夏の清楚系ファッション集。暑い日差しの下でも、上品で爽やかな印象を与える大人の清楚系ファッションを雑誌『Precious』からピックアップしました。洗練された女性らしさをぜひ参考にしてみてください。

【目次】

スカート派の清楚系ファッション


【1】プリーツスカート×シルクブラウス

スカート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ブラウス(アクリスジャパン〈アクリス〉)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、ピアス・リング(シャンテクレール 東京店)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious9月号』小学館、2018年
スカート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ブラウス(アクリスジャパン〈アクリス〉)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、ピアス・リング(シャンテクレール 東京店)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious9月号』小学館、2018年

パウダリーな表面感のある二重織り生地で仕立てた黒のプリーツスカートと、とろみのある白のシルクブラウス。素材自体に複雑な奥行きがあるから、無難な印象に終わらない洗練モノトーンスタイルに仕上がります。歩くたび、オーガンジー×サテンのアンダースカートが優美にのぞくスカートです。

【2】ミモレ丈スカート×コットンシャツ

シャツ(ラルフ ローレン〈ポロ ラルフ ローレン〉)、スカート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ベルト(アマン〈アンボワーズ〉)、ピアス(ベルシオラ)、テーブル(hhstyle 青山ショールーム) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious9月号』小学館、2018年
シャツ(ラルフ ローレン〈ポロ ラルフ ローレン〉)、スカート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ベルト(アマン〈アンボワーズ〉)、ピアス(ベルシオラ)、テーブル(hhstyle 青山ショールーム) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious9月号』小学館、2018年

ジャカード織りで端正なストライプ模様を浮かび上がらせたシルクシャツは、くるみボタンをあしらった肩章やロングカフが、クラシカルなミリタリーテイストを表現。程よくストイックな雰囲気のなかにノーブルな女らしさが漂います。メタルバックルの幅広ベルトでウエストをマークしてモードに攻めましょう。

【3】ハイウエストスカート×ブルーシャツ

シャツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、スカート(アングローバル〈イレーヴ〉)、ピアス・バングル・リング(TASAKI〈TASAKI〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious9月号』小学館、2018年
シャツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、スカート(アングローバル〈イレーヴ〉)、ピアス・バングル・リング(TASAKI〈TASAKI〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious9月号』小学館、2018年

バンドカラーのすっきり感をさらに高める比翼仕立てのストレートシルエット。カフリンクスをあしらい、折り返した袖口が知的な手元を演出。シンプルなたたずまいに、自然な光沢をたたえたオックスフォード生地の上質な素材感が引き立ちます。明度をそろえたライトベージュのハイウエストスカートを合わせた着こなしは、上品なフレッシュ感が魅力です。

【4】白スカート×白カットソー

カットソー(スローン〈スローン〉)、スカート(イーストランド〈コー〉)、ピアス・ネックレス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious6月号』小学館、2019年
カットソー(スローン〈スローン〉)、スカート(イーストランド〈コー〉)、ピアス・ネックレス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious6月号』小学館、2019年

軽やかで涼しげな全身白のコーディネート。初夏のスタイルだけに、重く見えない程度に、部分使いでコクのあるキャメルを効かせるのが洗練のポイントです。

【5】マキシスカート×ブラウス

スカート・ブラウス(アングローバル〈イレーヴ〉)、イヤリング・ブレスレット(三越日本橋本店 本館3階ミグジュアリー〈ドナテラ・ペリーニ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ジャンヴィトロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2019年
スカート・ブラウス(アングローバル〈イレーヴ〉)、イヤリング・ブレスレット(三越日本橋本店 本館3階ミグジュアリー〈ドナテラ・ペリーニ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ジャンヴィトロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2019年

前身ごろはフラット、バックシェイプはウエストからヒップにかけて立体感をもたせ、独自の細見えバランスを追求したAラインのマキシスカート。上質なコットンフィンクスを用いたオリジナルの高密度チノツイルは、ヴィンテージ加工を施して、こなれた風合いに。ドルマンスリーブのふんわりとしたプルオーバーをタックインで着て、女性らしいメリハリシルエットに仕上げましょう。

【6】フレアスカート×シャツ

シャツ・スカート(マディソンブルー)、バングル(エスケーパーズ〈リジー フォルトゥナート〉)、バッグ(TOMORROWLAND〈TOMMASO CANDRIA〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈フランチェスコ ルッソ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2019年
シャツ・スカート(マディソンブルー)、バングル(エスケーパーズ〈リジー フォルトゥナート〉)、バッグ(TOMORROWLAND〈TOMMASO CANDRIA〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈フランチェスコ ルッソ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2019年

