スタイリングの仕上げに、こなれたオシャレ感を後押ししてくれる「ファッションアイテム」としての役割。目周りのお肌を守り、目から入る紫外線をやわらげることによって日焼けも防いでくれる「UV対策アイテム」という役割。

このふたつの効果によって、サングラスは大人の女性の外出時に欠かせないアクセサリーのひとつとなりました。

そんななか、アイウエアをファッションアイテムとして確立させた先駆的ブランド、フランスのalain mikli(アラン ミクリ)から、ふたつのブランドとコラボレーションしたサングラスがお目見えしました。

ひとつは、デザイナー、ジェレミー・スコットのショーで使われたJEREMY SCOTT(ジェレミー・スコット)とのコラボレーションサングラス。もうひとつは、OLIVER PEOPLES(オリバー ピープルズ)の30周年を記念して制作された、カプセルコレクションです。

alain mikli×JEREMY SCOTT

ジェレミー・スコットは、ポップでユニークなプリントやカラー使いをするデザイナーとして、活躍の場を広げているアメリカのファッションデザイナーです。アラン ミクリとジェレミー・スコット氏とのコラボレーションサングラス「alain mikli×JEREMY SCOTT」は、ジェレミー自身のアーカイブであるヴィンテージサングラスからインスピレーションを得てつくられました。独特な角度のデザインに、厚みのあるアセテート素材を使用した細長く上向きに沿ったシェイプが特徴的です。ブラック、レッド、ブラック×ブルーの全3色展開。

■1:幅の広いファッションと相性がいいブラック

JEREMYSCOTTのサングラス¥46,000(税抜)
JEREMYSCOTTのサングラス¥46,000(税抜)

エレガンスな装いからスポーティなスタイルまで、さまざまなテイストに溶け込むブラックは、大人の夏スタイルを、ときにシックに、ときに女性らしく、ときに艶やかに導いてくれます。細長く上向きに反ったシェイプがクールでモダンな印象を漂わせ、凛とした媚びない大人の女性を見出してくれるに違いありません。

そして、星の数ほど存在するブラックサングラスこそ、合わせるファッションが鍵となります。モノトーンスタイルに合わせるのは確実、永遠の定番スタイルとしておすすめですが、今季のトレンドであるロイヤルブルー・トマトレッド・カナリアイエローetc.、ドラマティックな色のスカートに添えると、オシャレ感はもちろん、きちんと地に足がついた大人の新鮮味が生まれ、優雅な女らしさも高めてくれます。都会的な程よいシェイプのスクエア型が、気になるフェイスラインをシャープに引き上げてくれる視覚効果も心うれしいものです。

■2:夏の日差しの下で存在感を放つポップで艶やかなレッド

JEREMYSCOTTのサングラス¥46,000(税抜)
JEREMYSCOTTのサングラス¥46,000(税抜)

身も心も解き放ってくれる夏だからつけてみたくなる、鮮烈なレッド。いつもの服装にトッピングするだけで、スタイリングの幅も広がり表情もぐっと豊かに。見慣れた自分とは違う、新たな発見へ繋がるはずです。透明感のあるアセテート素材を使用しているので、軽快なレッドの色味が実現。落ち着いた大人の雰囲気を保ってくれます。マットなレッドではないため、黒髪の方でも強い印象にならず、軽やかに仕上げてくれます。モノトーンにレッドを指す色合わせは鉄板ですが、白×黒×赤だとコントラストがはっきりしてしまいすぎ。女性らしいしなやかさや優しさを備え、今年らしいセンスへの近道となる、ネイビーの服を合わせるのがおすすめ! 黒に近いネイビーを合わせ、キャメル小物をもってくると、レッドサングラスが浮かずに全体がまとまります。難しく上級に思いがちなレッドサングラスですが、ワンツーコーデの格上げやアクセサリーを盛らずに美しく、女性らしさを際立たせてくれます。

■3:洗練さと奥行のある配色が魅力のブラック×ブルー

JEREMYSCOTTの青と黒のサングラス¥46,000(税抜)
JEREMYSCOTTの青と黒のサングラス¥46,000(税抜)

ブラック一色より優しげでこなれた雰囲気を放つブラック×ブルー。適度な洗練さと女らしさに加え、肌なじみがよいのが特徴です。キャリア女性のオフィススタイルに欠かせないジャケット×パンツや、クールビズスタイルのカットソー×パンツ、シャツ×タイトスカートなどにも悪目立ちせず品よくなじみ、紫外線が強い日の通勤時や外出が多い方の移動時に活躍してくれます。また、発色を抑えたイエローやドライベージュ、カーキボトムスとも相性がよく、スタイリングの最後にトッピングするだけで、粋なかっこいい女らしさを演出できます。

