ビューティのなかでも今、活気あるジャンルとして注目されているのが、香りの世界。流行のフレグランスをだれもが同じように香らせる時代から、ファッション同様に、自分らしさを表現する方法のひとつとして、香りと向き合う、成熟した愉しみ方へと変わりつつあります。

そんな、香りの奥深い世界への次なる扉を開くのは、衣食住において心地よさを優先させる、今の気分を映し出すスタイル。ライフスタイルに寄り添い、人生そのものを香りで彩る…。そんな時代の空気を先取るように生まれたのが『メゾン クリスチャン ディオール』コレクションです。

新時代のフレグランス『メゾン クリスチャン ディオール』とPreciousのイベントの様子をご紹介します

フレグランスの新たな愉しみ方を提案するイベントが、新しい季節の始まりに開催されました。

3タイプあるクリスチャン・ディオールの香水
『メゾン クリスチャン ディオール』コレクション ホーリー ピオニーのラインナップ
三角に積まれた香水
まるでガラスのオブジェのよう。インテリアのアクセントにもなる新発想のボトルデザイン
ディスプレイされた香水
『メゾン クリスチャン ディオール』コレクション ラッキーのラインナップ

私たちの記憶の中に、そして今も愛用者が多いディオールのフレグランス。センセーショナルなブランドデビューとなったあの「ニュールック」誕生の1947年に、最初の香水「ミス ディオール」が誕生。その後も「ディオリッシモ」「プワゾン」「デューン」「ジャドール」と、私たちの記憶に刻まれた香水の歴史はディオールとともに創られてきた、といっても過言ではありません。

偉大なクチュリエであったムッシュ ディオールは、偉大なパフューマーでもあり、香りの聖地・南フランスの邸宅で香水のための花々を栽培し、フレグランスへの深い愛を育んでいました。

情熱に満ちあふれたムッシュのエスプリを大切に継承し、過去から未来へと香り高き旅へと導くのが、現在のディオール専属調香師、フランソワ・ドゥマシー氏です。

空間そして人生の瞬間を美しく、芳しく満たしたいと願う人のために

「このコレクションの制作は、調香師にとってはまるで夢のようなこと」と語るドゥマシー氏。香りとは見えない芸術であり、調香師とはアーティスト。けれど現実には創作において、完全なる自由を与えられることは少なく、何かしらの制約がつきものです。

ところが『メゾン クリスチャン ディオール』は時間の制約やスケジュールに左右されることがなく、最高品質の原料や稀少な香料を思うままに調香でき、芸術面の指示や目標も一切課せられない。

「自由に創作することができる、調香師にとって究極の贅沢」なのです。このコレクションがラグジュアリー パルファンと言われる本質は、ここにあるようです。

フランス式「アール ドゥ ヴィーヴル」。それはディオールの香りに包まれる幸福な暮らし

イベント会場となったのは、都内にある某邸宅。パリ、ロンドン、東京…と、世界を代表するいくつかの都市のみで展開している『メゾン クリスチャン ディオール』のブティックと同じ趣で、優美な白大理石、磨かれたコンクリート、温かみのある木のフロアーを包み込むように優しい香りが漂う、まさに現代的なフランス式生活美学「アール ドゥ ヴィーヴル」の発想が息づいています。

23種もの香りのコレクションがそろう『メゾン クリスチャン ディオール』とは、まるでインテリアのひとつであるかのよう。

アート作品のような美しいジュース(=液体)をより引き立てるシンプルモダンなボトルをオブジェのように飾り、そのときどきの気分で香りを選び、自分のために、あるいは大切な人と同じ香りを共有したり、好みの香りをレイヤリングしたり、空気を匂いたたせるように空間を香らせたり…と、従来の枠にとらわれないライフスタイルに寄り添う、自由な愉しみ方を教えてくれます。

どの香りも上質な香料で創られているから、香りを重ねても重くなりません。大切な人との距離感を香りがコーディネートしてくれる…エフォートレスでエレガント、まさにPreciousが目指す世界観と共通しています。

色とりどりのクリスチャン・ディオールの香水
『メゾン クリスチャン ディオール』コレクション
色とりどりのクリスチャン・ディオールの香水
シンプルモダンを極めたボトルだからこそ美しく映える色とりどりのジュース(=液体)。23種あるフレグランスは250ml、125ml、40mlの3タイプあり
一列に並んだシルクスカーフ
シルク スカーフにフレグランスを吹き付けて“香りを結ぶ、巻き付ける”。香らせ方、纏い方の新しい提案も

