数々の有名な映画のシーンで、男女間の誘惑のツールとして登場するガーターベルト&ガーターストッキング。そんな印象もあってか、下着の中でもガーターベルトはセクシーなアイテムの代表的存在です。

確かにそんな側面はありますが、実はこのガーターベルト、ランジェリー上級者の間では、夏の暑さ対策に役立つアイテムとして人気なのだとか!

ただ、「一般的には馴染みがないアイテムゆえ、その選び方や着用方法には注意が必要」と下着のプロである川原好恵さん。夏に人気の理由と合わせて、ガーターベルトの基本を解説していただきましょう。

パンティーストッキングより涼しい!夏こそ「ガーターベルト」を活用すべき理由とは

ガーターベルトを着用した女性
ガーターベルトの意外な事実とは!?

そもそもガーターベルトとは、現代のような伸縮性のあるストッキングが開発される以前、主にシルク製だった太ももまでのストッキングを吊るために着用されていたもの。

ナイロン素材が誕生し、伸縮性に富んだパンティーストッキングが主流になると、その姿は徐々に減っていきました。今では、ランジェリーファッションのひとつとして着用され、ヨーロッパではラグジュアリーなブランドを中心に展開されています。

そんな特別な存在のガーターベルトですが、実は「夏に涼しい」というのはご存じでしょうか? 暑い夏にストッキングをはく際、パンティーストッキングは蒸れて不快ですが、ガーターベルトを着けて、ショーツ部分がない太ももまでのストッキングをはけば涼しい、というのがその理由。

一度試すとその涼しさがクセになり、「夏こそガーターベルト」派が増えているそうです。

ガーターベルトのサイズ展開は、ウエストサイズを基準としたS・M・L表示が基本なので、ショーツと同じサイズを選べば、ほぼOK。ただし注意したいのが着用する順番です。

ランジェリーのカタログや雑誌を見ると、ショーツの上にガーターベルトを着用していることが多いのですが、これはあくまで見た目を重視したもの。実際はショーツの下にガーターベルトを着けます。そうしないと、トイレでとても面倒なので、ご注意を!

ガーターベルト初心者にも選びやすいブランド3選

初めてガーターベルト&ガーターストッキングを選ぶ方におすすめのブランドを川原さんがセレクト。その選び方のポイントとともに紹介しましょう。

■1:下着のおしゃれを存分に楽しめる「サルート」の3点フルセット

ワコールのリボンブラ
朝の谷間、ながもち、リボンブラ。¥8,800〜/サルート(ワコール)
ワコールのショーツ
ソング¥4,500/サルート(ワコール)
ワコールのガーターベルト
ガーター¥8,000/サルート(ワコール)

日本のブランドではとても珍しく、コレクションすべてにガーターベルトを展開しているのがワコールの「サルート」。ブラジャー、ソング(Tバック)、ガーターベルトの3点フルセットはランジェリーの正装のようなもの。せっかくガーターベルトを購入するなら、このフルセットでそろえてみては?

さらに、キャミソールやスリップも展開されているので、下着のおしゃれが存分に楽しめます。

■2:汎用性の高い色のガーターベルトがそろう「オーバドゥ」

オーバドゥのガーターベルト
ガーターベルト¥13,000/オーバドゥ(オーバドゥ ジャパン)※8月上旬入荷予定

「まずは1枚買って使い回ししたい」そんな堅実派の方は、黒など手持ちのブラ&ショーツに多い色のガーターベルトを購入しましょう。雰囲気に統一感が出てチグハグな感じになりません。

フランスブランド「オーバドゥ」は、さすが“誘惑”をコンセプトにするだけあって、ガーターベルトの展開も豊富。黒の他に白や赤などもそろうので、活躍しそうな色を選んでみては。

■3:使いやすくお手頃な「エクスエール」のガーターストッキング

エクスエールのガーターストッキング
ガーターストッキング¥1,000/エクスエール(アツギ)

ガーターベルトに合わせるのは、もちろん太ももまでのガーターストッキング。「エクスエール」のものは安心の日本ブランドで丈夫なうえ、価格もお手頃。ブラック、スキニーベージュ、ホワイトがそろいます。

海外ブランドのなかには、太もも部分に滑り止めのシリコンが付いているストッキングをよく見かけますが、それだとガーターベルトの留め具で挟みにくいため、注意しましょう。


ガーターベルトを着けると、その緊張感から姿勢が良くなり、美しさが増す……なんて噂も。涼しいうえに、きれいになれるガーターベルトの威力を、この夏こそ体感してみては?

※掲載した商品の価格はすべて税抜です。

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この記事の執筆者
文化服装学院卒業後、流通業界で販売促進、広報、店舗開発を約10年経験した後、フリーランスとして独立。下着通販カタログの商品企画などを経て、現在はランジェリーを中心に、雑誌、新聞、ウェブサイトなどで執筆・編集を行なう。モットーは「ラグジュアリーからプチプラまで」。国内外の展示会・店舗を幅広く取材する。
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PHOTO :
AFLO(Image)
WRITING :
川原好恵
EDIT :
石原あや乃