風薫る新緑の季節、古都・京都の街は鮮やかな「青もみじ」に彩られます。
お花見や紅葉狩りといった定番の観光も良いですが、初夏の京都にはこの時期だけの魅力もたくさん。そんな新たな魅力をみなさんにご紹介すべく、LIVErary.tokyo編集部は一路京都へ向かいました。
穏やかな気候のなか、いつもとはまた違った表情を見せてくれる京都の街、そして「青もみじ」と出合います。
叡山電車ではライトアップも!さまざまな表情を見せる「青もみじ」
まず訪れたのは、京都市・東山区にある東福寺。通天橋をはじめ、紅葉の名所として知られる東福寺は、JR東海が展開する京都観光キャンペーン「そうだ 京都、行こう。」2015年夏のテレビコマーシャルにも登場。青々としたもみじが茂り、そよ風が吹く様子に旅情をかきたてられた方も多いのでは?
「紅葉の名所は、すなわち新緑の名所ですから」とナレーションが語るように、目の前に広がる「青もみじ」の瑞々しい美しさを堪能することができる絶好のスポットです。
左京区の賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)、通称・下鴨神社は世界文化遺産にも指定されている歴史ある神社。境内の糺の森(ただすのもり)では、広大な敷地内に生い茂るもみじと清らかな空気を存分に味わうことができます。
下鴨神社といえば、有名なのが「みたらし団子」です。諸説ありますが、糺の森にある御手洗池(みたらしのいけ)の水泡を模して作られたのが「みたらし団子」なのだとか。のちに保存のためにタレがかけられ、現在の形になったといわれています。
同じく左京区の貴船神社では、本宮に続く石段に連なる朱色の灯篭と、新緑の「青もみじ」の圧巻のコントラストを楽しめます。
水神である高龗神(たかおかみのかみ)を祀る貴船神社。そのため、一帯の地名である貴船(きぶね)ではなく、濁りのない清らかな水のように、発音が濁らない貴船(きふね)という呼称を使用していることは意外と知られていないのではないでしょうか。
平安時代に、夫の心変わりに心を痛めて貴船神社に参拝した歌人・和泉式部の願いがかなえられて以降は、縁結びのご利益がある神社としても名を馳せています。
7月1日から8月15日までの土・日・祝日は、貴船神社と京都市中心部を結ぶ叡山電車において、「青もみじ」のライトアップを開催。貴船川床で涼みながらの食事や周辺の散策などをして、自然のなかで英気を養いながら日没を待ちましょう。
ライトアップされた「青もみじ」の緑のトンネルを通過する際は車内の照明も落とされ、もみじの青葉をより一層際立たせます。光を受けて輝きながら揺れるもみじの幻想的な様子を、存分に楽しむことができるのです。
今年で24年目を迎える、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン。
現在受付中の夏のツアー、「京都 青もみじ・御朱印めぐり」では、叡山電車の1日乗り放題券や、東福寺や貴船神社をはじめとする社寺で特別な御朱印を拝受できる権利など、さまざまな特典が満載。
この時期だけの「青もみじ」に出合いに、週末は京都に出かけてみませんか?
■
「そうだ 京都、行こう。」京都 青もみじ・御朱印めぐり設定日/〜2017年7月25日(火)帰着まで
設定泊数/1泊
出発地区/首都圏、静岡地区、名古屋地区
- クレジット :
- 撮影・文/難波寛彦(LIVErary.tokyo)