この秋は「グレー×ベーシックカラー」も、脱地味! 気品と華ある女らしさを薫らせて

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色と素材の異なるグレーを重ねてワントーンを表情豊かに仕上げたザ・ロウ(The Row)。トップグレー×モカベージュで淡色コーディネートに新しさを加えたアニオナ(AGNONA)。

今季もベースカラーになる予感のグレー。「グレーはますます表情豊かになっています。一見静かな印象でも、実際に着て動くと華がある。そんな大人を美しく魅せるグレーに注目して」と、色使いの達人、スタイリストの大西真理子さんは言います。

最愛のシックな「グレー×モノトーン」の装いは、「マット×シャイニー」、「透け感×温もり感」など素材やテイストをミックスするのが鉄則です。そのスタイリング実例を7パターン、実際に見ていきましょう。

■1:「濃淡グレー×白」

色味と素材の異なるグレーを重ねたら、豊かな美しさが生まれ、断然、印象的に

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レザーブルゾン¥160,000・パンツ¥78,000(ジョルジオアルマーニ ジャパン〈エンポリオアルマーニ〉)、ブラウス¥35,000(三喜商事〈ストラネス〉)、ピアス¥69,000・バングル¥116,000・時計¥875,000・リング指先から/¥39,500・¥32,500(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ¥236,000・チャーム¥53,000(トッズ・ジャパン)、靴¥79,000(セルジオ ロッシ)
知的でクリーン。それでいてリラックス感もある。新しい気分のグレースタイル

濃淡グレーと白を重ね、奥行きのあるワントーンを実現。歩くたび揺れるパンツも、ニュアンスを深めてくれます。

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■2:「グレー×プリーツスカート」

色味を抑えても、ハッとするほどドラマティック!そんな大人好みの華やかさは、プリーツスカートで

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ブラウス¥49,000(チェルキ〈ソフィエ〉)、スカート¥72,000(東レ・ディプロモード〈セブンティ〉)、ピアス¥260,000・ネックレス¥1,160,000・ブレスレット¥865,000・バングル¥1,020,000(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ¥265,000(JIMMY CHOO)、靴¥49,000(アマン〈ペリーコ〉)
注目したい大人向けのプリーツスカートで、グレーの装いを躍動的に

プリーツの幅がグラデーションになったスカートは、歩き姿まで優雅に見せてくれる一着。トップグレーのブラウスと合わせるだけで、しなやかな女らしさを演出します。

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■3:「グレー×シルク、カシミヤ、アルパカ」

グレーベースの着こなしを"今"にするのは、素材のニュアンスから生まれる、豊かな美しさ

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ブラウス¥99,000・パンツ¥139,000・ストール¥165,000・バッグ¥197,000(三喜商事〈アニオナ〉)、ネックレス¥305,000・バングル¥1,550,000・ブレスレット¥178,000(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、時計¥3,140,000(パテック フィリップ)
シルク、カシミヤ、アルパカ…。重ね着の少ない季節にも素材を重ねて

透け感のあるシルクブラウス、温もり漂うアルパカ混のパンツに、ふんわりとしたカシミヤのストールを重ねます。さらにシルバージュエリーの光を加えたら、ハッとするほど印象的に。

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■4:「トップグレー×ニュアンスベージュ」

やわらかな「トップグレー×ニュアンスベージュ」は、この秋鉄板の洗練配色

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カーディガン¥55,000(トラデュイール)、ブラウス¥46,900(Vince 表参道店)、パンツ¥26,000(エストネーション)、ネックレス¥890,000(TASAKI〈TASAKI〉)、時計¥800,000(LVMH ウォッチ・ジュエリージャパン ゼニス)、ストール¥45,000(チェルキ〈カングラ〉)、バッグ¥415,000(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴¥168,000/オーダー価格(J.M. WESTON 青山店)

表情を添えるグレーのストールや、コクを加えるモカブラウンのバッグも投入。優しい色は、重ねることでニュアンスが深まります。

艷やかな白パールの効果で、華やぎを加え、ニュアンスベージュでまろやかに仕立てています。

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■5:「グレー×アイボリー」

「ブルーグレー×アイボリーホワイト」で、クリア感のある上品スタイル

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ニット¥25,000・スカート¥24,000・ベルト¥21,000(ebure)、ペンダント¥14,000(プレインピープル丸の内〈イムカ ティムカ〉)、バッグ¥230,000(JIMMYCHOO)、靴¥91,000(ジャンヴィト ロッシ ジャパン)

秋の初めの仕事シーンで活躍する、グレーの薄手ニットとスカートの着こなしは、ともすると地味な印象になりがち。アイボリーホワイトを投入したら、グレーの美しさを生かしながらも、クリーンで優しい印象に。足元は軽やかなクリア素材×黒のパンプスで引き締めてメリハリをつけます。

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■6:「ミドルグレー×ブラック」

「ミドルグレー×ブラック」なら、辛口でかっこいい着こなしが完成

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シャツワンピース¥49,000(ebure)、“アバティ”の長袖カットソー¥19,000・“エアロン”のパンツ¥49,000(コロネット)、サングラス¥49,000(ケリング アイウエア ジャパン〈グッチ〉)、ブレスレット¥45,000(ラリック ジャパン)、バッグ¥194,000・靴¥70,000(JIMMY CHOO)

黒の占める割合を増やし、グレーの着こなしをハンサムに。全体の印象が辛口になりすぎないよう、はおる気分で着るシャツワンピースなど、装いのなかにしなやかに揺れるアイテムを用いています。たっぷりとしたシャツも、表情を豊かにしてくれます。

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■7:「チャコールグレー×モカベージュ」

「チャコールグレー×モカベージュ」で、リッチな品格を際立たせて

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シルクブラウス¥212,000・スカート¥186,000・ベルト¥134,000・バッグ¥245,000(ブルネロ クチネリジャパン)、靴¥69,000(トッズ・ジャパン)、タンクトップ/私物

今年の注目色、モカベージュを濃いめのグレーに合わせたら、ベーシックカラーだけの装いがこんなにも新鮮に。シックカラーが軽やかに映るのは、肌がほんのり透けるシルクブラウスや、動きのあるアシメトリーのスカートの賜物。ベルトマークして仕上げると、シルエットが引き締まって粋に。

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※掲載した商品はすべて税抜です。


以上、秋のベースカラーとなる「グレー」と、ベーシックカラーの着こなしを7パターン、ご紹介しました。落ち着きがありながらも、地味になりすぎない「グレー」の着こなしを、秋の服選びの参考にしてみてください。

PHOTO :
水田 学(NOSTY/人物)、佐藤 彩(静物)
STYLIST :
大西真理子
HAIR MAKE :
福沢京子
MODEL :
未希
COOPERATION :
丸の内二重橋ビル 三菱地所
EDIT&WRITING :
川村有布子、濱谷梢子(Precious)