親子で死因を究明! フジテレビ系月9ドラマ『監察医朝顔』とは?
女優の上野樹里さん演じる法医学者・朝顔と、俳優の時任三郎さん演じる朝顔の父であり、べテラン刑事の平が、解剖や捜査から、遺体の死因の謎を解き明かし、遺体から見つけ出された「生きた証」を通じて、残された人たちの心を救っていくさまを描く、フジテレビ系ドラマ『監察医朝顔』。
原作は、2006年から『週刊漫画サンデー』(実業之日本社)で連載された、同タイトルの人気医療漫画。設定にはアレンジが加えられ、親子には東日本大震災で行方不明になった母(妻)がいる設定となっています。
解剖現場でのシリアスな展開も見どころ満載ですが、ご飯を食べる家族パートのほっこりする場面も、多くの人の心を掴んでいる、ヒューマンドラマです。
友人の死の謎に迫る、第10話のストーリーをおさらい
朝顔(上野樹里さん)は、幼馴染の三郎(きづきさん)の妻であり、自分の友人でもある結衣(松長ゆり子さん)の死因鑑定を手伝わせてほしいと、法医学教室の茶子(山口智子さん)に申し出ます。三郎の家を訪れた朝顔と茶子は、階段の高さや角度だけでなく、壁なども丹念に調べていきます。
一方、朝顔の父・平(時任三郎さん)も、今回の事件に疑問を抱く検視官の丸屋(杉本哲太さん)とともに、実況見分を行うことに。結衣のスマートフォンなどを押収し、不審者が侵入した可能性も考え、家全体の指紋を採取。
法医学教師に戻った朝顔たちは、ダミー人形を使って落下実験を行うことに。その結果、1階にミルクを取りに行く際に足を滑らせたのではないか、という三郎の証言や、三郎が2階から突き落としたとする警察の見立て、どちらも矛盾することが判明。茶子を筆頭とする法医学教室のメンバーで、再解剖を行いました。
結衣が階段に着けていた指紋、そして再解剖の結果から、結衣の死因が分かり、三郎の無実がわかる展開となりました。
「命」について考えさせられる、上野樹里さん演じる朝顔の講義に思わず涙!
物語の後半では、茶子先生の代わりに、朝顔が学生に向けて講義をする姿が描かれました。
司法解剖について、家族の承諾がなく行われることに対し、学生から朝顔に「承諾なく、体を切り刻むのって、人間の尊厳みたいなものを傷つけていませんか?」質問が飛ぶと、「その気持ち、よくわかります」と答えます。そして「きちんと死因を知ろうとするには、司法解剖しか手段がない場合があるんです」と話を続ける朝顔。
司法解剖によって、死因が覆ることもある事実を伝え、「(正しい死因がわかることによって)亡くなったご家族の悲しみを、やわらげることもできるかもしれませんよね」と語り、死亡鑑定書の「不詳の死」欄には、丸をつけたくないとつけ加えるのでした。
この展開に、「ドラマだということを忘れて引き込まれた」「心に沁みいる講義」と、SNSでも感想が寄せられていました。
物語の前半に三郎の妻・結衣の死因が解き明かされたこともあり、「法医の仕事が、遺族のためであるという話、心に響いた」との声もあがるだけでなく、物語全体の流れに「素晴らしい脚本!」と大絶賛する声も。
さらに朝顔は、震災で母を亡くした過去を語り、「この災害国である日本で、正しい死因を知ることは、今後死者を減らすことに繋がっていくと思います」「亡くなられた方の最後に寄り添い、その方が生きている間に使えたかったことや、法医学者にしか読み解くことのできない"その証”をひとつでも見つけようとする、それが、人間が人間の手で亡くなられた方の魂を、弔うことに繋がっていくと思います」と、話を締めくくるのでした。
この朝顔の講義の内容にSNSでは「感動した」「気づいたら泣いていた」「ドラマとして伝えたいことが詰まっていた気がした」と声があがり、講義シーンに感動する視聴者が続出。
次回は、ついに最終話。前回の10話では朝顔の夫・桑原が刺傷事件を追う様子が描かれていましたが、物語はどのように終結するのでしょうか?
最終話の気になるあらすじを、フジテレビさんご協力のもと、ご紹介します。
『監察医朝顔』最終話で、上野樹里さんたちが迎える衝撃の展開とは!?
深夜、朝顔(上野樹里さん)の元に法医学教室・主任教授の茶子(山口智子さん)から連絡が入ります。山梨県で発生した大規模な土砂災害に対し、興雲大学法医学教室に応援要請があったのです。朝顔は、娘のつぐみ(加藤柚凪さん)を父・平(時任三郎さん)に任せ、法医学教室へと急ぎます。
事故直前、現場には、朝顔の夫で刑事の桑原(風間俊介さん)と桑原とバディを組む神崎(市川右團次さん)の姿がありました。
反社会組織とつながり、違法な開発や投棄を行っている建設会社を追っていた桑原たちは、情報提供者の現場監督・赤井(笠原秀幸さん)に会い、彼の案内で不法投棄の現場を見に行っていたのです。
朝顔は、茶子、法医学者の光子(志田未来さん)、検査技師の高橋(中尾明慶さん)、法歯学者の絵美(平岩紙さん)とともに不測の事態も想定してさまざまな機材や書類を準備。法医学教室の解剖案件は藤堂(板尾創路さん)と熊田(田川隼嗣さん)に任せて現地へと向かいました。
早朝、災害対策本部が置かれた市民センターに到着した朝顔たちを迎えたのは、離婚して山梨県警の検視官に復職していた伊東(三宅弘城さん)でした。
事故から一夜が明け、被害状況も徐々に明らかに。土砂崩れによって下敷きになったのは、老人ホーム、建設現場のプレハブおよび社員寮、三棟の民家だといいます。しかし、二次災害の危険があることから、死傷者の数はまだわかっていませんでした。
待機を指示された茶子は、その間に他大学の法医や地元の医師、警察・行政関係者らと連携し、遺体安置所の設営を進めます。ほどなく、そこに遺体が運び込まれてきますが……。
10話の終わりでは、土砂に埋まる結婚指輪をはめた左手が映し出されるだけでなく、予告動画で「果たして桑原の運命は?」とのテロップも流れており、SNSでは「桑原くん、どうなるの?」との声があふれかえっています。
ついに最終話を迎えることになる、『監察医 朝顔』。物語の詳細はぜひ、9月23日(月)21時からの放送でチェックしていただければと思います。
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番組詳細
- 監察医 朝顔
- 9月23日(月)午後9時スタート予定、フジテレビ系