正解は… 強(あなが)ち です。

使った事や聞いた事がある、という方も、大人には多いのではないでしょうか?

「強ち」という言葉は、大人の会話では、時に、とても便利かもしれません。

たとえば会議などで、上司がBプランを推している状況で、あまり評価されていないけれど新人ががんばって練ってきたCプランについて触れてあげたい、という場合…

「Bプランでほぼ決定でしょうか? Cプランの斬新さも強ち悪くなかった、と私は思いますが」

と、Cプランについて言い添えると、

「Bの優位性は明らかである、しかし評価されていないCにも、見るべきところはあった」ことを、スマートに伝えられます。勝敗が明らかな場面であっても、弱者へのねぎらいをさりげなく表現できるのです。

お若い方を指導することも多い大人の女性としては、「強ち」という日本語、ぜひストックしておきましょう。

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小出 真朱