「光老化」とは、紫外線によって肌に起こる様々な炎症や疾患についての総称。そのメカニズムと対策を知ることで、夏の肌をしっかり守っていきたいところ。そこで、皮膚科専門医で医学博士の赤須医院院長である赤須玲子先生にお話を伺いました。

肌をサビさせないためには光とうまく付き合うこと!

肌の老化=肌の酸化(肌サビ)

そもそも肌の老化とは、肌が酸化していく(錆びていく)こと。これは生理的老化*が20%、光老化が80%と言われており、この光老化は防ぐことができるものです。

老化を進行させないためには、どの疾患が紫外線によるものか、そして肌をサビさせないにはどうすれば良いかをきちんと知っておくことが大切です。

*生理的老化とは、遺伝子、ホルモン、食事、睡眠、喫煙、ストレスなどによる
 
赤須 玲子先生
日本皮膚科学会専門医、美容皮膚科学会会員、アメリカ皮膚病位認定、医学博士、赤須医院院長
(あかす れいこ)美容皮膚科の話題を中心に様々なメディアでも活躍。講演も多数行う。

 ■こんなにもある!「光老化」と呼ばれる疾患

「光老化」とは、紫外線によって起こる肌の老化のこと。

紫外線によって起こる肌の老化「光老化」には、シミ、しわ、たるみ、日焼け、ほくろ、イボ、毛細血管拡張、そして日光角化症や悪性黒色種と呼ばれる皮膚ガンまで様々な疾患があります。

■光老化のメカニズムとは

「光老化とは、紫外線によってDNA損傷され表皮や真皮に細胞障害が起き、強い炎症反応が引き起こることでなっていきます。DNA損傷は、ピリミジンダイマーと呼ばれるアミノ酸配列の異常や、体内に取り込まれた活性酸素*によって起こると言われています」と赤須先生。

*吸収により体内に取り込まれた酸素は不安定な物質であり、他の物質と結合して安定な状態になろうとする際に毒性の強い物質になってしまい、それを活性酸素という

「光老化」を避ける、抗酸化対策のポイントは4つ!

 ■1:遮光

「大切なのは、しっかりと光を遮ることです。生活の中で、紫外線リスクは多様な環境に潜みます。うっかりしているとあっという間に取り込んでしまいますので、時間帯、場所、服装に気をつけることだけでも大きく違います。

服装に関しては、一見暑いので逆効果に思われますが、実は光を遮るには黒い色の服を着用することがおすすめです。

また、日焼け止めの使用をしっかりしましょう。日焼け止めには、吸収剤と散乱剤がありますので、違いをよく理解して利用することをおすすめします。吸収剤は、紫外線を吸収し熱エネルギーに変えて外に放出する役割があり、散乱剤は光を肌から反射して飛ばす役割があります。

しかし、吸収剤はアレルギー反応(例えば湿布がかぶれる方は使用を控えた方が良いでしょう)、散乱剤は綺麗に塗りにくいなどのそれぞれデメリットもありますので、自分の肌に合ったものを使用しましょう。

肌がすぐ日焼けで黒くなる人は一番安全で、赤くなりやすい白い肌の人はしっかりと自分に合う方法で紫外線カットをしていく必要があります」(赤須先生)

■2:食生活

抗酸化効果のあるβカロテンを多く含む録黄色野菜。

外だけでなく、中からもしっかりケアするのは、紫外線から逃れたい女性たちとしてはもはや常識でしょうか。忙しい中でもバランスよく摂取するのは難しいので、ポイントだけでも押さえたいところ。

「食べ物から抗酸化物質をたくさん摂ると良いでしょう。抗酸化に良いのは、主にBカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールです」(赤須先生)

ニンジンやかぼちゃなどの緑黄色野菜からBカロテンを。ブロッコリーやレモン、夏場はキュウリなどからビタミンCをたっぷり。アーモンドやナッツをおやつに入れて不足しがちなビタミンEを摂取!ポリフェノールは、アルコールには赤ワインをチョイスし、普段の生活で積極的に緑茶を飲むようにするのもおすすめです。

■3:医療的ケア

前述のとおり、光老化による肌への影響は外見の劣化などだけでなく、のちに大病になりかねない深刻なものも。それだけ紫外線対策には本格的な医療行為が効く場合もありますが、どのような方法があるのでしょうか。

「トレチノイン、セラミド、ビタミンC誘導体など、抗シワ物質や薬品を投与することで予防につなげたり、影響を受けた肌への治療を施すこともあります。

美容皮膚科の観点からは、多くの方がよく耳にするところですと、ダメージ後にケミカルピーリングを施術することや、対策としてはボトックスやヒアルロン酸を注入することもあります。

近年は、オゾン層破壊の影響もあり、皮膚ガンになる方も増加しています。そのように重度のダメージには外科的治療が施される場合もありますので、やはり早めに事前の紫外線対策をとることが有効かと思います」(赤須先生)

■4:化粧品でのケア

デイリーなスキンケアも大切。

私たち女性にとって身近で手軽にケアができると思えるのは、日頃の化粧品使用によるものでしょう。すでに、重点的に紫外線対策のできるものや、美白に特化したアイテムをチョイスしていることも多いと思います。改めて、光老化には化粧品成分としてどんなものが入っていると良いのでしょうか?

