最近なんとなく仕事がつまらない、今よりももっと稼ぎたい、といった漠然とした悩みを抱いている方は多いはず。ところが、そういった人々のなかには、自分自身に「稼ぎすぎると不幸になる」と言い聞かせて、今のままがベストだと思い込んでいる人も少なからずいます。

『言いなりの人生は“いますぐ”やめなさい。』の著者・岡崎かつひろさんによると、「稼げない人のほとんどは、稼いではいけないと思い込んでいる」のだとか。そのため、まずは稼ぎたいと願うことが大切。

自分よりも稼いでいる人と出会ったり、セミナーに参加したり、といった行動を起こして、お金=悪というメンタルブロックを取り除くことが、もっと稼げるようになる第一歩なのです。

以下では、もっと稼げる自分になるための考え方を紹介します。人生は行動することでしか変えることはできません。ワンランク上の自分を目指して、ひとつの発見・気づきに対して、何かひとつアクションを起こすつもりで読み進めてみてください。

もっと稼げる自分になるための考え方5選

■1:リスクと正しく向き合う

自分の取れるリスクを把握することが大切です。

大きな変化にはリスクがつきものだから、無理せず現状のままのほうがいい……そう考える方は少なくないでしょう。とはいえ極端な話をすれば、毎朝の出勤時に事故に遭う可能性は0%ではありませんよね。このように「リスクを取らずに生きていくことは不可能」と、岡崎さんは言います。

「行動してもしなくても、私たちは常にリスクと共にあります。ですから、大事なのは自分の取れる範囲のリスクを分析して、取れるリスクを取ってみること。

私はよく、起業する勇気があってすごいと言われますが、会社に在籍中に起業して収入が見込める状態を先につくっていたので、起業しても大丈夫だろうと思っていました。

でもほとんどの人は、起業=リスクと捉えて、そのリスクを取れるか取れないかですら考えません。問題なのは、知る努力や検討する努力を放棄していることです。リスクから逃げずに向き合う必要があるのではないでしょうか」(岡崎さん)

リスクのなかには、行動しないことで発生するもの(例:会社が潰れそうだけど、自信がないから転職しない)も存在します。今よりも稼げるようになるためには、ある行動によって生じるリスクについて、分析・検討する努力を怠ってはいけません。

■2:本当に重要なことに集中する

目標達成に必要なことを見極めましょう。

仮に「会社で出世したい」「起業して成功したい」といった大きな目標があったとして、あなたはそれを達成するために、どれだけの時間と労力を割いていますか? 目標達成とは無関係な遊びのための時間や、やらなくていいはずの残業に労力を奪われていませんか? 心当たりがある方は、要注意。

「人生には、本当に大事な20のことと、どうでもいい80のことがある、という『20:80の法則』は有名です。ほとんどの人は、どうでもいい80のことばかりに時間と労力を割いてしまっています。

もし新しいものを得たいなら、それに応じたどうでもいい80のことをやらないという選択をしなくてはなりません。あなたを不自由にしているのは、あなたが抱えているどうでもいいことが原因なのです」(岡崎さん)

人生は選択の連続であり、何かをしているときは、何かをしていないときでもあります。自分にとって実はどうでもいい80のことに費やす時間と労力を捨てて、本当に重要な20のことに集中しましょう。

■3:自分との約束を守る

他人との約束だけでなく、自分との約束を守ることが大事。

他人との約束はしっかり守っているけれど、「毎朝6時に起きる」といった自分との約束はなかなか守れない、という方は多いはずです。「誰にも迷惑をかけていないし、誰かが見ているわけでもない」などと、つい手を抜いてしまいがちな自分との約束。しかし、自分との約束が守れていない人は、自分に自信がもてないのだとか。

「人間の心には『承認のコップ』と呼ばれるものがあります。このコップの中身は、『自己承認のオイル』と『他人からの承認のオイル』の2種類からなり、満たされていると満足し、逆に満たされていないと虚しさを感じます。

なぜコップの中身がオイルなのかというと、オイルは燃えるから。あなたがやる気に満ちて燃えているときは、オイルが満タンの状態ということです。これらの承認のオイルは、約束を守ったときに増え、破ったときには減ってしまいます。

