「強か」って何て読む？「つよか～！」って、博多弁じゃありませんよ

正解は…　強（したた）か　です。

会話で普通に使っていた、でも、漢字だと意外と読めなかった、という方もいらっしゃるのでは？

ヒントでも触れましたが、「強か」という言葉の意味を大雑把にまとめると「非常に強いさま」と「程度が激しい事」です。

後者の意味では「考え事をしながら歩いていて、家の柱に強か肩ををぶつけてしまった」のように使います。

ヒント２に登場した例文は前者「非常に強いさま」という意味に呼応したものです。こちらの意味で使用する「強か」の類語には「強靭」「気丈夫」「タフ」などが挙げられ、これらはみな、いいイメージの言葉ですよね？

しかし「強か」は「狡猾に感じられるほど強い、計算高い」というような、ややマイナスなイメージで使われることも多いですよね？

本来の意味は「粘り強く、他からの圧に屈しない」という「非常な強さ」を表している言葉なのですが、「他からの圧に屈しない」ということは、圧をかけている側から見ると「しぶとくてやりにくい相手」になります。

強い、弱い、などの評価をするのは本人ではなく第三者の目なので、「強か」には、その人と対峙して圧をかける側が感じるマイナスイメージが付帯することがあるようです。

…というところで、もう一問、クイズです。

【問題２】

「強ち」という日本語の読み方をお答えください。「つよち」ではもちろん、ありませんよ！

※即答できない、と言う方は、スクロールしてヒントをご覧ください。

「○○○ち」と、こちらも「強」をひらがな3文字で読みます。

ヒント１：意味は「必ずしも」と同じように、自分側の都合だけで決めつけられないことを能わします。「強ち～ない」のように、後に打消しの語を伴って使うケースがほとんどです。

ヒント２：使用例：「Aさんのアイデアは奇抜だけれど、強ち無謀とは言い切れない気がするわ」

…わかりましたか？ 正解は？