モカベージュの端正シャツと両サイド下がりのフレアスカートは、注目のリネン仕立て。エレガントシルエットを旬の気分で着こなせます。質感の異なるナチュラル小物で、色調とシルエットにメリハリをつけましょう。

パンツ派の清楚系ファッション


【1】スティックパンツ×白シャツ

シャツ(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ〉)、パンツ(ドゥロワー丸の内店〈ドゥロワー〉)、ピアス・バングル(ザ・ショーケース バイ デルパン GINZA SIX店〈アイアム バイ イレアナ・マクリ〉)、サングラス(プロポデザイン〈propo〉)バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(エリオポール代官山〈イル サンダロ オブ カプリ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious5月号』小学館、2019年
シャツ(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ〉)、パンツ(ドゥロワー丸の内店〈ドゥロワー〉)、ピアス・バングル(ザ・ショーケース バイ デルパン GINZA SIX店〈アイアム バイ イレアナ・マクリ〉)、サングラス(プロポデザイン〈propo〉)バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(エリオポール代官山〈イル サンダロ オブ カプリ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious5月号』小学館、2019年

例えば、友人とレストランを訪れるシーンなどでは、ピンク色のスティックパンツを合わせて溌剌とした印象に。ともすれば躊躇しがちなきれい色のアイテムこそ、品のある白シャツと合わせれば、気おくれする心配もありません。

【2】細身パンツ×バルーンスリーブシャツ

ヴァレンティノのシャツ・パンツ・ヴァレンティノ ガラヴァーニのバッグ・靴(ヴァレンティノ ジャパン)、ピアス・バングル(TASAKI〈TASAKI〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ヴァレンティノのシャツ・パンツ・ヴァレンティノ ガラヴァーニのバッグ・靴(ヴァレンティノ ジャパン)、ピアス・バングル(TASAKI〈TASAKI〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

たっぷりとしたバルーンスリーブの白シャツは、それ一枚で気品さえ漂います。華やかなシャツを主役にするために、ボトムは黒の細身パンツですっきりと。ここでヒール靴を合わせると、堅い印象になりすぎてしまうおそれも…。ポインテッドトウのフラット靴で、足元には抜け感をもたらしましょう。

白シャツはストレッチのきいたコットン素材はシワになりにくく、なめらかな仕上がりに。ボウタイは、ゆるく結んだり、首回りに巻いたりと、自在なアレンジを楽しめます。

【3】細身パンツ×ブラウス

ブラウス・パンツ(ランバン ジャパン) 撮影/戸田嘉昭・小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ブラウス・パンツ(ランバン ジャパン) 撮影/戸田嘉昭・小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

見た目の優雅さとは違い、ブラウスの着用感は意外にもさらりと快適。ストレッチ性を備えた細身の黒パンツは、足首がのぞく丈が軽やかな知性を表現してくれます。これぞ、女らしくてかっこいい着こなしの最旬本命です! 

【4】クロップド丈パンツ×ニット

ニット(エストネーション)、パンツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious9月号』小学館、2018年
ニット(エストネーション)、パンツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious9月号』小学館、2018年

キャメルカラーのバンドスリーブのニットに、オフホワイトのクロップド丈パンツを合わせた軽快なカジュアルスタイル。グレンチェックを浮かび上がらせた編み柄のスリングバックサンダルが夏らしい涼やかな足元を演出します。

【5】パンツ×バンドカラーシャツ

シャツ・パンツ・バッグ(トム フォード ジャパン)、ペンダント・リング・ブレスレット・時計(ブルガリ ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious9月号』小学館、2018年
シャツ・パンツ・バッグ(トム フォード ジャパン)、ペンダント・リング・ブレスレット・時計(ブルガリ ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious9月号』小学館、2018年

シルククレープの控えめな光沢と、チョークホワイトのクリーミーな色調に優美な女性らしさが漂うバンドカラーシャツを主役に。ピンクゴールドのジュエリーや時計のフェミニンな輝きをアクセントにした、モノトーン配色のパンツスタイルが理想的なかっこよさを演出します。

【6】パンツ×レースブラウス

パンツ(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ブラウス(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious4月号』小学館、2019年
パンツ(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ブラウス(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious4月号』小学館、2019年