香りのテイスティングから始まる、心ふるえる愛しい香水との出会い

イベントに参加していただいたゲストは雑誌「Precious」5月号から始まる季節連載『メゾン クリスチャン ディオール』、「香りの記憶」にご登場いただく方々。

連載1回目はモデル・知花くららさん(5月号)、連載2回目は作家・朝吹真理子さんとコンテクストデザイナー・渡邉康太郎さんご夫妻、連載3回目はギタリスト・村治佳織さん、連載4回目は日本舞踊家・尾上 紫さん。そしてPrecious専属モデルの立野リカさんと真樹麗子さんも参加しました。

連載第1回ゲスト:知花くららさん

着物をまとった知花くららさん
連載1回目は知花くららさん。『メゾン クリスチャン ディオール』コレクションから選んだ香りは「ローズ カブキ」でした
着物をまとった知花くららさん
知花くららさん

【連載第1回】知花くららさんが選ぶ「メゾン クリスチャン ディオール」はどの香り?

連載第2回ゲスト:朝吹真理子さんと渡邉康太郎さん

香水をテイスティングする朝吹真理子さんと渡邉康太郎さん
連載2回目は朝吹真理子さんと渡邉康太郎さん。朝吹さんは「テ カシミア」を、渡邉さんは「テラ ベラ」がお気に入りの香りに。ふたりで過ごす空間を香りで彩ります

連載第3回ゲスト:村治佳織さん

イベントに参加する村治佳織さん
連載3回目は村治佳織さん。アンバー系が好みで選んだのは「ウード イスパハン」
香水をテイスティングする様子
パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン代表取締役社長、オリヴィエ・トゥブル氏とフレグランス・スペシャリストが、村治さんと香りのテイスティングを

連載第4回ゲスト:尾上 紫さん

和装の尾上 紫さん
連載4回目は尾上 紫さん。ネーミングと直感で惹きつけられたのは「ディオラムール」。情熱的な香り

本誌専属モデル、立野リカさんと真樹麗子さんもイベントに参加

香水をテイスティングする立野リカさんと真樹麗子
本誌専属モデル、立野リカさん(左)と真樹麗子さんもテイスティング

会場には『メゾン クリスチャン ディオール』コレクションの世界観や香水をイメージした、さまざまな美しいディスプレーに皆さんの歓喜の声が! そしてフレグランス・スペシャリストによる「香りのテイスティング」を体験しました。

ご自身でイメージしていた好きな香りと、香りの記憶を辿るフレグランス・スペシャリストによるカウンセリングから導かれる意外な香りに驚いたり、調香師ドゥマシー氏のインスピレーションの源、香料の秘密…など、フレグランス選びの新たな発見に、盛り上がりました。

香りのテイスティングの後は、村治佳織さんの演奏会! リビングルームには『メゾン クリスチャン ディオール』のキャンドルがほのかな灯りと香りを漂わせ、ギターのセンシュアルな音色に艶やかさが増し、日常の喧噪を忘れさせる、ラグジュアリーなひとときとなりました。

ギターを演奏する村治佳織さん
豊かな香りに包まれた空間に美しき音色が響き、村治佳織さんのギター演奏に皆さんうっとり
華やかなテーブルコーディネート
演奏会の後は『メゾン クリスチャン ディオール』コレクションをイメージしたフレンチディナーを愉しみました

「香り」をインスピレーションの元にして、インテリアや音楽、食事などの演出を楽しむというのは、とても成熟した大人の文化ですね。 

今回ゲストの皆さんとは一緒に秘密の時間を過ごし、より親密な関係になれた気がします。 後日、自分が選んだ香りを嗅ぐごとに、あの濃密な時間を思い出すことでしょう。 

『メゾン クリスチャン ディオール』が提案する、このような自由な香りの楽しみ方が、もっと日本でも広まることを願わずにはいられません。 

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この記事の執筆者
美しいものこそ贅沢。新しい時代のラグジュアリー・ファッションマガジン『Precious』の編集部アカウントです。雑誌制作の過程で見つけた美しいもの、楽しいことをご紹介します。