例年大好評!「極彩色の世界」の魅力にハマる

ECO EDO 日本橋 2019 総合プロデューサーでアートアクアリウムアーティストの木村英智さんが手がける、“アート、デザイン、エンターテイメント”と“アクアリウム”が融合した水族アート展覧会「アートアクアリウム」。2011年の初開催以来、長らく続けてきた日本橋三井ホールでの開催は今年で最後となります。

「アートアクアリウム」は、和をモチーフにデザインされた芸術作品レベルの美しい水槽の中で、日本の美のひとつともいえる金魚を中心とした観賞魚が、光・映像・音楽・香りなどの細心の演出技術と融合。

日本が世界に誇る水族アートの展覧会として、これまでに累計945万人を動員しています。2019年は江戸の時代に金魚文化が花開いた東京・日本橋と、初開催となる熊本の全国2会場で開催されます。

2019年7月5日からスタートした日本橋の会場の様子を速報でレポートします!

開催期間中は浴衣などの和装で訪れると、会場内の雰囲気とよりマッチング。
開催期間中は浴衣などの和装で訪れると、会場内の雰囲気とよりマッチング。

「アートアクアリウム」の象徴であり、大変な人気の巨大金魚鉢シリーズの「花魁」「大奥」「超・花魁」3作品は今回もお目見え。

■1:「花魁/Oiran」

約1,000匹の金魚が泳ぐアートアクアリウムを代表する作品。巨大金魚鉢の大きさは、高さ2.4m・最大直径2mにもなります。

モチーフにしているのは、江戸の遊郭。乱舞する金魚は花魁とそれを目指す女たち。金魚鉢の中でしか生きることができない世界を意味しています。七色に変化するライティングで、江戸花街の艶やかさも表現。

「花魁/Oiran」は大き目の金魚がダイナミックに泳ぐ様をじっくり見ることができます。
「花魁/Oiran」は大き目の金魚がダイナミックに泳ぐ様をじっくり見ることができます。
色がどんどん変化していきます。
色がどんどん変化していきます。

■2:「大奥/Ohoku」

「花魁/Oiran」の流れをくむ巨大金魚鉢シリーズの大作。金魚を愛でる文化が花開いた江戸を象徴する“大奥”を表現した、幅約3mに渡る総合的な作品。

複数の金魚鉢を周りに配することで、多くの女性が自らの美を競い合う豪華絢爛な世界を表しています。美と艶を輝かせながらも、どことなく儚げな生き様を泳ぐ金魚と重ね合わせて。

「大奥/Ohoku」では花魁の世界のヒエラルキーを感じさせる段もつくり、ダイナミックに展示。
「大奥/Ohoku」では花魁の世界のヒエラルキーを感じさせる段もつくり、ダイナミックに展示。

総勢1万匹超の金魚で作品数ともに過去最大規模!

蓮をモチーフとした約4m四方の荘厳な作品「ロータスリウム/Lotusrium」を初めて同一会場に展示し、現在までの集大成となる代表作品が多数登場します。

作品を彩る金魚の数は合計1万匹を超え、作品数、金魚の数ともに過去最大規模で展開。日本橋会場初登場となる「ジャグジリウム/Jacuzzirium」や金魚を見上げて鑑賞する「金魚天井」など、20作品はいずれも創意工夫にあふれています。

日本の伝統美である金魚の鑑賞を新たなステージへと昇華したアートアクアリウム。まだ未体験の人は、ぜひ会場に足を運んでみて。きっとこれまでに見たことがない金魚の美しさを発見できることでしょう。

「ロータスリウム/Lotusrium」
「ロータスリウム/Lotusrium」
「ギヤマンリウム/Giyamanrium」
「ギヤマンリウム/Giyamanrium」
「天上金魚/Kingyo in the Sky」
「天上金魚/Kingyo in the Sky」
「金魚品評/A Show of Kingyo」
「金魚品評/A Show of Kingyo」
「ジャグジリウム/Jacuzzirium」
「ジャグジリウム/Jacuzzirium」
「キモノリウム/Kimonorium」
「キモノリウム/Kimonorium」
会場内には獺祭を楽しめるバーも登場。
会場内には獺祭を楽しめるバーも登場。

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この記事の執筆者
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WRITING :
北本祐子