「きょって」じゃありませんよ、「挙って」って何て読む？

正解は…　挙（こぞ）って　です。

「こぞってご参加ください！」という呼びかけ、ありますよね？

クリスマスシーズンによく耳にする讃美歌に『もろびとこぞりて』がありますね。この「こぞりて」は「挙って」の古い言い方ですので、「諸人（もろびと。すべての人々）が挙って（全員総出で）」という意味のタイトルになります。「全員総出でクリスマスを迎えるぞ～！！」と、大々的に皆に声をかけ、一緒に気持ちを高めるための歌ですよね。

その他、「有名店の半額セールに、人々が挙っておしかけた」のような使い方もされますね。「一斉に」「全員そろって」という意味があるので、大勢がひしめくようにその目的に向かう、という状況にぴったりの表現です。

「みなさま挙ってご参加ください」という「呼びかけ」も良く耳にします。この場合は「一斉に、全員そろって参加していただきたいほどの準備をして、お待ちしていますという意味になりますので、イメージ的には「来てくださいね！あなたも、あなたもですよ！お願いしますね！」と、かなり積極的に招く呼びかけを意味しています。

同じ「挙」という漢字を使用する言い回しで「街を挙げて」「会社を挙げて」など、「集団名を＋挙げて」という表現がありますね。この、集団名のニュアンスも含めて一言で表現したのが「挙って」になります。

…というところでもう一問、クイズです。