日本の美意識と素材の美しさが際立つ、松本民芸家具の茶箪笥
「素材を大切にして、丁寧につくられた日本のいいものに、今改めて注目したい」という建築家の半谷仁子さんがおすすめしてくれたのが、松本民芸家具の茶箪笥。
「これひとつで、収納することも、飾ることもできる。『用の美』を大切にした『民藝』の精神が息づく名品だと思うのです」(半谷さん)
長野県松本市でこの茶箪笥が誕生して、50年以上。100年心地よく使い続けられる丈夫な家具を…とつくられる箪笥は、木の加工から塗装までを分業にすることなく、ひとりの職人によって手がけられています。
この茶箪笥、たたずまいが美しいだけではありません。使い勝手のよさをとことん追求してつくられているのです。
引き出しまですべてをカンナで削ることで、触り心地がなめらかに。塗装を8回も繰り返すことで、手入れは水ぶきするだけでOK。これこそ職人技が息づく名品です。
ミズメの木でつくられる濃茶の茶箪笥は使い込むうちに味わいが深まり、やや明るい色合いになっていきます。
※掲載した商品はすべて税抜です。
問い合わせ先
- 工芸花森 目黒店 TEL:03-5725-7830
- PHOTO :
- 本多康司