自分との約束を守れば、自己承認のオイルが、他人との約束を守れば、他人からの承認のオイルが、承認のコップに注がれます。誰でも虚しさを感じる状態は嫌ですから、コップを100%満たしたいと思う。そこで自分との約束を守ればよいわけですが、そのためには自分を律しなくてはなりません。

そうなると、自分を律するよりも周りからもらうほうが楽なように思ってしまいます。

ところが、周りの人は自信がない人にオイルを注いでくれません。人の目ばかり気にして周りから承認オイルを欲しがってしまう原因は、あなたの自己承認オイル不足。あなたを力づけるのは、あなた自身との約束なのです」(岡崎さん)

他人から認められるには、まず自分との約束を守ることが大事なのですね。

■4:見返りを求めない

「見返り」をあてにすると、周りに縛られる生き方に。

仕事で大失敗したときや、都合が悪い状況に陥ったとき、病気や身内の不幸などを言い訳にして、目の前の問題から逃げ出そうとした経験はありませんか?

あるいは、自分が困っているときに、周囲に助けてもらえるようにアピールをして、周りの人の力でその場を収めていませんか? こうした逃避行為は、先述の自己承認のオイルを減らす要因になってしまいます。

「都合が悪くなると病気になってしまうような逃避を繰り返すと、自己承認のオイルが減っていきます。けれどもオイルは満たした状態にしたい。となると、人は周りからオイルをもらおうとします。

自分が凹んでいるときに友人に慰めてもらう、仕事で悩んでいるときに周りに気を遣ってもらう、といった具合に、周りからオイルをもらって、その場を何とかしようという行為を『見返り』と言います。

見返りで自分の承認のコップを満たすことを覚えてしまうと、相手の顔色を窺う生き方になってしまいます。すると、世間体や周りの人の言いなりになる人生になっていくのです」(岡崎さん)

周りの人々を頼る生き方は、裏を返せば周りの人々に縛られて生きるということでもあります。困難な状況でも見返りをあてにするのではなく、自分の力で切り抜ける努力をしてみましょう。

■5:誰にでもできることを誰よりもきちんとやる

当たり前のことを誠実に取り組みましょう。

自然と人が集まるようなビジネスパーソンなら、会社や世間体の言いなりにならずに済みます。とはいえ、そんな魅力をもっているのは、ひと握りの特別な人だけ……と決めつけて、諦めてしまっていませんか?

「ビジネスにおいて、モノやサービスで差をつけるのが難しい現代では、集客力が仕事の命運を左右します。これはあなた個人についても当てはまること。大事なのは、『人を集める』ではなく『人が集まる』あなたになることです。

そのためには、誰でもできることを、誰にもできないくらい誠実に取り組みましょう。

例えば、挨拶をする、お礼を言う、年上を敬う、気を遣う、言い訳をしない、時間を守る、などです。どれも誰にでもできることですが、案外きちんと守っている人は少なかったりします。したほうがいいとわかっていることをきちんとするのが習慣化したころには、あなたの周りには人が集まるようになっているはずです」(岡崎さん)

挨拶や気遣い、時間厳守などは、当たり前のことすぎて、無意識のうちに軽く見てしまいがち……。だからこそ、そんな当たり前のことが誰よりもきちんとできると、それだけで相手から一目置かれます。今一度、自分の普段のふるまいを見直してみてはいかがでしょうか。


現状維持も選択肢のひとつですが、もしあなたが少しでも現状に満足していないのなら、それは次のステップに進んでもよいタイミングを迎えている合図。これまでの考え方を振り返り、修正していくことで、これから先の可能性がグッと広がることでしょう。

岡崎かつひろさん
経営者・起業家
(おかざき かつひろ)株式会社DW代表取締役、ほか2社を有するかたわら、ビジネストレーニング事業や業務コンサルティング、飲食店経営などを展開。講演会は累積動員人数10万人を超える。著書に『自分を安売りするのは“いますぐ”やめなさい。』『憂鬱な毎日は“いますぐ”やめなさい。』(共にきずな出版)がある。http://okazakikatsuhiro.com/
この記事の執筆者
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WRITING :
上原 純
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