「光老化に関しては、やはり抗酸化対策が一番のポイントと言えます。活性酸素を取り除いてくれる働きのある成分が入っていると良いと思います。

紫外線ダメージにアプローチするアスタキサンチンを始め、ビタミンE作用をするαトコフェロール、皮膚細胞の分化を促進すると言われるレチノール等ビタミンA誘導体、生体内で酵素よりビタミンCとなるビタミンC誘導体など。

その他、それぞれの化粧品の特徴に合わせて、抗炎症性を持つクルクミン(ウコンエキス)や肌の組織を回復・再生させると言われるアロエエキス、皮膚の発育に必要な亜鉛や皮膚予防因子であるナイアシンなどが含まれるコメヌカエキス、豊富な栄養素を含むプラセンタエキスなど様々な成分が入ります。

肌質やアレルギーなどで、自分に合うものを探すと良いでしょう」(赤須先生)

夏の光老化対策におすすめ!シーボン.のエイジングケア(*1)最高峰ライン「シーボン AC4」シリーズ

左/シーボン AC4 エッセンスローションS(化粧水)90ml ¥18,000、左中/シーボン AC4 バイタルセラム(美容液) 35ml ¥25,000、右上/シーボン AC4 モイスチャークリームS(保湿クリーム)30g ¥40,000、右下/シーボン AC4 トリートメントマセ(クレンジング&マッサージクリーム)150g ¥7,000

日々使用する化粧品には、特に抗酸化対策を期待して使用したいところ。シーボンのAC4シリーズは、光老化に着目したエイジングケア(*1)最高峰ラインです。

皮膚科学の観点から、肌に現れるエイジサイン(*2)のメカニズムを追求し、光ダメージ(*3)に着目して研究・開発されたラインナップ。

シリーズ共通配合成分として、光ダメージをケアするとされるアスタキサンチン(*4)を始め、ハリや弾力を導くレチノール誘導体(*4)、輝きをプラスするVC-I(*5)、美肌をキープするといわれるビタミンE(*5)といった4つのパワーで、エイジングコントロール(*6)を目指します。

■シーボン AC4 エッセンスローションS(化粧水)

美容液のように濃厚でとろみのあるローション。高い水分保持能力を持つポリグルタミン酸など9種の保湿成分に加え、ハリ・弾力のある肌をサポートするアルブミン(*4)を配合し、みずみずしくしなやかなふっくら肌に導きます。

■シーボン AC4  バイタルセラム(美容液)

こっくりとしながらも肌にするっと伸びる美容液。コラーゲンやエラスチンの産生を促すヒートショックプロテイン47に着目し、傷ついた肌をうるおいで満たしてハリを与えるアミノ酸誘導体MCA(*4)を配合。また、スクワラン(*4)などが紫外線による乾燥ダメージを防ぎ、キメを美しく整え引き締まった肌印象に。

■シーボン AC4  モイスチャークリームS(保湿クリーム)

肌にのせた瞬間からとろけるように広がるクリーム。光ダメージケアに対応したサリチロイルフィトスフィンゴシン(*4)や、ピンとハリのある肌へ導くセラキュート(R)(*4)を配合。高い保湿力で外的刺激から肌を守り、乾燥などの光ダメージも集中ケアし、ハリと輝きのある肌印象が持続する肌へと導きます。

■シーボン AC4  トリートメントマセ(クレンジング&マッサージクリーム)

コクのあるクリームでマッサージにも使えるクレンジング。紫外線などの外的刺激で蓄積した汚れを取り去る保湿成分SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)を配合。また、吸着型ヒアルロン酸(*4)がうるおいを守り、肌環境を整えます。

*1 年齢肌にハリやうるおいを与えること
*2 年齢を重ねた肌の乾燥やキメの乱れ
*3 乾燥による
*4 保湿成分
*5 製品の抗酸化剤
*6 年齢を重ねた肌をケアし、印象をアップさせること
*セラキュート(R)は、日油(株)の登録商標です。

 

一年で一番紫外線が強いと言われる5〜6月を超えたものの、9月頃までは強めの日々が続きます。心地よい秋を迎えるためにも、夏本番の紫外線ケアをきちんと行い、光老化に負けない抗酸化対策をしてみてはいかがでしょうか。

 

※商品の価格はすべて税抜です。

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EDIT&WRITING :
Sachi Tamura