パンツは後ろウエストがゴム仕様なので、トップスをインしても窮屈さを感じないのが利点。レースブラウスを合わせれば、辛口フェミニンなエレガントスタイルを快適に楽しめます。鮮やかレッドのチェーンバッグと透明素材×パテントのヒールパンプスで大人の女性らしいセンシュアルな魅力を加速させましょう。

ワンピース派の清楚系ファッション


【1】白ワンピース×トートバッグ

ヴァレンティノ ガラヴァーニのバッグ『ゴー ロゴ エスケープ』・靴・ヴァレンティノのワンピース(ヴァレンティノ ジャパン)、ピアス・バングル ・リング(ティファニー・アンド 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ヴァレンティノ ガラヴァーニのバッグ『ゴー ロゴ エスケープ』・靴・ヴァレンティノのワンピース(ヴァレンティノ ジャパン)、ピアス・バングル ・リング(ティファニー・アンド 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

まるでレザーを用いたかのように、ストロー素材にしなやかなギャザーを施したトートバッグ。サイドからは、メゾンを象徴する鮮やかなルージュカラーがちらりとのぞいて。ハンドルやライニングにはブラックレザーをあしらうことで、大人が持つにふさわしいリッチ感を演出します。清潔感が漂う白のワンピースと合わせて、品格あふれる夏の着こなしに。

【2】コットンワンピース×太いベルト

ワンピース・ベルト・バッグ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)、ピアス(DES PRES〈PONO〉) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ワンピース・ベルト・バッグ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)、ピアス(DES PRES〈PONO〉) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

ひと目で上質とわかる軽やかで透け感のあるコットン素材から、襟や袖口に施された手縫いの刺しゅうまで、すべてが特別なワンピース。たっぷりとした分量感の一着には全体にギャザーが入っていて、歩くたびに揺れ、華やいだ雰囲気に導いてくれます。

【3】シルクワンピース×レザーベルト

ワンピース・ベルト(三喜商事〈アニオナ〉)、バングル・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(トッズ・ジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ワンピース・ベルト(三喜商事〈アニオナ〉)、バングル・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(トッズ・ジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

優しい雰囲気をもちながらキレもあるワンピースの装いなら、ビジネスシーンにも活躍。サーモンピンクとベージュのシルクワンピースは、ネックラインや肩、袖口部分がニット素材に。さらにレザーベルトでマークして、シャープさを加えましょう。

【4】白ワンピース×白バッグ

ワンピース・バッグ(フェンディ ジャパン〈フェンディ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious6月号』小学館、2019年
ワンピース・バッグ(フェンディ ジャパン〈フェンディ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious6月号』小学館、2019年

一見シンプルなシャツとギャザースカートのセットアップのように見えるけれども、実はウエスト部分がつながっているという凝ったデザインのワンピース。

スカートのふんわりしたラインに対し、シャツ襟の辛口な印象、さらにウエストを強調した縦のステッチなど、モードな要素を取り入れているのが特長です。ハリのあるパリッとした質感のコットンドレスなので、白でも大げさになりすぎず、夏の太陽の下で着るのにふさわしい、爽やかさが演出できます。

モダンなバッグをプラスしてテイストミックスすることで、今っぽくまとまるのも魅力のひとつ。

【5】ワンピース×ミニバッグ

ベルトバッグ・ワンピース・サングラス・ピアス・バッグ(グッチ ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious7月号』小学館、2019年
ベルトバッグ・ワンピース・サングラス・ピアス・バッグ(グッチ ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious7月号』小学館、2019年

小さくてもアクセントになるミニバッグのような手軽さで、人気を集めているベルトバッグ。ブームに火をつけたグッチの「GGマーモント」は、上品なツイードワンピースを軽快な着こなしにアップデート。ベルトバッグは、パンツに合わせるとスポーティーになりすぎる傾向が。大人はスカートスタイルに取り入れましょう。

【6】ワンピース×白小物

ワンピース・バッグ(フェンディ ジャパン)、イヤリング・リング(ポメラート・ジャパン)、傘(ヴァルカナイズ・ロンドン〈フォックス・アンブレラ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年
ワンピース・バッグ(フェンディ ジャパン)、イヤリング・リング(ポメラート・ジャパン)、傘(ヴァルカナイズ・ロンドン〈フォックス・アンブレラ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年

万緑をより濃く、艷やかに映す夏の雨、翠雨。みずみずしいグリーンに白のワンピースが鮮やかに映えます。

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