閉じる機能も嬉しかった。

縦位置でファインダーを覗いている時でも、従来のカメラではカメラ設定や数値などは横位置表示のままが多い。それに違和感を感じることもなかったが、ファインダー内に縦位置で表示されたものを見ると自然過ぎる見え方にハッとさせられた。

高感度な夜景撮影でもシャープネスが甘くなることなく、くっきりと写し取る

電源オフ時のシャッターもセンサーがむき出しだと、レンズ装着交換時などにチリ埃の付着など不安に感じるが、シャッターが閉じていると安心感がある。

オートフォーカスのスピードと正確性に感動

何よりも感動したのがオートフォーカスのスピードと正確性。オートフォーカス選択可能位置が5655という信じられないほどの細かさ。さらにファインダーを覗いたまま液晶画面をタッチ、もしくはドラッグ動作で直感的に素早くピント位置を変えられるので、瞬間的なシャッターチャンスを逃すことも少なくなりそうだ。

飛行機と鳥がすれ違う、決定的瞬間もこのとおり収めることができる

近いところも遠いところも動いているものにも、瞬時にピントを合わせることができる。とても素晴らしい進化だ。

薄暗いバーでも、瞬時に狙ったところに正確にピントが合わせられる

今後はSDカードのダブルスロット化とバッテリー容量(撮影枚数)の増量を期待したい。個人的には背面の十字キーがマルチコントローラーと電子ダイアルの組み合わせだとさらに使い勝手が良いと思っている。

とはいえ、EOS Rはキヤノンの初代フルサイズミラーレスカメラ。今後のさらなる進化改良の可能性を感じさせてくれるモデルだ。

問い合わせ先

帆刈一哉さん
カメラマン
ほかり かずや●1976年生まれ。20歳の頃から写真を始め、スタジオ勤務後に独立。広告、書籍、雑誌などの分野で活動中。2016年に個展『カゴの中で見る夢』を開催。休日や旅行にはミラーレスカメラとドローンを持って行くのが最近のスタイルhttp://www.hokarikazuya.com/profile.html​

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この記事の執筆者
フリーランスのライター・エディターとして10年以上に渡って女性誌を中心に活躍。MEN'S Preciousでは女性ならではの視点で現代紳士に必要なライフスタイルや、アイテムを提案する。