※すべて6月初旬より全国のalaian mikli取扱店にて販売開始。


OLIVER PEOPELES for/pour alain mikli

1987年にハリウッドで創業されたオリバー ピープルズの創業30周年を記念し、alain mikliが制作したのが、それぞれのブランドのエッセンスを、相手の人気アイテムに施した、真にコラボレーションと言えるサングラスたち。ベースになったのはオリバー ピープルズのサングラス“Gregory Peck”と“Remick”というふたつの人気の型と、アラン ミクリの2種類のサングラス、計4型。

”Gregory Peck”は、映画『アラバマの物語』で名優グレゴリー・ペックが演じた役がかけていたスタイルからインスパイアされたモデル。クラシカルなボストンタイプでやや太めのブリッジが特徴的です。“Remick”は、メタルのツーブリッジが表情をクールに引き締めます。

この2型には、オリバー ピープルズの創業年である1987年にアラン ミクリが初めてデザインした“ヤシの木”の柄を採用。サンセットやパームツリーの色合いを感じる、夏の香りが漂う仕上がりとなっています。

アラン ミクリ側の2種類のサングラスには、オリバー ピープルズの優美なデザインを象徴する“べっ甲とメタルカラー”が施されました。

■4:女らしい華やぎとカジュアルの鮮度を上げてくれるカラーミックス

OLIVER PEOPELES for/pour alain mikli
OLIVER PEOPELES for/pour alain mikli

レッド・ブルー・グリーンの3色が絶妙にミックスされた、ボストンタイプ。サングラスに色味があるため、コーディネートはベーシックカラーで抑えて大人らしく、かつただの単調なベーシックにならないよう、意識したいですね。例えば、定番デニムにドライベージュの超ロングシャツをはおり、サッシュベルトをマークするなどした、大人らしいリラックスカジュアルに合わせると、女性らしい華やぎとメリハリが添えられます、洋服では冒険しづらいけど、周りとはひと味違うオリジナリティも表現したいときに、このカラーミックスなボストン型サングラスは、奥ゆきのあるスタイリングにひと役買ってくれるのです。

■5:ブラウンのヤシの木柄×ツーブリッジが大人の余裕あるカッコよさ

OLIVER PEOPELES for/pour alain mikli
OLIVER PEOPELES for/pour alain mikli

黒よりやわらかく落ち着いた印象を与えるブラウンミラー&ヤシの木柄は、どんなスタイルにもマッチする柔軟性があり、メタルのツーブリッジがセンスのよさを際立たせています。つける人や服を選ばず“ちょっと物足りない、ちょっとメリハリがほしい”というような、“ちょっとの変化の味つけ”がほしいときに重宝する一本です。また、正直サングラスは辛口になりすぎないか抵抗があるという人や、車を運転するときにメインに使いたいという人にもおすすめです。

■6:メタルカラー×べっ甲が軽快なこなれ感とクールさが秀逸

OLIVER PEOPELES for/pour alain mikli
OLIVER PEOPELES for/pour alain mikli

端正なメタルの美しさと繊細で華麗なべっ甲のデザインが、若いカジュアルとは一線を画す、大人ゆえの媚びないエレガンスを物語ってくれます。女らしくこなれた雰囲気を放つ、落ち感のあるワイドパンツや、華やぎあるデザイントップスなど、洗練されているけど優しげで親しみやすい距離感のアイテムを同居させるのが正解です。気負わない休日スタイルや遊び心のあるカジュアルシーンにも、それに合った大人のエレガンスさは忘れたくないけれど、旬なカッコよさもほしい…そんなときに、このメタルカラーのべっ甲サングラスが、夏の装いに新鮮味をもたらしてくれます。

■7:上品スマートなカジュアルに合わせたいべっ甲ラウンド

OLIVER PEOPELES for/pour alain mikli
OLIVER PEOPELES for/pour alain mikli

顔の印象をやわらかくする効果があり、人を引きつける不思議な魅力を放つラウンド型サングラス。現在のレトロサングラスブームと相まって、とても人気の高いデザインです。しかし、「どんなスタイルに合わせたらよいの?」、「コミカルに陥らないか…」など不安を抱く人も多いのでは。大人の品格と女らしさを保つには、コーディネートの中にパキッとした、質のよい白の割合を多くもってくるのが鍵となります。お手持ちの白デニムや白系のハット、白い機械式時計などを合わせれば、上品スマートな大人の装いのアクセントになってくれます。

※OLIVER PEOPLEとalain mikli両方の直営店で6月初旬より販売開始。全4型、各4色 ¥38,000~¥43,000(税抜)

 

デザインも機能性も優れた、いいとこどりなコラボレーションサングラスはいかがでしたでしょうか? 夏らしいコーディネートの胸元のアクセントとして、ハーフアップしたヘアのカチューシャ代わりとして、心身ともに解放される、キラキラと眩しい季節のおともにアップデートしてみてください。

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2017.7.16 更新
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クレジット :
文/香川綾乃