ヴァレクストラのCEOが語る、個性豊かな新作たち
1937年に創業した、イタリアを代表するラグジュアリーレザーブランド、Valextra(ヴァレクストラ)。
上質なレザー、熟練の職人による伝統的な技法、タイムレスで洗練されたデザイン……それぞれの魅力が凝縮されたアイテムは、錚々たるセレブリティーや文化人など、本物の価値を知る人たちから厚い支持を得ています
。この秋冬は、'60年代の名作を復刻したバッグや日本限定トート、スニーカーなど、注目の新作が勢ぞろい。先だって来日したサラ・フェレロCEOに、それぞれの魅力をうかがいました。
'60年代に発表された伝説のバッグ「セリエ エス」を復刻!
ヴァレクストラといえば、モダンでありながらタイムレスで普遍的なデザインが特徴。秋冬の新作から、まずご紹介したいのは1961年に誕生したドクターバッグの復刻モデル「セリエ エス」。
伝統的なドクターバッグにインスパイアされた「セリエ エス」は、飽きのこないミニマムな台形のフォルムと機能的なポケット、付け替え可能なストラップが特徴です。
「ヴァレクストラのバッグはすべて子供のような存在なのでひとつを選ぶことはできませんが(笑)、目下愛用しているのは『セリエ エス』。約50年前から変わらないタイムレスなデザインのなかに、女性らしいやわらかさが感じられます。使いやすさも魅力ですね」と語るヴァレクストラCEOのサラ・フェレロさん。
'60年代に、当初はメンズアイテムとしてデザインされた「セリエ エス」。
「復刻にあたって変更したのは、主に3点。ひとつ目はフロントポケット。ジッパーを内側に隠して、機能的でありながらミニマルなデザインに仕上げました。ふたつ目は、以前はパイピングだった部分をコバ塗りに変えたこと。ヴァレクストラ独自の特殊な染料『Costa』で何層にも塗り上げています。
3つ目に、ストラップをつけたのも大きなポイントです。アイコンバッグ『イジィデ』と同じ留め具を採用して、互いに付け替えができるようにしました」
コンパクトなサイズに美意識と機能性が詰まったバッグは、ヴァレクストラのネクストアイコンといっても過言ではないでしょう。「イジィデ」とストラップをチェンジできるのも楽しいですよね。
日本限定!多様なシーンに対応する万能トート
次にご紹介するのは、グラフィカルなポケットが目を引く「ケーヴァル トート」。防弾ベストやヨットの帆、宇宙服などに使用される、強靭かつ軽量な素材「ケーヴァル」を使用したコレクションから、使いやすいトートバッグが日本限定で登場します。
「仕事、旅、スポーツをするとき、母としての時間。すべてのシーンに対応するバッグです。機能性に加えて、カラフルなレザーのトリミングと大きなポケットでヴァレクストラらしさを表現しました。通常は製品の内側に入れる品番を、あえてデザインとしてポケットに刻印しています」
熱いリクエストによって商品化された、初のスニーカー
秋冬はバッグに加え、スニーカーが初登場したのも大きな話題です。もともとは関係者やスタッフのために作成されていましたが、顧客からの熱い要望によって商品化に至ったそう。
「素材にこだわるヴァレクストラならではの、やわらかくてツヤのあるスムースレザーを使ったスニーカー。クラシックでクリーンな、着こなしに合わせやすいデザインです。スポーツ用というより、デイリーに楽しんでいただきたいですね」
CEOのコメントと共にご紹介したヴァレクストラの秋冬新作は、すでに一部店舗で発売中。ぜひいち早くチェックを!
※商品の入荷状況は各店舗によって異なります。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT :
- 石原あや乃
- EDIT&WRITING :
- 門前直子